- (写真上)近代美術館や博物館などが入る複合棟。中は明るく広々とした空間が広がる(写真右)高台からの眺めは絶景。園瀬川から眉山、徳島市内、遠くは紀伊水道を望める
徳島市の南、園瀬川を見下ろす緑豊かな丘陵地に広がる徳島県文化の森総合公園。ここに徳島県立近代美術館があります。約40ヘクタールの広大な敷地には、同館をはじめ、博物館、21世紀館、鳥居龍蔵記念博物館があり、4施設が同じ建物内に入っています。隣接して図書館や文書館もあり、ここに来れば関心に沿ったそれぞれの楽しみを見つけられます。
そのなかで徳島県立近代美術館は、近現代の美術に気軽に触れられる魅力ある施設です。バラエティに富んだ特別展はもちろんのこと、所蔵作品展のすばらしさには驚かされ、何度でも足を運びたくなります。そのコレクションは美術品だけで約4,500点、二次資料を含めると8,500点を超え、展示替えのたびに新鮮な感動をもたらしてくれます。幅広い視点から工夫されたワークショップも開催され、美術や作家により親しめるのが人気の秘密です。