ホーム > 瀬戸マーレ vol.50 > こだわりの海鮮グルメを求めて淡路島を北から南へ
こだわりの海鮮グルメを求めて淡路島を北から南へ

刻々と変化する景色や美しく並んだ器が美術館のような雰囲気でもてなしてくれる。源平専用の桟橋があり、ヨットやクルーザーで来店する人もいるそう。

海鮮ドライブ 淡路島

こだわりの海鮮グルメを求めて
淡路島を北から南へ

本州からも四国からも気軽に行ける淡路島には、
播磨灘でとれた魚介類を中心に、こだわりが詰まった海鮮グルメを味わえる店がいっぱい。
明石海峡大橋を渡ってドライブしよう。

明石海峡を眺めながら地魚料理に舌鼓

淡路ICを出て、真っ先に向かったのは岩屋港。ここに旨い料理と絶景を楽しめる「寿司割烹 源平」がある。特等席はカウンター。視界いっぱいに壮大な明石海峡大橋と海が広がり、刻々と変化する景色を眺めながら目の前で店主の吉田光佑さんが寿司を握ってくれる。素材を知り尽くし、旨み、香り、食感を引き出す技に見とれてしまう。

注文したのは淡路の旬のおいしさを味わえるランチの「おまかせにぎり」。噛むほどに甘みが広がるタイ、吸盤のコリコリと滑らかな身が味わい深いタコ、秋のハモは脂が乗ってジューシーだ。「どれもびっくりするぐらい味がするでしょう。地産地消だからこその濃厚な味わいを喜んでいただけたら」と吉田さん。

源平で提供されるのは、地元の海で獲れる活きのいい魚介類。淡路島の西側に広がる播磨灘は、エサが豊富で、産卵や生息場所となる天然の砂地があり、早い潮流に鍛えられて魚の身が引き締まっている。水揚げされてすぐに市場で目利きのプロが選りすぐり、競り落とした魚の中から一番いいものを仕入れているのだ。しかも一日水槽で泳がせ、魚のストレスを軽減し、旨みを戻してから調理している。

「ぜひ」とすすめられた「伝助アナゴのお刺身」はわざわざ求めてくる人が多く、淡泊な中に滋味あふれる旨みが広がる。秋から冬にかけてサバ、サワラ、マナガツオなどがおいしくなる。「今日は何がある?」なんてやりとりしながら地物を味わえるのが楽しい。

一軒目から大満足。これから巡る淡路島の海鮮グルメに期待大だ。

丁寧に包丁を入れ、調理する所作が気分を盛り上げてくれる。
明石海峡大橋と対岸の明石や神戸の街並みを見ながら爽快にドライブ。
きれいに並べられたネタ箱を見るのも楽しみ。
昼食の「おまかせにぎり」(八貫、赤出汁)4,400円。地元の魚介類だけでなく、2週間熟成させた本マグロなどが入ることも。
「伝助アナゴのお刺身」2,420円 伝助アナゴは通常のアナゴより太く長く、砂地で育った身は柔らかい。
寿司割烹 源平

寿司をはじめ、刺身、揚物、汁物、焼物など、厳選された食材のおいしさを何倍も引き立てる料理を味わえる。

住所/兵庫県淡路市岩屋925-22 
TEL/0799-72-2302 
営業時間/ランチ 11:00~15:00(L.O.14:00) 
ディナー17:00~21:00(L.O.20:00) 
※夜の営業のみ、当日17:00以降ご予約が無い場合は営業を終了。 
定休日/火曜日、水曜日 駐車場/あり 
※店舗の営業状況は変更の可能性があります。
TOPに戻る

テイクアウトで
激うま海鮮を食べまくり

海沿いで出会う仰天グルメ

リゾート感漂う淡路島北部から海岸線を南へ。テイクアウトで海鮮を味わえる店が点在し、立ち寄らずにいられない。道路まで香ばしい匂いが漂うのは「あさじ」。活きアナゴを使い、「焼きは他の人にまかせない」というご主人が炭火で丁寧に焼き上げる。肉厚でふんわり弾力ある身はとろけるよう。

ドライブ休憩は東浦ターミナルパークで。ここに名物がある。播磨灘で獲れたマダコ一匹丸ごと使った「やま髙」の「たこ姿焼」だ。粉をまぶし、鉄板でジューッとプレスするパフォーマンスが楽しい。プリプリの身が柔らかく、ピリ辛味が後を引く。

さらに南下するとまばゆい景色が飛び込んでくる。青く輝く海、砂浜や岩で彩られた海岸、釣りをする人々。わくわくするドライブのお供には「たまご屋さんちのたこ焼き」がぴったり。播磨灘のタコを豪快に使った「たこ唐たこ焼き」は生地からはみ出すほど大ぶりで、思わず笑みがこぼれる。油で揚げているから旨みが凝縮し、まろやかな生地と合う。

炭火で焼いた活きアナゴはふわとろ

活きアナゴにこだわり、その日使う分だけ開いて大きさや状態、天候に合わせてご主人が炭火を調節し、丁寧に焼き上げる。テイクアウトの「あなご丼」(860円~)もおすすめ。
大あなご(1串2匹) 1,620円
寿炭焼きあなご あさじ
住所/兵庫県淡路市浅野南101-6 
TEL/0799-82-0757 
営業時間/9:00~17:00(売切れ次第閉店) 
定休日/火曜日(祝日の場合営業)、毎月第3水曜日 
駐車場/あり 
※店舗の営業状況は変更の可能性があります。

ドドーンとタコ一匹を食らう

たこ姿焼 1,280円
地酒も製造するご主人が、お酒に合うものをと作ったのが「たこ姿焼」。地物で400g前後のタコでなければこのおいしさにならない。店内では地元の農産物や土産物も販売している。
やま髙 (東浦ターミナルパーク内)
住所/兵庫県淡路市浦657 
TEL/0799-74-2707 
営業時間/9:00~17:00 
定休日/無休 
駐車場/あり 
※店舗の営業状況は変更の可能性があります。

タコの足がはみ出す驚きのボリューム

たこ唐たこ焼き(6個入り) 648円
タコはもちろん、たまご会社が経営するたこ焼き屋だから生地にもこだわっている。時間が経ってもふわっとおいしく、特製保温パックで岐阜まで持ち帰っても温かいという。
たまご屋さんの手作りプリン 194円
たまご屋さんちのたこ焼
住所/兵庫県洲本市中川原町厚浜725-1 
TEL/0799-28-0850 
営業時間/9:00~18:30(売切れ次第閉店) 
定休日/水曜日 
駐車場/あり 
※店舗の営業状況は変更の可能性があります。
TOPに戻る

港町の食べ歩きは格別

最後にたどり着いたのは、淡路島南部の福良港にある道の駅福良。周辺には農水産物の直売所や飲食店、鳴門のうずしおクルーズの発着港があり、散策しながらの食べ歩きが楽しい。「練物屋」はタコ、フグ、ハモなど淡路島の食材たっぷりのかまぼこをいつでも注文してから揚げてくれる。食材ごとに食感が違い、食べやすくかわいい形にキュンとする。

海鮮焼きの匂いに吸い寄せられるのは「山武水産」。「活きがいいからあまり手を加えなくてええんよ」とお母さん。特製タレで薄く味付けした「大あさり焼」は、ぷっくりした身からあふれ出す濃厚な旨みがたまらない。おいしいものを食べてほしいという地元の人のもてなしに頬が緩みっぱなしだ。

幸せな一日にふさわしい美しい夕日が西の水平線を赤く染め、しばらく余韻に浸っていた。

揚げたてだから、
表面はサクッ、中はフワフワ

島のりチーズ天 220円
かまぼこ専門店オキフーズの直営店であるこの店では今しか食べられないものを味わえる。淡路島ブランド食材シリーズが人気で、冬は3年とらふぐの身がごろごろ入ったナゲットが登場。
島はもナゲット 650円
高級食材シリーズのひとつで、淡路島べっぴん鱧の大ぶりの身が入っている。冬は「淡路島3年とらふぐナゲット」(760円)と移り変わる味を楽しめる。
練物屋 福良店
住所/兵庫県南あわじ市福良甲1530-2 
TEL/0799-52-0120 
営業時間/10:00~17:00(木曜日16:00) 
定休日/水曜日 
駐車場/あり 
※店舗の営業状況は変更の可能性があります。

鮮度抜群の大あさりを豪快に味わう

大あさり焼(3個入り) 600円
創業から約50年焼き続ける「大あさり焼」が名物。他にもサザエ、車エビなど好きな魚介類を水槽から取り出し、目の前で焼いてくれる。天ぷらもでき、店内では多彩な海鮮丼を味わえる。
山武水産
住所/兵庫県南あわじ市福良甲1528-4 
TEL/080-3036-9284 
営業時間/9:00~16:00 ※悪天候の場合休業 
定休日/水曜日 
駐車場/あり 
※店舗の営業状況は変更の可能性があります。
TOPに戻る

淡路島のSA・PAでおいしいものを食べよう。

せっかく淡路島に来たなら、寄ってって~! 淡路SAと淡路島南PAのイチオシ海鮮グルメをご紹介!

淡路産しらすと鳴門産わかめの丼 1,300円
淡路産シラスの釜揚げと鳴門海峡のワカメをふんだんに使用したご当地丼。釜揚げにしたシラスのふんわりとほどけるような食感とワカメのコリコリ食感が絶妙なハーモニー。醤油ダレをかけて召し上がれ!
たこの唐揚げ丼 1,170円
淡路島産タコを唐揚げにし、豪快にご飯にのせた「ザ・丼」の淡路SA店限定メニュー。潮の流れが速い淡路近海で育ったタコは、歯ごたえもよくぷりっぷり。サクサク、ジューシーなタコの唐揚げに箸が止まらない…!
海鮮丼 1,280円
上り線で人気急上昇中の海鮮丼は、タイ、タコ、サワラにシラス…など瀬戸内の旬の鮮魚を贅沢に盛り付け!鳴門海峡を望むパーキングエリアで、ぜひ食べたい一品。
TOPに戻る