ホーム > 瀬戸マーレ vol.54 > 森のジビエと焚き火を楽しみながら非日常の世界へ
岡山県・西粟倉村
岡山県・西粟倉村

森のジビエと焚き火を
楽しみながら非日常の世界へ

岡山県の北東、兵庫県と鳥取県の県境に位置する西粟倉村は、
面積のほとんどを森林が占め、森を身近に感じながら過ごせる場所。
食べて、遊んで、癒やされて、心と体をリセットできる。

焚き火を囲み、秋の夜長を過ごす

パチパチッと薪がはぜ、炎が揺らめく。一日の終わりに焚き火を囲みながら何も考えずにただ炎を見つめ、家族や友人と語らいながら過ごす。それだけで心安らぐ。

日常から開放されるこの場所は、あわくら温泉元湯。“森”をとことん味わえるゲストハウスだ。部屋の前の庭に焚き火炉があり、満天の星を眺め、目の前を流れる小川のせせらぎを聞きながら、心ゆくまで焚き火を楽しめる。ドリンク片手に、好きなおつまみを炙っていると時間がたつのもあっという間。都会では味わえない豊かな時間を過ごせる。

TOPに戻る

低温調理でジューシーなシカ肉に舌鼓

「西粟倉でしか味わえない食材を堪能してほしい」と、あわくら温泉元湯では、森の恵みのジビエをオーナーこだわりの料理でもてなしてくれる。これが言葉にできないぐらいおいしいのだ。

その秘密は、研究に研究を重ねたレシピと低温調理。西粟倉の上質のシカ肉を使い、肉の厚みによって火入れを繊細にコントロールし、柔らかくジューシーに仕上げている。外もも肉を使ったローストディアーは、食べる直前にさっと表面を炙り、口に入れた途端に芳醇な香りと肉汁があふれ出る。ユッケは内モモと外モモの間のクセのない部位を使い、甘めのタレでマイルドな旨みを楽しめる。

イノシシ肉もおいしい。自家製味噌で味つけした鍋は、脂身の甘さが際立つ。他にも、薪を使って炊いたご飯、西粟倉のヒノキの酵母から作ったヒノキパン、新しくヒノキビールの醸造場が誕生し、ヒノキの香り高い生樽を味わえる。ここでしか出会えないおいしさに心まで満たされた。

ローストディアーは、塩、こしょうのシンプルな味つけだと思えないほど深みのある美味しさ。
猪鍋を食べると身体が温まる。
宿泊者の夕食に提供される「森の恵みの猪鍋ディナーセット」1人前3,800円。日帰り利用でも予約すれば味わえる。

ジビエを使った料理やお土産がいっぱい

西粟倉IC降りてすぐのところにある「道の駅あわくらんど」は、休憩がてら気軽に立ち寄れるスポット。レストランでは、シカ肉やイノシシ肉を使ったメニューが豊富にあり、いろいろ味わってみたくなる。
売店では、西粟倉村だけでなく、近隣地域のジビエの加工品やレトルト食品が揃い、食べくらべをするのが楽しい。新鮮な野菜や果物も購入でき、この地域の食の魅力を堪能できる。

道の駅あわくらんど

「猪カツ定食」2,050円。美作のイノシシ肉のカツを香ばしく揚げ、サクサクジューシーな旨みを味わえる。脂身がくどくなく、あっさり味わえる。

住所/岡山県英田郡西粟倉村影石418
TEL/0868-79-2331
営業時間/[レストラン]10:00~17:00(L.O.16:20)
[売店]平日9:00~17:00
   (土日祝日は18:00まで)
[野菜市]9:00~17:00
定休日/なし
駐車場/あり

TOPに戻る

薪で沸かす天然温泉で疲れを癒やす

疲れた身体と心をほぐしてくれるのは天然温泉100%の湯だ。建物の裏には、鎌倉時代に狸が傷を癒やしたという伝説が残るラジウム温泉がわいている。冷泉のため、間伐材を利用した薪ボイラーで温めているというのもいい。ゆっくり浸かっていると新陳代謝が高まり、身体がぽっかぽかになってくる。

ジビエ料理と温泉は日帰りでも利用できる。癒やされたくなったらまた戻ってこよう。

とろみをまとったラジウム温泉は、痛風、高血圧症、動脈硬化症、慢性皮膚病などに効能がある。
建物から煙突が伸び、どこか故郷の温もりを感じさせる。川べりに立っていて、川遊びができるのも人気だ。

あわくら温泉元湯

住所/岡山県英田郡西粟倉村影石2050
TEL/0868-79-2129(営業時間中のみ)
営業時間/[レストラン]17:00〜21:00(L.O.20:30) [日帰り温泉]15:00〜21:30(最終受付21:00)
料金/[宿泊(素泊まり)]平日個室1名1室 6,600円、休日個室1名1室7,400円など ※11月~3月は暖房料金1人につき300円を加算。焚き火セット(焚き火準備、薪、おつまみセット)2,500円。予約時に申込要。[入浴(日帰り)]大人500円、小学生250円、乳幼児無料
定休日/水曜日 ※他にも臨時休業の場合があります。
駐車場/あり
TOPに戻る

話題スポットで、おしゃれにジビエランチ!

今年3月にオープンした「BASE 101% -NISHIAWAKURA-」は、西粟倉で今話題のスポット。木材加工などを手がける会社がプロデュースし、ランチやカフェ、村のクラフト作家の作品の販売やいちご摘み体験(1月~5月)などを楽しめる。

ランチのおすすめは、もちろん西粟倉村のシカ肉を使ったジビエ。「10彩1汁膳-鹿-」は、主菜にシカ肉を使っていて、しっとり柔らかなもも肉のロースト、こりっとした食感の心臓のコンフィなどいろんな味を楽しめる。気軽にジビエを楽しみたい人には、「シカ肉と山椒のキーマカレー」や「鹿タコライス」が人気だ。
 
また、見逃せないのが隣接したストア。フローリングや壁などを作る上でどうしても出てしまうB品の木材が驚く安さで販売されていて、DIY好きにはたまらない。

木の温もりを感じさせる広々とした空間が心地良い。外のテラスはペット連れオーケー。
「10彩1汁膳-鹿-」1,580円 4皿の主菜(肉)、6皿の副菜(野菜)、お汁を味わえる。季節によって内容が変わり、シカ肉の新たな美味しさを発見できる。

BASE 101% -NISHIAWAKURA-

住所/岡山県英田郡西粟倉村長尾461-1
TEL/090-2466-9378
営業時間/10:00~17:00、ランチタイム11:00~14:00
定休日/火曜日
駐車場/あり
TOPに戻る