‘技術協力’ カテゴリーのアーカイブ

–JB本四高速のエンジニアが維持管理技術の向上に協力しています。–

ケニア国では、道路の維持管理技術を向上させるためのプロジェクトが進行しています。プロジェクトは三年計画で策定され、今年は、その最終年度、仕上げの年に当たります。ケニアの道路はこれまで適切に維持管理されなかったため、日常生活や物資の輸送に多大な支障が出ています。たとえば、下の写真のように、道路の排水設備に投棄されたゴミがつまって池のようになっていたり、舗装が甚だしく損傷したりしている様子はそこら中で見かけられます。


さて、本プロジェクトの目的は、小規模な損傷に対する迅速な補修方法や点検・評価・補修計画の作成といった維持管理全般の流れを習得してもらうことです。プロジェクトチームのメンバー(写真)をはじめケニアの方々は、”ハクナマタタ(問題ない)”の精神で”ポレポレ(ゆっくり)”な仕事ぶりですが、大変熱心なメンバーもいます。プロジェクトでは、写真のように、技術向上のための具体的な指導を行っています。

これから、ケニア国の紹介も含め、技術協力の様子を連載いたしますので、お楽しみに!それでは、トゥタオナナ・テナ、クワ・ヘリ(また会いましょう、さようなら)

長大橋技術センターから、長大橋NEWSレターの32号が発行されました!!


長大橋NEWSレターとは、JB本四高速で開発している長大橋の維持管理技術や国内外の長大橋プロジェクトなどを紹介する情報小紙で、無料で発行しています。現在、日本国内だけでなく、世界24ヶ国の技術者・研究者等へ印刷版を送っています。また、当HPからpdfファイル版をダウンロードすることも可能です。

今号では、9月21日のわたる便りで紹介しました、平戸大橋へのさび対策工事についてもう少し技術的な内容を取り上げています。その他、広島県で建設されている吊橋(豊島大橋)やJB本四高速の社員が参加した国際会議、および今年5月にJB本四高速主催で高松にて開催いたします国際会議について紹介しています。

内容に興味をもたれた方はこちらへどうぞ。創刊号からのバックナンバーも見ることができます!!

1月もあと1日で終わりです。2月は逃げる、3月は去ると言われるように、あっという間に春の訪れが来そうです!さて、”海外研修はじまりました!!”も今日でいよいよ最終回。それぞれの国に帰国した研修生は、研修中に学んださまざまな技術や知識の普及にがんばっていることでしょう!!

==== 研修成果報告会 ====

11月30日、JICA兵庫国際センターにて、1ヶ月間の技術研修のまとめとして、研修生による報告会が開催されました。報告会では、現地(フィリピン、エチオピア)の現状分析、研修中に日本で学んだこと、そして、それを現地に応用していくための行動計画などがプレゼンされました。


研修生一同、研修期間中に様々な技術に触れることができ、具体的な行動計画が報告されました。研修内容に関しては、予防保全という維持管理の概念が、特に印象に残ったようです。また、橋梁の点検方法や補修・補強工法を視察できたことも大変参考になったようです。

報告会の後、JICA兵庫国際センターより、研修生に、研修修了証書が手渡されました。その返礼として、エチオピアの研修生から記念品が贈られました。当社は、今後も海外研修生を受け入れ、積極的に技術協力をしていく方針です。
~*海外研修生の技術研修はじまりました!!*~Part1~Part9は、こちらへ

明日、忘れてはいけない1月17日。阪神・淡路大震災から丸13年がたつわけですが、今でも私は、あの時を思い出し、気を引き締める日となっています。今日のPart8は、偶然にも明日の震災の日にあわせたような内容になりました。

====都市高速の維持管理を勉強しました!!====

11月28日、阪神高速道路(株)を訪問し、「震災復旧と耐震補強」「通行止めによる大規模補修工事」などについて、講義をしていただきました。午前中は、神戸市内にある「震災資料保管庫」を視察しました。そこには、兵庫県南部地震により被災した阪神高速道路の橋脚などが数多く展示されており、研修生全員、興味深く、説明に聞き入っていました。


午後から、同社大阪管理部を訪問し、現在、耐震補強工事が進められている港大橋を視察しました。「すべり支承」「座屈拘束ブレース」「落橋防止システム」「座屈長低減ストラット」など、聞き慣れない斬新な技術を使った大規模な耐震補強に、ただ唖然とするばかりでした。その後、阪神高速道路の交通管制の方法など実際の業務を視察しながら紹介していただきました。

阪神高速道路(株)大阪管理部の皆様、お忙しい中、大変お世話になりました。
次回は、いよいよPart9、最終回です。。。

今日は、十日戎。商売繁盛の神様で知られる西宮神社では、早朝に福男が決まり、また生田神社では、初詣に訪れる人で年明け早々賑わいを見せています。当社も今年は節目の年という事で、これから記念事業などイベントが満載です!!
そして、昨年末に技術研修を終えた海外研修生達も今年はそれぞれの国で活躍してくれると思っています。その研修の様子をPart6までお伝えしていましたが、皆様覚えているでしょうか?お忘れの方、もう一度読み返したい方は、こちらへ
では、最終回まであと少しお楽しみ下さい。

====長大橋の建設現場を視察しました!!====

11月26日、広島県道路公社が建設中の豊島大橋(仮称)と、すでに供用している安芸灘大橋を視察しました。豊島大橋は、安芸灘諸島連絡架橋プロジェクトの1つで、上蒲刈島と豊島の間に建設が進められています。現在、工事は、箱桁の架設が終了した段階で、研修生は、岩着式アンカレイジ、桁・塔・ケーブルの防食対策など本橋に適用された最新の技術に関し講義を受けるとともに、塔頂からキャットウォークを歩く機会がありました。最初の一歩にためらいがあったような・・・


安芸灘大橋は、本プロジェクトにおいて、一番本州側にある吊橋で、平成12年に完成した広島県で2番目に長い橋梁です。管理事務所で本橋の概要説明と維持管理の内容や技術的な課題などの紹介を受けました。

視察にあたり、広島県道路公社呉事務所のみなさまのご協力をいただきました。大変お世話になりました。Part8につづく・・・