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「美術館に行こう。」-私の美術館体験記 応募作品のご紹介

美術館体験記 香川県・高松市美術館 写真

岡山市 和気さん (女性)

訪問日: 2014年7月27日

「橋を渡って親子でアート鑑賞」というツアーに参加しました。

小さい頃より両親の趣味でよく美術館には連れて行かれました。私の記憶の中では、当時の美術館は絵画が中心だったように思います(もしかしたら両親が絵画が好きで、そういう所にばっかり行っていたのかもしれません)。
正直、外で遊ぶ方が好きだった私にとっては美術館(というか美術鑑賞)は退屈で。
また、白黒はっきりさせたかった私にとっては、見る人にとって印象が違ったり、色々な解釈ができる作品の良さをあまり理解することができず、美術館は嫌いではないけれどあまりいい思い出のある場所ではありませんでした。
しかし、自分が親になると、子供にいいものを見てほしい。本物に触れ合わせたいという思いも出てきました。でも美術館は何となく敷居が高い。自分達で、さらに子供を連れて行くというのは、周りの迷惑にならないだろうか、連れて行ったものの本当に子供が楽しめるのだろうか。などという心配があり、連れて行くには少し勇気がいるなと思っていたのですが、今回のツアーの募集を見て、同じような親子と一緒に参加できるならいいかも?と思って応募しました。
自分の子供の頃の体験から不安もありましたが、子供達は初めて行く美術館に興味津々で。
また、特別展の「三沢厚彦 ANIMALS 2014 in 高松」の内容が親子で楽しめる内容だったためか。自分が子供の頃はこんなにじっくりと1つ1つの作品を見て回ることもなかったけれど、ゆっくりじっくり作品を見ると小さな発見があったり、人によって見方が違ったりして、自分が成長したのもあってか、美術館に行ってみるのも案外おもしろいんだなあと大人になってやっと美術館を楽しいと感じることができました。
初めはどうしても苦手意識がぬぐえないまま参加となりましたが、美術館を見直すきっかけになったというか。
今まではお出かけ先のリストに入ることはなかった美術館ですが、これを機に、子供にももっと芸術に触れ合わせてみたいので、何か美術館でおもしろそうなイベントがないか、色々調べて行ってみるのもいいなあ。と思いました。

岡山市 侍留さん (女性)

訪問日: 2014年7月27日

日頃からあまり美術に興味を示すことのない息子が、翼を広げ今にも飛び立ちそうな巨大なペガサスの彫刻をじっと見上げている。彼の目に心に映るものはいったいどんなものなのだろうか…そんな思いで私は隣にいる息子を見つめていました。
小学生の息子たちに芸術鑑賞の体験をさせてあげたいとの思いで参加した「橋を渡って親子でアート鑑賞」ツアー。
曇り空で日差しは少し和らいでいるもののとても蒸し暑い夏の日、私たち家族は瀬戸大橋を渡り香川県の「高松市美術館」を訪れました。
美術館のエントランスホールには、等身大のサイやワニの彫刻が飾られていて、一歩足を踏み入れた瞬間に子どもたちの目は輝きはじめました。ちょうど特別展「三沢厚彦 ANIMALS 2014 in 高松」の開催中であったことは彼らにとって本当に幸せだったと思います。
もちろん子供たちだけでなく、私もすっかり童心に返って作品を愉しむことができました。動物園さながらにたくさんの動物たちや空想の動物ユニコーンなど、どれもが温かく迫力のある作品ばかり。その素晴らしい空間は親子で観て語り合うには十分すぎるものでした。
子供たちの感性は、私が想像する以上に研ぎ澄まされていてなおかつ純粋で、言葉を発する感想の一言ひとことに驚かされつつも嬉しくなりました。本物の芸術作品に触れて見て感じる喜びを教えてあげたいという母の願いは叶えられたようです。
私がずいぶん前に旅先で立ち寄った美術館で目にしたものは、高い階段の上にそびえ立つ翼を広げた首のない女神の像。心動かされたのはあの有名な「サモトラケのニケ」でした。時間を忘れ、そこから動けなくなってしまったあの記憶。今、目の前のペガサスを見る息子の眼差しが、あの時に覚えたときめきの瞬間を蘇らせてくれました。
思えば子供が生まれてから、ゆっくりと美術館で作品を鑑賞する時間が持てなくなっていましたが、「持てない」と思いこんでいただけなのかもしれません。幼い子供にはまだ理解できないだろうという思い込みに気づくことができました。

これを機会にこれからも家族でさまざまな芸術鑑賞をしたいと思います。今回のツアーは、息子たちの心に残る貴重な体験と親子で至福の時間を過ごすことができた大切な思い出となりました。

岡山市 今井さん (女性)

訪問日: 2014年7月27日

「橋を渡って親子でアートに参加して」

高松市美術館で「三沢厚彦 ANIMALS 2014 in 高松」を見て、まず一番印象的だったことは作品の壮大さでした。
クスノキを見て作者は製作のインスピレーションを感じ木槌とノミで作品を彫刻するのも驚きでした。
実在する動物と空想の動物が作品の中に混在するところやその場面においてある一つの方向に向かっているところなどは見る者の作者の意図をイメージさせるとても魅力的なメッセージでした。
ビートたけし(北野武)とのコラボレーションである“ビートこま猫”は目の中にまた1つ別の目が描かれているとても印象的なものでした。
あと飛んでいるカラスの足が3本あったり鑑賞する側としては何故?という想像の世界に引き込まれていったところも不思議に思いました。
私が次に好きな動物は“ふくろう”でした。
大きさは確か20cm程度でしたが壁にじっといたそれの存在感は今でも忘れることがありません。
白い体に細かな彫刻で青味がかったその体はとても神秘的で特に目の力が鋭く、これに関しても作者のメッセージを感じずにはおられませんでした。

高松市美術館にて三沢厚彦展へ参加することが出来、関係者の方へ感謝の想いがいっぱいです。ありがとうございました。

岡山市 久住さん (女性)

訪問日: 2014年7月27日

「初めての親子で美術館体験記」

母親の私は高校生以来、娘は初めての美術館体験でした。もちろん高松美術館は親子で初。まだ一年生ということもあり、見るだけではおそらく退屈するのではないかなと気になりながらも応募しました。8倍率の多数応募から選ばれ、それに加えて展覧会「三沢厚彦 ANIMALS 2014 in 高松」も見ることができWラッキーといった感じでした。
美術館へ入ってすぐに巨大なワニとサイの作品に、子供の第一声は「うわぁ~!! 大き~い!!」と驚いた様子でした。
パンフレットを見て想像していた何倍もの大きさに圧倒され、色づかいや木を組み合わせて彫刻した作品とは思えない立体感でした。
作品を見る距離によって違う印象を味わうことができるといった新たな発見もありました。
近くでじっくり見ると、クスの木を彫ったノミ痕がはっきりと見え、油絵の具で彩どられた動物の生き生きさをしっかり感じることができました。
少し離れた所からでは、とても大きくて独創的な存在感にユーモアを感じることができました。たくさんの動物たちの空間構成や、何を表現しているのか考えさせられる演出もありました。ペガサスやユニコーンなどの空想と現実を混じえ、様々な動物たちの織り成す作品がとても印象的でした。
心配にしていた娘の反応ですが、興味深々にじっくりと作品を鑑賞することができ、配布された問題プリントを熱心に取り組んでいました。同行した一組の親子と一緒に絵カードゲームを楽しみ、満足そうな表情を浮かべていました。「楽しかったー!!また美術館へ行ってみたい!」とのことでホッとしたと同時にとても嬉しく、参加したかいがあったなと思いました。
子供の頃から絵画や彫刻などの美術作品に親しむことで、芸術や文化への興味、関心を育てることにとても良い経験になったと思います。
集中力を養うことにもつながり、作品の見方(距離、角度など)によって様々な見え方、感じ方を学ぶことができました。発想力も身につけることができるので、これからの生活にも生かせるのではないでしょうか。
岡山県にも多数の美術館があるので、また親子で気軽に足を運べれたらいいなと思います。

香川県綾歌郡 玉木さん(男性)

2013年5月30日

高松市美術館に常設展を見に行きました。北原千鹿の双魚置物が見たくて。とてもきれいだろうなと思って現物を見たらやはり綺麗でした。色々な地元の伝統工芸に実績のある作家さんの作品がたくさん飾っていて別世界のような感覚です。なにかしら面白いなと思う曲線や色遣い全体の雰囲気などその時代や感性によって変わるんだろうなと思いました。漆芸の常設展というのもおそらく珍しい取り組みのような気がしました。漆芸に対する教育や評価が高い地域なのかなといつも思います。 隣には現代作家の常設展があって、収蔵されている有名な美術家の作品が展示されいています。いつも驚くようなものがたくさんあって、流行のものが取り入れられたり、古典的なものであったり様々な年代のものが同じ空間にあるので雰囲気があるというか不思議な迷路にいるような感じです。もう一年ほど前なのでうる覚えなのですがピカソの貧しい食事という版画の作品を見ました。なんだかその時の場所のイメージが伝わってくるというか製作をしながら大変な境遇だったんじゃないのかなと勝手に思ったのですが、日本で立派な美術館に飾っているのでのちに評価されたのかなと想像しました。たぶん立体の作品もそうだけれど特注で作っているからお金や労力がかかっているんだろうなと思いました。それに年代によって作風というか時代を映しているように思いました。平和だったんだろうな。とか、お金があったんだろうななどその時代にもてはやされている美術品を見ているとその当時の暮らしなどが見えてくるような気がしました。

子どもたちが元気に調べ学習をしていました。それに黄色い傘をもって記念撮影みたいな美術活動もされていました。子どものうちから高度な美術作品に触れるということは前もっての学習などがあって大変だろうなと思いました。でもみんな熱心に見ていたので、これから芸術家になる人、美術品を愛好する人や仕事として美術に携わる人になる全ての人にとって子どものころから芸術活動に関わっていくことは効果的なんだろうなと思いました。

吉野川市 宮島さん(女性)

訪問日:2009年11月下旬

「夫婦共通の楽しみ」はウォーキングを兼ねた美術館めぐりにようやく落ち着いた2年前の晩秋、2回目に高松を訪れた。

午前中は香川県立ミュージアムに、昼食後は高松市美術館だった。最後の方に郷土の作家たちの作品があって、私は和紙を材料にした素敵な大作に釘付けになっていた。何度も何度も角度をかえて眺めていると女性の美術館員さんが、この作品の作家がN・Yから今帰ってこられていて市内で個展を開かれていること、そして今日がその最終日であることを親切に教えてくださった。

何とか間に合いそうだったので私たちは行くことにした。どの作品も素晴らしく、私は子どものように無邪気に喜んだ。その上、作家の方にもお会いでき、作品についていろいろお話しくださって、ただただ恐縮するばかりだった。

美術や美術館に関しては全くの新参者の私たちであったが、一人の美術館員さんとの出会いによって「心が満たされる思い」を体験できた。

それ以後、私たちの美術館めぐりは現在進行形である。

吹田市 村岡さん(女性)

訪問日:2009年9月21日

陶芸というと「壷とか皿とか、分からないんだけどきっと高いんだろうなあ、って焼き物」いう先入観を私は持ってましたが、打ち砕かれました。高松市美術館「前衛陶芸のパイオニアたち」行ってきました。前衛陶芸、おもしろかったです。壷とか皿とかじゃないんですね。ド素人でごめんなさい。創りあげられた形、オフジェなんですね。題名と作品眺めていると物語がふんわりと思い浮かんできます。作者の意図に思いをはせ、空想や連想を楽しむうちに時が経つのを忘れてしまいます。

同時に「讃岐漆芸名品展」もされていて、こちらは箱など実用の形に精巧で見とれるしかない装飾がなされており、展示のガラスに額を寄せて眺めまわしておりました。蝶や昆虫が彫刻された箱が、連れてきた我が子たちの心をぐっと鷲づかみにしてしまい、「欲しい」とねだられました。帰りにジュ-スぐらいなら買ってあげるけど、そっちはちょっと無理だから。

瀬戸内国際芸術祭 2019

瀬戸内国際芸術祭