渦潮はいつでも見られるわけではない。満潮時と干潮時の前後1時間半ほどが見頃で、大潮の時は大きな渦潮が発生する。大きな船でゆったり観潮できる「わんだーなると」(写真上)、水中展望室のある小型の「アクアエディ」(写真下)、好みの船で楽しもう。
轟音を立てて海がうねり、大小の渦潮が生まれてはすぐに消え、また別の場所で生まれる。鳴門海峡は、世界最大級の渦潮を楽しめるスポット。幅約1.3㎞の狭い海峡と、海底の複雑な地形、潮の満ち引きによって激しい潮流が生じ、渦潮が発生するのだ。
海の中の渦潮を見たくて、徳島の亀浦観光港からアクアエディに乗り込んだ。この観潮船には水面下に展望窓がある。渦潮に近づいたのだろう、無数の泡がわきたち、ジェット水流に巻き込まれたようだ。その中で白い竜巻状のものが見えた。これが渦潮の芯か! 想像より小さいが、強い吸引力が海面に大きな渦を巻き起こす。船を細かく動かし、渦の中心ぎりぎりまで接近してくれるので、かなりの確率で芯を見ることができる。こんな芸当、馬力があって小回りがきくアクアエディにしかできない。船長さんの操船術にも脱帽だ。
住所/徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字大毛264-1 電話番号/088-687-0101
営業時間/ 8:00~17:00 定休日/年中無休
料金/大人2,400円、こども(小学生)1,200円 ※乗船には事前の予約が必要。
住所/徳島県鳴門市鳴門町(鳴門公園内) 電話番号/088-683-6262
営業時間/9:00~18:00 ※時期により異なる。 定休日/3・6・9・12月の第2月曜
料金/大人510円、中高生410円、小学生250円
住所/徳島県鳴門市鳴門町(鳴門公園内)
電話番号/088-687-1330 営業時間/ 9:00~17:00 ※時期により異なる。
定休日/無休 料金/大人610円、中高生410円、小学生250円
激しい潮流がおいしい魚を育むこのあたりは食も外せない。淡路島の絶景レストランうずの丘には、淡路島の食材を使った絶品メニューが並ぶ。なかでも約4割の人が注文するという海鮮うにしゃぶは獲れたての生うにを惜しげもなく使い、甘み、風味が別格。締めの雑炊まで残さず平らげた。
住所/兵庫県南あわじ市福良丙936-3 うずの丘大鳴門橋記念館2F
電話番号/0799-52-2888
営業時間/9:00~15:00(L.O.) 9/3から10:00~
定休日/火曜日(祝日、長期休みは臨時営業)、1/1
その時期に獲れる美味しいうにを使用。特に6~10月は最高級品種といわれる赤うにを味わえる。うにをベースにしたスープに新鮮なお刺身串をくぐらせて食べる。甘みと風味がたっぷりなのにあっさりしていて箸が進む。
神戸淡路鳴門自動車道のおすすめメニューをぜひ。