- 展示室を入ってすぐ、太くて長い牙を持つアカシゾウに圧倒される。200万年前から60万年前に住んでいたとされ、当時の明石は近畿地方から淡路島、四国へと広がる大きな湖だった
明石城の堀沿いの道を上った高台にある明石市立文化博物館。明石の歴史、文化が8つのテーマにわけて紹介され、地域の魅力を深く知ることができます。目を奪われるのはアカシゾウの全身骨格標本。かつて明石一帯に住んでいたそうで太古のロマンが漂います。また、古くから東西交通の要所だったことがわかる絵図や、盛んだった焼き物、城下町としての歴史資料もあり、農業や漁業の街として発展している理由が解説されるなど興味深いものばかりです。
これら常設展示以外に、4月と1月には特別展、年4回程度企画展が開催され、多彩なテーマで美術作品に触れられる機会がいっぱい。体験学習室では火おこし体験や、十二単・鎧の着付体験(要予約)もでき、2階のテラスに出ると明石海峡大橋や淡路島の美しい眺めが心をいやしてくれます。