- 御影石、ガラス、スチールを基調にしたスタイリッシュな外観
- 特別展では国内外の名作からアニメまで幅広いジャンルを楽しめる
兵庫県立美術館は、阪神・淡路大震災からの「文化の復興」のシンボルとして、2002年に神戸東部新都心(HAT神戸)に開設されました。
北入口にはLED照明による誘導灯や、ウェルカムメッセージが流れる大型ディスプレイがあり、思わず立ち寄りたくなります。
前身の近代美術館時代から収集されてきたコレクションは、近代彫刻や版画、現代美術、兵庫県ゆかりの洋画家の作品など約8,000点。1・2階の常設展示室で順次紹介され、充実したコレクション展が魅力です。注目は、新しくコレクションに加わった本多錦吉郎「羽衣天女」、小出楢重「喇叭のある静物」。戦後の関西で前衛美術運動を展開した「具体美術協会」のメンバーの作品も多く、見逃せません。神戸生まれで近代洋画を代表する小磯良平と金山平三については記念室が設けられ、代表作をいつでも堪能できます。
また3階の企画展示室では大規模な特別展が開催され、毎回話題です。
会期中は、学芸員によるギャラリートークやボランティアによるガイドツアー、子ども対象の制作と鑑賞の両方を楽しめるプログラムを実施。美術情報センターでは、展覧会図録や美術関連の書籍も自由に閲覧でき、多様な視点から作品を見つめられます。子育て中の方は、一時保育ができる「美術鑑賞day」(要予約)を利用されてはいかがですか。ゆっくり作品に浸れます。