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情報誌「瀬戸マーレ」

ぐるグルわたる

ガッツリいただく冬のスタミナ

読者のみなさまの投稿からご紹介する、ご当地グルメの一店。
ハンドルネーム「いつも元気」さんから「加古川の名物かつめしの中でも、知る人ぞ知る名皿です」と投稿いただきました。
一体、どんなお味?と、市内にあるビルの一室へ、探検隊気分で訪れました。

レトロなビルの扉を開けて

加古川のご当地グルメとして名高い、かつめし。それはどんな食べ物?と首をかしげていると、加古川で青春を過ごしたスタッフTが「ビーフカツがご飯の上に乗っているんです。地元の人なら誰もが知ってる食べ物ですよ」と一言。
彼を案内人に、ぐるわた編集員一同で出かけることに。

着いたのは、4階建ての白いビル。入口に「かつめし」の旗がはためいています。が、本当にここにお店が?と思うほど静か。周囲は学習塾があるような住宅街。
意を決して、ビルの小さな階段を上がっていきました……

2階に着くと、いきなりレンガ造りの壁と、茶色い木枠の扉の上に「シャルール」の看板を発見!間違いなくココでした!

ちょっと分かりにくいものの、かつめし旗を目印にして
ちょっと分かりにくいものの、かつめし旗を目印にして

ジューシーな牛カツがライスの上にどっさり

早速、メニューの「牛カツめし」なるものをオーダー。油でジュッと揚げ、手際よくカツを切って、特製ソースをかけると出来上がり。

さあ、お味は……こりゃイケる!見た目のボリューム感もさることながら、口に入れると、さほど油っこくないのが意外。ソースは酸味がほんの少しあって、甘すぎず辛すぎず、不思議なコク深さ。牛カツにしっとりと染み込んで、肉のうまみを引き立てています。

スタッフTも「めちゃうまいです!」と、カッつきました。

店主の三俣秀貴さんは、この道38年の大ベテラン。飲食店を開いた40年前に、「加古川でやるならかつめしがないと」と、周囲からアドバイスを受けたそう。ビーフカツにデミグラスソース系のたれをかけ、洋皿にお箸で食べるのが、加古川かつめしのざっくりとした定義。あちこちのお店を食べ歩き、研究を重ねて自分の味を見つけたといいます。

「野菜をたっぷり使って、ソースに手を抜かないのがコツかな」と三俣さん。居心地のいい店内で、スタッフ一同すっかり、かつめしファンになりました。

牛ジャンボカツめし(1,180円)は、ご飯もお肉も1.5倍
牛ジャンボカツめし(1,180円)は、ご飯もお肉も1.5倍

食べ出したらとまりません
食べ出したらとまりません
●プチレスト シャルール

小さいながら落ち着く空間。かつめし目当てで遠くからやってくる人も。


住所/兵庫県加古川市加古川町中津 三島ビル2階
TEL/079(424)8557
営業時間/
午前11時30分~午後2時(L.O.)
5時~7時(L.O.)
休み/月曜、12月31日~1月3日


店主の三俣さんと奥さま
店主の三俣さんと奥さま。プロのこだわりに、家庭の味のやさしさをプラスした同店のかつめしは、小さな子どもも喜んで食べるそう
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