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「美術館に行こう。」-私の美術館体験記 応募作品のご紹介

美術館体験記 広島県・なかた美術館 写真

奈良県北葛城郡 中村さん(女性)

訪問日: 2018年1月6日

尾道駅から歩くこと約15分。尾道を旅行する時には必ず行こうと決めていた、なかた美術館に辿り着きました。今回は2回目の訪問です。

その日の展覧会は「ポール・アイズピリ アトリエからの夢」展でした。美術館のポール・アイズピリコレクションが一堂に紹介されるということで、一人の画家の作品だけを一度にこれほどたくさん見るのは初めてかもしれません。

アイズピリ氏のことは、以前この美術館に来た時に初めて知りました。明るくて自由な発想の色使いが面白く、数多くの作品を見ていても飽きることがありません。離れて見るときのまとまりのある美しさと、近づいて見た時の力強い筆跡が魅力で、人物画から静物画、風景画まで様々な作品を楽しむことができました。

中でも印象に残ったのは、千光寺からの眺望を描いた尾道の風景画です。まるで外国みたいに、華やかでポップな尾道の景色がそこにありました。この人が描くと、尾道の風景はこんな風になるんだ…と新鮮な気持ちになりました。

美術館全体の明るく開放的な雰囲気も、作品の良さをより引き立ててくれるように感じました。館内にあるレストランのにぎわいとは対照的に、展示室へ一歩入ると静かで落ち着いた空間が広がっています。特に、自然光の入る階段を2階に上がってすぐの、階下の展示室を見下ろせるスペースが素敵です。一つ一つの作品を、心ゆくまでゆっくりと鑑賞することができました。

帰り際受付の方に、この後ギャラリートークが行われることを教えていただきました。残念ながら時間の都合で参加することはできませんでしたが、また機会があればぜひ解説を聞いてみたいです。

併設のレストランでは、展覧会をテーマにしたデザートセットもあるようです。非常に気になりましたが、次回のお楽しみにとっておくことにしました。

美術館のパンフレットにもあるように、本当に「何度でも訪れたくなる美術館」だと思います。今度はいつ来れるかなと、名残惜しくも待ち遠しい気持ちで美術館を後にしました。

福山市 甲斐田さん(女性)

訪問日: 2014年6月15日

「せとうち美術館ネットワーク」の小冊子を開いて、尾道になかた美術館があるのを知り、さっそく出かけました。
「コレクションにみるPORTRAIT × BOOKS」展 開催中で展示物の本をパラパラとめくっていると藤田嗣治の本の中で「髪形は、昔の貧しかった時の事を忘れない為に同じにしている」という意味の文を読んだとき、いままで不思議に思っていた事がスーッと消えて暖かい気持ちになり、4月に行った、岡山美術館での「レオナール・フジタとパリ 1913-1931」展の妻とみ宛てに、フランスから送った手紙を思い出しました。
彼女を待つ思い、今の状況、小さな字でぎっしり思いをこめて書かれた手紙を読んで私だったら「引くなァー」などと感じ、あの時代 彼女に自分と同じ様に外国へ行く勇気、強い好奇心を求めるのは無理が多いのではないか?など考えた事を!2つの展覧会で、私の感じた藤田さんは、日本を出て、日本を思い、日本でうけいれられず、海外子女みたいだったのかなァ結局は、フランスで生涯を終えた。
日本美術の技法を取り入れた自分に絵を描き、頭のいい日本人の精神を持った人で、老後は淋しい画家?なんて想像して遊び、いろんな感情を楽しんで今回は、レオナルド藤田さんと、すれ違いに会った感じです。本など読みもっと理解したら握手までいけたかなァなどと思い、いろんな絵や、作品に出合うといろんな感情を味わい、感じて、思って、感動して、リフレッシュ出来る場所それが私にとっての美術館です。次の出会いを楽しみにしています。

瀬戸内国際芸術祭 2019

瀬戸内国際芸術祭