‘技術協力’ カテゴリーのアーカイブ

====コンクリートの品質管理を勉強しました!!====

11月5日、生コンクリート製造工程における品質管理を勉強するために、関東宇部コンクリート工業(株)を訪問しました。午前中の研修は事業概要と工場視察、午後はコンクリートの品質管理に関する講義および品質管理試験の実演と講習が実施されました。


品質管理に関する講義では、コンクリート製造者としての品質の確保に対する取り組みについて詳しく講義が行われるとともに、品質の向上とコストの低減の両立に向けた取り組みが紹介されました。また、コンクリートの圧縮試験、スランプ試験、空気量試験および高強度コンクリートの練り混ぜ試験のデモンストレーションが実施された後、研修生みずからによる、スランプフロー試験および空気量試験の実習が行われました。慣れない手つきで、みんながんばっていました。。。

関東宇部コンクリート工業(株)の皆さん、お忙しい中、大変お世話になりました。Part3につづく・・・

JB本四高速では、海外から研修生を受け入れ、長大橋の設計・施工・
維持管理について技術研修を実施し、国内はもとより海外へも積極的
に技術協力を行っています!!

国際協力の一助として、「フィリピン道路・橋梁の点検・補修・品質管理コース及びエチオピア橋梁維持管理能力向上コース」の実施を国際協力機構(JICA)より委託を受け、10月29日より1ヶ月にわたり、技術研修を実施します。


10月29日、東京のJICA本部にて、1ヶ月におよぶ研修のスケジュール等に関するオリエンテーションが実施され、31日には、当社社員が、「橋梁の維持管理、点検方法概要、維持管理予算等」に関する講義を行い、本格的に技術研修が始まりました。今回は、2ヶ国から、それぞれ2名研修生として受け入れました。研修生は、それぞれの国では、JICA技術協力プロジェクトのリーダー的な存在の方々です。当社からも専門家が派遣されています。

研修の内容について、これから連載しますのでお楽しみに!Part2につづく・・・

第23回世界道路会議(PIARC主催)が、平成19年9月17日~21日の間、フランス・ パリにおいて開催されました。今大会は、PIARC創立100周年を迎える記念の大会であり、世界130を超える国・地域や組織から、4,000名を超える関係者が参加し、当社からも、5名参加しました。(わたるもフランス↓パリへ同行)


日本の「道路100年史」として、「本四架橋の歴史」が大パネル6枚にわたって展示され、本四3ルートの概要、長大橋の建設記録、架橋後の経済効果などが紹介されました。また、「吊橋の保全技術」と題し、箱桁塗装ロボット・磁石車輪ゴンドラなどを紹介したパネルを展示し、明石海峡大橋の設計・施工・維持管理をまとめたDVDを放映し、PR活動を行いました!!

次回の会議は、メキシコで開催されることが報告され閉会となりました。。。

JB本四高速では、明石海峡大橋や瀬戸大橋をつくった経験を活用して、
国内外の長大橋をはじめとする各種プロジェクトを技術支援しています!!

このたび、長崎県にある平戸大橋に、本四高速で開発した吊橋ケーブルのさび対策が採用されることになり、橋を管理している長崎県道路公社より、対策工事実施の委託を受けました。平戸大橋は1977年4月に完成した、主塔間の距離が465mの吊橋です。完成後約30年が経過しているため、これからも安全に皆様に通っていただくために、予防保全として主ケーブル内に乾燥空気を送り込むという、最新のさび対策が行われることになったものです。


現地工事は4月から始まっており、8月にはケーブルへの設備の取り付け作業を終えました。9月はその他の設備工事を行っていますが、秋には現場工事が完了し、さび対策のために設置した機械が動き始める予定です。

橋梁維持管理セミナーのため、8月エチオピアに約1ヶ月行ってきました!!

エチオピアは人口約7,500万人、面積は日本の約3倍です。アフリカで植民地にならなかった唯一の独立国で、コーヒーの発祥国としても有名です。今回のセミナーでは、エチオピア道路公社等で実際に橋梁の維持管理を担当している技術者を対象に、予防保全(早期点検・早期補修)の重要性や、維持管理にあたっては設計・材料・施工の基礎知識と経験が必要なことなどを説明しました。セミナーは受講生の反応を見ながら進めるため、1回あたり25名程度とし、エチオピア国内を南北の2区分に分け、5日間ずつ2回実施しました。セミナー終了時には、JICAエチオピア事務所より受講修了書が手渡されました。


エチオピアの橋は、鉄筋コンクリート桁橋とアーチ橋が大部分です。これは完成後10数年の鉄筋コンクリート桁橋ですが、たわみが大きく、典型的なひびわれが入っており、設計・施工に課題があるものと思われます。↓


首都アジスアベバは、標高2,400mの高地であり、8月は雨期のため毎日雨が降り、かなり肌寒かったです。この間2回ほど雹が降りました。

市内ではロバ、山羊や羊なども見かけます。エチオピアはユリウス暦を採用しており、今年の9月11日にニューミレニアム(新千年)の記念式典が行われるとのことで、市内の広場や大通りでは飾り付けがされていました。。。