- 欧風のアプローチや日本の切り妻屋根、下から素材が自然石、タイル、アルミへ変化し、建物で国と時代を超えた融合を表現
比治山を上ると見えてくるのが広島市現代美術館です。低層階のモダンな建物は、自然との共生を考えて建築家・黒川紀章によって設計されたもの。
ここには主に第二次世界大戦後の秀作や若手アーティストによる現代美術作品1,500点以上がコレクションされ、絵画、オブジェ、映像、インスタレーションなど多彩な展示を楽しめます。また、岡本太郎「明日の神話」の原画など、広島の歴史や平和を扱う作品も見逃せません。
現代美術は難しいと思われがちですが、ユニークな切り口やわかりやすいテーマで展示され、展示室には作品解説スタッフが常駐していますから気軽に疑問をたずねることができます。屋外では爆心地方向にたたずむヘンリー・ムーアの「アーチ」など、オブジェと自然のコラボレーションを楽しめます。