‘技術協力’ カテゴリーのアーカイブ

長大橋管理連絡会議は、平成11年にJB本四高速
(当時は本四公団)が提唱して始まった会議です。

「長大橋の維持管理技術の合理化および高度化を図るため、長大橋を管理している機関と維持管理に係る技術情報を定期的に交換する。」ことを目的に毎年1回開催しています。今年は11月1~2日に第9回の会議を神戸で開催し、国内の長大橋(概ね支間長500m以上の吊橋・斜張橋)を管理する9機関が参加しました。

 
          会議の様子          明石海峡大橋現地調査の様子

11月1日の会議では参加機関より、耐震補強、防食・疲労、保守点検など、長大橋の管理上の課題と対応状況について報告がありました。翌日は明石海峡大橋の現地調査を行いました。今後もこの会議を通じて、長大橋技術の情報拠点としての役割を担っていきたいと思います。

====瀬戸大橋の維持管理を体験しました!!====

11月19日、20日の2日間、当社の坂出管理センターにて、瀬戸大橋の維持管理を体験しました。初日は、瀬戸中央自動車道、瀬戸大橋の概要説明、点検や塗装など維持管理全般にわたる講義後、維持管理の現場に向かいました。現場では、瀬戸大橋に設置されている内面作業車に乗り、鋼床版の点検を体験したり、刷毛で塗替塗装作業を体験してみたりと、狭隘な現場での点検や作業の難しさを学び、研修生にとって大変有意義な経験になりました。


二日目は、瀬戸大橋架橋記念館にて、瀬戸大橋の建設技術を学ぶとともに、その建設中に亡くなられた方々の慰霊碑のことも紹介されました。また、高架橋壁高欄の補修工事の視察、SA・PAの清掃作業を視察しました。さらに、管理センターにて、維持管理データベースについて説明を受け、点検記録の管理やそれに基づいた補修の実施などについて研修生から活発な質問がありました。

次回Part7では、海外研修生達が広島県道路公社が建設中の豊島大橋キャットウォークを歩くことに・・・最初の一歩が・・・To be continued…..

====長大橋技術を勉強しました!!====

12月に入り、今年も残り少なくなってきました。さて、”海外研修生の技術研修はじまりました!!”も、今回でPart5です。技術研修も半分終了し、海外研修生達は、11月14日~16日の3日間、当社(JB本四高速)において、長大橋の建設を実現した設計・施工技術および最新の維持管理技術に関する研修を受けました。14日と15日は、神戸のJB本社の会議室にて、会社および本四連絡橋プロジェクトの概要、世界一の吊橋および世界一の斜張橋を実現した設計や施工の技術開発の経緯、また、それらを200年以上にわたって保全していくための絶え間ない維持管理の現状について、講義と討論が行われました。


16日には、世界一の径間長を誇る明石海峡大橋を視察し、大変感動した様子で、中には、アームストロング船長の「月面着陸」を引き合いに出すほどの感激ぶりでした。その後、淡路島内の高架橋の耐震補強工事、大鳴門橋に隣接する高架橋の補修工事を視察し、長大橋のみならず、一般橋梁の維持管理についても、しっかり勉強してきました。

もう一度Part1から読みたい方は、こちらへ→Part1Part2Part3Part4
Part6につづく・・・

====国道の維持管理現場で研修しました!!====

11月9日~13日の3日間、橋梁点検の現場や橋面防水工事の現場にて研修が行われました。本研修は、国土交通省の協力を得て実施されました。3日間の研修は、兵庫国道事務所の概要説明から始まり、神戸維持出張所では、国道2号線の維持管理に関する講義をしていただきました。


また、国道2号線浜手バイパスにおいて、橋梁点検の実習として、鋼製橋脚の疲労損傷調査方法について講義をしていただくとともに、鋼製橋脚の補強例について解説していただきました。最終日には、同じく浜手バイパスにおいて、舗装下の防水層の交換工事現場にて、防水層の役割や補修方法の紹介とともに、実作業に立ち会う機会をいただきました。研修生一同、実際の点検業務や交通規制した状況下における補修工事を興味深く視察していました。

今回の研修では、国土交通省 近畿地方整備局 兵庫国道事務所および神戸維持出張所の関係者みなさまのご協力をいただきました。大変お世話になりました。 まだまだ続きますよ。。。お楽しみに!! Part5につづく・・・

====維持管理現場と建設現場を視察しました!!====

Part1Part2に引き続き、今回は、Part3です。。。
海外研修生達は、11月7日に高架橋の壁高欄を補修する工事を、また、11月8日には、第二東名高速道路の建設現場を視察しました。関越自動車道月夜野ICのランプ橋では、冬季における凍結防止剤の散布によって発生した塩害による損傷の補修工事が行われています。損傷した箇所をウォータージェットによって削り取る作業を興味深く視察しました。


現在、建設が進んでいる第二東名高速道路のうち、静岡県内の引佐IC(仮称)~浜北IC(仮称)間を走行しながら、引佐IC、引佐トンネル、都田川橋、浜北高架橋など、いろいろな工事を視察し、エキストラドーズド橋の都田川橋を見て感激するとともに、維持管理の方法などについて、活発な意見交換が行われました。

今回の視察は、NEXCO東日本(株)およびNEXCO中日本(株)の関係者みなさまのご協力をいただき、大変お世話になりました。 Part4につづく・・・