ゴツゴツとした岩だらけの景観は、花崗岩が長い年月の間に風や雨などによって風化して生まれた。
風をつかまえる、自然を全身で受け止めて汗を流す。絶景の中でカラダを動かすのは最高の気分だ。標高235mの王子が岳は、眼下に瀬戸内海の大パノラマが広がり、対岸に香川県の町並みや四国連山の山並みが望める圧巻のビュースポット。瀬戸大橋を端から端まで見渡すことができ、こんな景色はなかなか出会えない。巨岩、奇岩が露出するダイナミックな景観で、ボルダリングの練習をする人がいれば、頂上までの道をロードバイクで登ってくる強者もいて、山の上は意外にもスポーツを楽しむ人でにぎわっている。
間近に見る岩はどれも個性的な形だ。つけてある名前が絶妙で、ニコニコ岩なんてどう見ても笑っているようにしか見えない。岩の上に立つのはちょっとスリリングだけれど見晴らし抜群。絶景を独り占めしているみたいだ。
そんな王子が岳はパラグライダーのメッカ。山頂のパークセンター付近はフライトポイントになっていて、インストラクターと一緒の二人乗り体験なら気軽に飛べる。テイクオフに必要な向かい風を待って海に飛び出す。風に乗り、抜けるように青い空と海と一体になって鳥になった気分だ。
岡山県倉敷市及び玉野市に位置する。
児島ICより頂上付近駐車場まで車で約20分、渋川港近くから遊歩道で歩いて登ることもできる。
下記のURLから予約するか、当日パラグライダーが飛んでいれば、パークセンターの近くにいるフライヤーに声をかければすぐに乗れる。
料金/二人乗り体験 約20分で8,000円(保険料込み)
日時/土日祝日及び年末年始など一般の休業日 11:00~16:00
※天候及び風の状況により、フライトできない場合や、体験時間が短くなる場合がある。
申込/岡山県PGフライト協会(王子が岳パラグライダー)
http://www.oujigatake.com/
絶景の中で一息つけるなんて最高。カフェ「belk(ベルク)」は海に面した窓が全面ガラス張りで、美しい景色を眺めながらくつろげる。「昔からこの景色が好きだった」という店主のこだわりが詰まっていて、家具のほとんどは手づくり。一杯ずつ丁寧にドリップしたコーヒーや、玉野市で話題のブレッド&ドーナツ店「HOHO」の天然素材で作ったトーストやケーキを味わえ、癒やされる。
住所/岡山県倉敷市児島唐琴町7 王子が岳パークセンター
営業時間/10:00~18:30 ※LO18:00
定休日/無休
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