‘技術協力’ カテゴリーのアーカイブ

JB本四高速では、一昨年より海外研修生を受け入れ、道路や橋梁の
設計・施工・維持管理に関する技術研修を実施しています!!

12月1日、研修生たちが待ちに待った明石海峡大橋を訪問する日がきました。午前中、神戸管理センターの交通管制業務について講義を受けた後、午後からアンカレイジ~補剛桁~塔頂へと登りながら、維持管理実習をしました。さすがに、明石海峡大橋のスケールの大きさには驚くしかなかったようで、ケーブル送気乾燥システム、ケーブルの振動対策、維持管理用作業車、塗装に使用する材料などなど技術的な質問も多数ありました。

12月2日には、野島断層保存館を訪問した後、神戸淡路鳴門自動車道の南半分にて研修を行いました。保存館では、断層や被災した民家が当時のままに保存されていること自体に大変な驚きをみせていました。また、館内の体験室では、震度7の揺れを体験し、改めて地震の恐ろしさを感じたようです。

その後、緑PAに行き、瓦が使われたベンチの補修実習をしたり、鳴門のうず潮を見ながら、大鳴門橋の上から下まで、長大橋の維持管理実務を体験しました。
次回につづく・・・

JB本四高速では、昨年より海外研修生を受け入れ、道路や橋梁の
設計・施工・維持管理に関する技術研修を実施しています!!

昨年に引き続き、~*海外研修生の技術研修はじまりました!!Ⅲ*~Part3をお伝えします!!(もう一度Part1から読みたい方は、こちらへ→Part1Part2)11月25日、3連休の後、千葉県銚子市の利根川河口に位置する既設の銚子大橋と現在建設中の銚子大橋を訪問しました。既設の銚子大橋は、昭和37年に完成したトラス橋で、現在、交通量が増えたうえに、塩害などによる損傷の進行のため、架け替えることになったようです。

実際に、既設の銚子大橋の塗装の状況を視察し、改めて塗装工事の難しさや重要性を認識しました。また、建設中の銚子大橋は全長が1.2kmもあり、その中央部には斜張橋が建設されています。塩害対策として、エポキシ樹脂が塗装された鉄筋が使われていたり、ケーブルの振動対策として、ケーブルカバーが工夫されていたり、と維持管理を考慮した設計・施工が実施されていることに注目しました。なお、新しい銚子大橋は、平成22年度に完成する予定とのことでした。

関係者のみなさま、大変お世話になりありがとうございました。次回につづく・・・

JB本四高速では、昨年より海外研修生を受け入れ、道路や橋梁の
設計・施工・維持管理に関する技術研修を実施しています!!

11月21日、小田原ブルーウェイブリッジ(世界で初めて建設されたエクストラドーズド橋、全長270m)の維持管理状況についての講義をしていただくため、中日本高速道路株式会社 小田原保全・サービスセンターを訪問しました。フィリピンには、日本のODAで建設された同じタイプの橋梁がありますが、維持管理がうまく実施できていないようです。

午前中、小田原ブルーウェイブリッジの概要、点検手法や点検頻度についてなど講義をしていただき、午後からは現地を視察しました。完成してから14年が経過しているとのことですが、研修生は、健全な状態に保たれていることに大変な驚きを見せていました。また橋の視察後、電気防食方法によって塩害対策が行われている現場も視察し、塩害による損傷、電気防食の説明などを聞いて、より維持管理の重要性を認識したことでしょう。

中日本高速道路株式会社のみなさま、大変お世話になりました。次回につづく・・・

JB本四高速では、昨年より海外研修生を受け入れ、道路や橋梁の
設計・施工・維持管理に関する技術研修を実施しています!!

今年は、「ケニア国道路維持管理能力向上コース」に引き続き、「フィリピン国道路・橋梁の点検・補修・品質管理コース」の実施を国際協力機構(JICA)より委託を受け、5週間にわたり技術研修を実施しています。11月17日東京のJICA研修センターにて、研修生2名に対し、5週間にわたる研修スケジュールのオリエンテーション後、18日午前には、当社社員が「道路・橋梁概論、維持管理に関する現状」について講義を行い、本格的に技術研修が始まりました。陽気なフィリピン人らしく、硬くなる様子もなく、活発な質疑を交えながら講義が進みました。

今回の研修生はフィリピン国公共事業省の職員で、男性は橋梁の建設・維持管理を、女性は品質管理全般を担当しています。研修は始まったばかりです。また、日本は、これからますます寒くなっていきます。まずは、健康に注意し、5週間がんばっていただきたいものです。本研修については、これから連載していきますので、お楽しみに!!

JB本四高速では、昨年より海外研修生を受け入れ、道路や橋梁の
設計・施工・維持管理に関する技術研修を実施しています!!

10月31日、JICA兵庫国際センターにて、4週間にわたる技術研修の報告会が開催されました。報告会では、ケニア国における道路および橋梁の維持管理に関する現状分析、研修中に日本で学んだこと、そして、研修の成果をケニア国の現状を改善するために適用していくための行動計画案が発表されました。


上記の発表に加え、研修生は、研修期間中に日本各地を訪問したこと、さまざまな先進的な技術に触れることができたこと、特に、それらが独自に開発されたものであり、維持管理に積極的に取り組んでいることなどが印象に残ったようです。報告会の後、JICA兵庫国際センター所長より、研修生に研修修了証書が手渡されました。4週間にわたる研修、お疲れさまでした。帰国後の活躍を期待しています。さて、JB本四高速は、今後も海外研修生を受け入れ、積極的に技術協力を実施していく方針です。今度は、フィリピンから研修生が来ます!!

もう一度Part1から読みたい方は、こちらへ→Part1Part2Part3Part4Part5Part6