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「美術館に行こう。」-私の美術館体験記 応募作品のご紹介

美術館体験記 岡山県・大原美術館 写真

兵庫県たつの市 佐藤様 (女性)

訪問日: 2014年11月28日

私は今まで美術館という物に興味はありましたが行く機会がなく学校の行事以外で行ったのは23歳になるまでありませんでした。
この大原美術館に行くきっかけになったのは友達との旅行でした。
どこに行くか話し合った結果岡山の美観地区に行くことになりそこで友達と話している時に大原美術館を知りました。美観地区には子供の頃に行ったことがあったのですがあまり覚えてなくて美術館がこの中にあることを行くまで知りませんでした。
その日は生憎の雨で散策をするには少し残念な天気でした。大原美術館は美観地区の雰囲気を壊すことなく明治時代を思わせるロマンチックな建物でした。建物の中もイメージ通りでまるでタイムスリップをしているようでした。
この日は5月5日ゴールデンウィークだったので人も多く少し賑やかな感じがしました。
私は美術館の静寂な空間に少し緊張してしまうので安心しながら作品を見ることが出来ました。少し残念なのは人が多くてゆっくり見れなかったことです。
私が作品の中で一番印象的だったのがクロード・モネの「睡蓮」です。
今まで画像なので見たことはあるのですが本物はやはり違うと実感しました。
あのなんとも言えない色と風景は私を虜にしました。ずっと眺めていたいと思ってしまうほどでした。
あと記憶に残っているのはレオン・フレデリックの「万事は死に帰す、されど神の愛は万事をして蘇らしめん」です。
私はフレデリックの作品を見たことがあるのですがその時見た作品よりも遥かに大きく人間の人生そのものを描いているこの絵は圧倒的でした。同時に恐怖を覚えました。でもこの作品は人を引きつけてやまないそんな気がします。機会があればもう一度見たいと思っています。
館内から出た時に私はタイムスリップから戻ってきたように思いました。またもう一度時代を遡ってみたいと思います。
本当にいい体験をしたと思っています。
この日の旅行は日帰りだったので今度は美観地区にある旅館泊まってゆっくり堪能したいと思います。

松江市 藤井さん(男性)

訪問日:2011年11月1日

福山に実家のある私にとっては5,6度来館したことのある馴染みのある美術館だが、今回は約2年ぶりで久しぶりの訪問だった。所蔵品のなかでも著名なものは以前と同じように展示されていたが、その他の作品は部分的に入れ替えられていることに気がついた。以前は気がつかなかったが、受付の隣に手荷物を無料で預かってくれる窓口があり、身軽に見学できとても助かった。世界的な名品をこれだけ収蔵する美術館は中四国はもとより全国的にも貴重だと思うので、ぜひまた訪れたい。

姫路市 矢代さん(女性)

訪問日:2011年9月24日

江戸時代は天領として栄えた白壁の町、文化の町、倉敷。私はこの町が大好きです。特に倉敷川沿いの柳並木と、そこにたたずむギリシャ様式の日本初の私立西洋美術館である大原美術館。

大原美術館には特別展など必要ありません。気の向くままにふらっと訪れるのがベスト。エル・グレコの受胎告知、ムンクのマドンナ、セガンティーニのアルプスの真昼、ホドラーの木を伐る人、ルノワールの泉による女、そしてお馴染みモネの睡蓮など。教科書に載っている絵画が次々に目の前に現れて、事業家大原孫三郎氏コレクションの質と量に感嘆します。

地元の画家、児島虎次郎の絵画も、また棟方志功の版画や芹沢けい介の染色、陶芸館の陶器も実に味わい深いです。建物の外観のみならず、内部の壁や天井も美術品。美術館を出た後も、焼きたてのちくわや濡れ煎餅を食べたり、備前焼きのお店を冷やかしたりしながら美観地区をそぞろ歩くのはとても楽しいです。

西条市 越智さん(女性)

訪問日:2011年5月4日

モネ、ユトリロ、ピカソなど有名な画家の作品が間近に見られて、とても嬉しかったです。モネの「睡蓮」をみたときには、実物の奥深い色使いにとても幸福な気持ちになりました。ルノワールの「泉による女」は、とても離れがたかったです。

私は、絵画については詳しくはないのですが、気に入った絵画を眺めているときの幸福な時間ちは、なにものにもかえがたいものです。

今回、貸出中で見られなかったゴーギャンの「かぐわしき大地」など、まだまだ見てみたい作品があるので、ぜひまた訪れたいと思います。

泉佐野市 玉置さん(女性)

訪問日:2010年3月18日

大阪から朝6時出発、日帰りで訪れました。10年前に訪れたときには気づきませんでしたが、建物自体もア-ト作品のように趣があり、一昔前にタイムトリップしたようでした。

そんなクラシックな建物の中にジャスパ-ジョ-ンズやアンディ-ウォ-ホ-ルのような、前衛絵画が展示されているのが非常に面白かったです。

いつもは企画展を目当てに美術館に行くのですが、大原美術館は大原美術館を目的に、何度でも行きたいと思わせてくれる場所でした。

吹田市 林さん(61歳・男性)

訪問日:2009年8月22日

もう何度となく訪れた大原美術館ですが、いつ訪れても素晴らしい絵画の数々ととそのたたずまいに感動を覚えます。

特に、本館二階の展示室は最も好きなスペ-スです。天井が高く、伸びやかな空間に展示されている印象派の絵画を鑑賞すると、なんともいえない幸福感と満足感に包まれます。

それと、本館二階北側の丸窓から見る倉敷の町並みは、私の最も好きな風景です。丸窓の外には美術館正面玄関の円柱を間近に、緑御殿や鶴形山などの倉敷の町並みが見えます。

美術鑑賞に疲れたら、館の内外のあちこちに置かれているベンチに座って一休みしたり、場合によっては美術館の外に出て喫茶店で一服することも、飲食店で空腹を満たすこともできます。同じ日ならば、何度でも入館できるというのもうれしい制度です。

神戸市 富山さん(53歳・男性)

訪問日:2008年11月

 教科書でみたことのある名品の数々が目の前にあることの不思議さ驚きをあなたに。

 説明していただいた男性のかたが、とても懇切丁寧でこれまた感動しました。

 ある企業に勤めておられたが、縁がありお仕事されているとか。趣味と益実を兼ねてですかと尋ねたら、これが私の生きる道・・・・と