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「美術館に行こう。」-私の美術館体験記 応募作品のご紹介

美術館体験記 高知県・高知県立美術館 写真

徳島県徳島市 島崎さん(女性)

訪問日:2013年12月15日

草間彌生先生は、2010年に開催された「瀬戸内国際芸術祭」で直島に訪れた際に、パンフレットでも大きく取り上げられ、また実際の赤と黄色の「南瓜」の作品が、わかりやすくて美しく、関連商品もとても見栄えがするのでファンになりました。
高知県立美術館が開館20周年記念ということで、四国では唯一の会場となっていたので、徳島市内から高速2時間半でアート仲間3人連れで駆けつけました。
そして、3人とも大・大・大満足! 展示作品を鑑賞していて、お土産を選ぶだけでアッという間に3時間半経ちました。その理由を以下に記します。

★今回の見どころ・ワタシ的なベスト3★
【第一位・写真撮影可能な展覧会だったこと】
これほど撮影が可能な展覧会だとは思わなかった。嬉しい驚きです。
第三会場まであり、見所が満載の展覧会だったのですが、写真撮影可能な場所が七か所もあって、私たちもそうですが、他のお客さんも夢中になって記念撮影していました。優れた芸術作品と一緒に写真が撮れるだなんて、このSNSの時代に嬉しい限りで、草間先生及び主催者様側の寛大な措置に、心から感謝します。

【第二位・芸術家の世界(草間ワールド)を体験できる展覧会だったこと】
チューリップなどの巨大彫刻と同じような水玉モチーフの三次元空間の部屋に入れたり、LEDの光が八方に色を変えながら繰り広げられる小部屋に入れたりします。ただ二次元の絵画を鑑賞するだけの展覧会と違って、見る側が魅力的なオモチャを与えられた子供のような好奇心とトキメキを持って、何時間でも全く飽きずに楽しめる展覧会です。

【第三位・最初の草間先生書下ろしの二編の詩と、最後の特設ショップの充実ぶり】
第一会場入り口に、本展のための書下ろしの詩がありました。一つは芸術を反映させるためには、社会が戦乱の世の中になってはならない。世の平和を守るために戦いたいという内容の詩。もう一つは、死への恐怖と憧れから救ってくれたのが自分にとっては創作活動だったので、人間の素晴らしさを世界に知らしめる為に渾身の芸術活動を続けていきたい、自分の心の高揚を支えに、どこまでも人としての高みに登りつめたい、という内容の詩でした。作品同様に魂の叫びのような、とてつもない言葉の力に溢れる素晴らしい詩でした。
それから、最後のお土産コーナーの、クサマ・グッズ大集合の充実ぶりにも感激。目を丸くしながら見て回るだけで、とても楽しかったです。ついでに、レジまで水玉だったのも可愛らしかったです。

神奈川県中郡 佐藤さん(女性)

訪問日:2012年6月9日

好きなシャガールに会いに、高知県立美術館を訪ねました。

土佐漆喰の土蔵をモチーフにした外観はモダンで、エントランスまでのアプローチは水(池?)が効果的に使われていて印象的でした。「南の人と自然」というテーマに基づいて作品を収集している美術館ですが、何といっても”色彩の魔術師”と呼ばれるシャガールの作品にコレクション展で年間を通じて出会えるというのがとても魅力的です。北国ロシアで生まれたシャガールは南の憧れを持っていたそうで、晩年には南仏ヴァンスに定住しています。南国土佐で心行くまで「南の人と自然」を感じ、又いつか訪れたいと思いをめぐらせています。