2008 年 6 月 のアーカイブ

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5月24日、瀬戸大橋の与島PAのフッシャーマンズワーフにおいて、瀬戸大橋とオーレスン橋(スウェーデンとデンマークを結ぶ道路鉄道併用橋)との間で、姉妹橋縁組の調印式が執り行われました。瀬戸大橋を管理する本州四国連絡高速道路株式会社、西日本旅客鉄道株式会社岡山支社及び四国旅客鉄道株式会社とオーレスン橋を管理するオーレスン橋公社の代表者により調印されました。


オーレスン橋

この姉妹橋縁組みは、瀬戸大橋開通20周年を機に、お互いの技術協力を更に促進するとともに、2つの橋の沿線地域相互の国際観光、文化、社会、経済など幅広い分野での交流を深めることを目的としております。


      記念プレートと調印書          瀬戸大橋をバックに記念撮影
今後、管理者間の技術交流に加え、 (社)香川経済同友会・(社)岡山経済同友会が中心となり、絵画コンクールの優秀作品や生徒・児童を相互に派遣するなど、交流事業を推進していく予定です。

=世界各国の吊構造橋梁の管理者が集い、技術情報交換を行いました。=

5月22日及び23日の2日間、高松市かがわ国際会議場にて、第6回国際吊構造橋梁管理者会議を主催しました。本会議は、吊橋や斜張橋などの吊構造橋梁を管理している世界各国・各機関の技術者が一同に会し、吊構造橋梁の維持管理上の課題や研究成果等について技術情報交換を行う会議です。前回は、2006年8月に米国ニューヨークにて開催されました。日本での開催は、6年ぶりになります。


今回の会議には、世界8ヶ国から、107名の技術者が参加(アメリカ2名、デンマーク8名、イギリス5名、スウェーデン7名、ノルウェー3名、中国12名、韓国3名、日本67名)し、吊構造橋梁の維持管理の経験、吊橋ケーブルの維持管理や鋼構造物の疲労など、21編の論文発表が行われ、熱心な質疑も繰り返されました。

24日には、4月10日に、開通20周年を迎えたばかりの瀬戸大橋へのテクニカル・ツアーが実施されました。ケーブルの腐食を防止する送気乾燥システムや列車の走行安全性を確保する鉄道緩衝桁など、瀬戸大橋を実現した技術や最新の維持管理技術を視察していただきました。
次回第7回会議は、2010年に、中国にて開催されることが報告され、3日間にわたる国際会議は閉幕しました。

 

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