尾道で九州震災復興応援イベント「雨ニモマケズ風ニモマケズ」
熊本地震におきまして、犠牲となられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災されました方々に心よりお見舞いを申し上げます。また一日も早い復興を祈念いたします。
6月12日日曜日に尾道で九州震災復興支援イベント「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」( http://komyoji-kaikan.blogspot.jp/2016/06/in-2016.html )があり、尾道のミュージシャンを交えての音楽会もあるということで今治から行ってみることにしました。
目的地は尾道の市街中心部でしたので向島から尾道へ今日は渡船に乗っていくことにしました。乗り場についたらすでにフェリーが来ていてすぐに乗船できたので写真を撮りそびれました。
この日の会場は尾道の坂の途中にあるので車を駐車場に入れ歩いていきます。はじめていくところなので、尾道の「寺めぐりコース」の看板を見てあたりをつけて坂道を上り会場を目指します。尾道観光に来たという方と坂の路地で別れたとおもったら、次の角でばったり再会したりと道連れとなりました。尾道ラーメンのよい店を聞かれ、乏しい知識で有名店を紹介するなど自分も迷子になっているくせに尾道通の気分です。「尾道を歩くことは、青春を旅すること」という詩が尾道のミュージシャンkeikiさんの歌にあるのですが、尾道を散歩すると突然の風景に巡り会ったり、迷ったりとまさに青春の一幕をイメージさせるものがあるようです。
天気予報で聞いていたよりも早く雨が降り始めてきたので坂の街の散策もそこそこにして会場に急ぎました。
会場の光明寺会館は元は光明寺の施設でしたが、使われなくなり空き家になっていたものをNPO空き家再生プロジェクトにより再生され、カフェとイベントスペースとして利用されています。
会場の前には、マルシェがでており、熊本産の野菜を販売していました。また、尾道で活躍しているマルシェ「家族の台所」も来ています。
今回のイベントは光明寺会館でカフェをされている方の知り合いが熊本で農業をしていることから、熊本から直送の野菜等を販売し売り上げを支援金にするという企画でした。イベントや物販で楽しく支援をしていこうという趣旨のようです。
また、イベントの料金には昼食代が含まれており、この素材もすべて熊本産の農産物でした。
熊本の山や海に思いを馳せつつ、旬の野菜をふんだんにもちいたプレートを食べているうちにおなかがいっぱいになってしまいました。ドリンク類やカキ氷も食べて売り上げに貢献するつもりであったのですが、これ以上食べられず結果として企画の趣旨がわかっていない客になってしまいました。
イベントに来た記念に受付で販売していたサイクリング用のかばんサコッシュを購入することにしました。
ちょっと気になる草の図柄のかばんで、会場の壁にも同じデザインのスリットがあり気になりました。デザインをした方にコンセプトを教えてもらうと、草はセイタカアワダチソウとのことでパイオニア種として硬い荒地に高く伸びる様子をイメージしているということでした。強い意志と力が感じられるデザインでちょっと気に入りました。
雨が止んだので、光明寺の散策にも行ってみました。境内にやけに人懐っこい猫がいて、猫の見物になってしまいました。尾道はおもしろいところです。
食事の時間のあとは音楽会です。会場で流されている曲にサウンドオブミュージックやチキチキバンバンなど古い映画音楽が混ざり妙に私のツボにはまり期待が高まっています。
今回のイベントも、当ブログで幾度か紹介している( http://www.jb-honshi.co.jp/shimanami/blog/?tag=ferrys&order=ASC)尾道の渡船を愛する女性ユニット、フェリーズのライブ情報で知り来ています。会場にはこども連れのお母さんも多くなごやかな雰囲気です。
フェリーズの歌のなかに「大人も子どもに今日は戻ろう」というフレーズがあるのですが、小さいお子さんも大勢きているイベントでいっしょに楽しめる歌があるのはとてもすばらしいです。
今回は、フェリーズだけでなく、トウヤマタケオさん、フェリーズのサウンドプロデューサーkeikiさんの生ピアノによるライブとさらにこの全員での楽曲もあり充実の音楽会でした。小さいお子さんもくるイベントであったことでの選曲なのか、全員で披露された最後の曲が童謡の「ふるさと」でした。こどものころや故郷を思い出させる名曲が心にしみていろいろと想う一日となりました。
この「雨ニモマケズ風ニモマケズ2016 in 尾道」は2011年、2012年に東日本震災の支援をおこなってきたものにつづいて3度目の開催ということでした。
普段見過ごしがちなイベントですが、きっかけがあって行ってみると、普段接しないコミュニティやいろんなことと触れ合うことになりとても面白いものでした。
真田十勇士 猿飛佐助のふるさと今治
猿飛佐助をご存知ですか?
猿飛佐助は真田幸村を支える真田十勇士の一人で忍術の達人です。小説、映画、ドラマ、漫画にアニメといろんな作者の作品に登場し活躍しているので実際にモデルになる人がいたのかと思っていましたが、彼は創作上の架空の人物なのでした。
今治市に電車や高速バスできて今治駅に到着すると駅前に雲に乗った猿飛佐助の像を見かけます。なぜだろうと思うかたも多いと思います。銅像の銘板にいわれが書かれています。
これが気になっていたので調べてみました。
明治から大正にかけて講談師のお話が速記され講談本の形で出版されはじめ大衆娯楽の形が変わりつつある時代、今治市出身の山田一族が速記による講談本のスタイルを超え、雪花散人という共同ペンネームで講談のノベライズへと取り組みを始めました。作品の量産の過程で新たなキャラクターを生み出し、それまで忍術は石川五右衛門のような悪者が使うというイメージだったものを、正義の忍者猿飛佐助という主人公によるエンターテイメント性の高い作品を作り出したのです。猿飛佐助の名前は山田阿鉄(おてつ)が故郷愛媛の石鎚山系にある猿飛橋の名から取ったとされています。
猿飛佐助が忍術を使い飛び、幻術を使い突然消え、お城に忍び込んだり、大男を投げ飛ばしたりと荒唐無稽で無邪気な活躍は今読んでも痛快です。猿飛佐助がこの世に最初に登場したお話、立川(たつかわ)文庫第40編「真田三勇士忍術名人 猿飛佐助」を今治市立図書館の電子図書館で読むことが出来ます。( https://www.d-library.jp/bari/g0101/top/ )読んでいるうちにページが突然飛び話が見えなくなったので自分も幻術にあったかと思いましたが、初版本の乱調もそのままに電子書籍化されているとのこと。後ろのページを探して全部通して読むことができました。
今治市立中央図書館の郷土資料には関連文献がたくさんあり猿飛佐助を生み出した歴史を知ることができます。この創作集団の最後の一人であった池田蘭子が一家が創作集団となった数奇な運命を「女紋(おんなもん)」という作品として残しています。この本を今治市立中央図書館で借りて読みましたが、作者自身も立川文庫の執筆陣の一人でもあり、この家族の伝記も当時の今治や大阪の様子が目に浮かぶ様な描写で、登場人物が生き生きと活躍し立川文庫が大ヒットに至る展開にと終わりまで読む手を止めさせないものでした。
今治市立中央図書館ではこれらの資料を各種所蔵していて、猿飛佐助が登場するいろんな作品も集められ読むことができます。また、特に珍しいものについては2階のフロアで常設展示をしています。
展示コーナーでは立川文庫の現物と執筆グループの山田阿鉄、池田蘭子の写真などを見ることができます。
駅前の銅像の銘板には今治市内の観音禅寺(観音寺)に山田阿鉄の遺骨が葬られているとの記載があるので、ここにも行ってみました。
お寺の門をくぐるとここにも猿飛佐助像が見えます。
佐助像はせんとくんの作者の籔内佐斗司(やぶうちさとし)氏によるものです。
境内には籔内佐斗司氏の作品がほかにも数体飾られています。
山田阿鉄の遺骨が葬られているというお墓はお寺の裏にありました。
当時はキャラクターの権利等おおらかな時代だったのでしょうか、猿飛佐助は架空の人物ですが、作者の手を離れ様々なお話しに登場し活躍をしてきたことで実在の人物以上の存在感を持ち時代を超え多くの人に親しまれたスーパーヒーローとして生き続けています。
真田幸村(信繁)を題材にした今年の大河ドラマ「真田丸」でも佐助は登場、今年の9月には「真田十勇士」の新作映画も控えていて猿飛佐助はさらに注目を集めそうです。
今治に来た時には銅像を見て猿飛佐助が石鎚山を飛び回る姿を想像してみてください。
愛媛県立松山工業高等学校の皆さんをご案内~来島海峡大橋の維持管理~
本四高速(株)しまなみ今治管理センターでは、四国地方整備局が紹介している工事現場等見学ガイドとして、来島海峡大橋を間近に望む「来島海峡展望館」にて、来島海峡大橋の維持管理等の案内をさせていただいています。
(工事現場等見学ガイド:https://www.skr.mlit.go.jp/kikaku/spotguide/)
このたび、愛媛県立松山工業高等学校から依頼を受けて、案内しました。
見学者は、土木科2年生の39名。館内では、本四連絡橋の紹介に始まり、橋の設計・建設方法、橋ができたことによる整備効果、200年以上使い続けるための維持管理方法などについて、30分程度の説明をしました。
生徒の皆さんからは、「転勤はありますか?」といった質問が飛び出すなど、さすが工業高校だけあって、働くことへの意識の高さを感じました。
案内の後、松山工業高校の皆さんは来島海峡大橋を自転車で渡って、エレベーターで馬島へ降りて一旦休憩。そして、大島へ向かったそうです。帰りは再び来島海峡大橋を自転車で渡って、電車に乗って無事帰られたそうです。
今回の案内は、キャリア教育の充実・発展を図ることを目的として当社へ依頼があり、そのお手伝いをさせていただきました。少しでも皆さんの成長にお役に立てたのであれば、幸いです。
<来島海峡展望館の紹介>
来島海峡大橋四国側に位置する糸山公園内にある来島海峡展望館。ここからは来島海峡大橋を含む多島美な景色を望むことができます。また、館内には来島海峡大橋の架橋技術をパネル等で紹介している展示室があります。
近くには糸山サイクリングターミナルもあり、サイクリストも多く訪れる場所です。
【来島海峡展望館】
住 所:愛媛県今治市小浦頂2-5-2
営業時間:9:00~18:00
備 考:来島海峡大橋の架橋技術の展示室、お土産コーナーあり
サイト :今治市ホームページ
私たちの仕事を動画で紹介しています。
http://www.jb-honshi.co.jp/corp_index/company/cm/pr1.html
ロープアクセスによる橋脚点検を実施しました(伯方橋)
お客様にご利用いただいている橋梁などの構造物は、5年に1回の近接点検が義務付けられており、しまなみ海道でも計画的に近接点検を実施しています。
一般に、陸上にある橋梁では、高所作業車等を利用して構造物に接近し、点検を行いますが、伯方島と見近島を結ぶ伯方橋の橋脚は海上に位置しており、高所作業車等で接近することができません。このため、近年、全国各地の橋梁の点検に適用され、実績のあるロープアクセスにより点検を行いました。
伯方橋の橋脚頂部に固定したロープを伝って、専用の器具により降下・上昇しながら、橋脚のコンクリート表面をたたき、点検しました。また、点検とあわせて簡易な補修も行いました。
海上部に架かる長大橋の維持管理は、このように大変ですが、今後も、利用者の皆様、周辺の皆様に安全・安心・快適を提供できるよう、しっかりと管理していきます。
私たちの仕事を動画で紹介しています。
http://www.jb-honshi.co.jp/corp_index/company/cm/pr1.html
「冷たい麺、はじめました。」(瀬戸田PA上り線)
6月に入り、蒸し暑くなりました。もうすぐ夏本番です。
暑い夏を迎えるにあたり、しまなみ海道のSA・PAにおきましても、「夏期限定メニュー」が販売開始されています。今回は、6月1日から販売開始されている瀬戸田PA(上り線)の「夏期限定メニュー」2品を紹介します。
まず1品目は、夏の定番メニュー「冷たい瀬戸田レモンラーメン」です。
瀬戸田産のレモンの他に、さっぱりとした味わいのスモークチキン、夏バテ予防に効果的なオクラやミニトマト等が彩りよくトッピングされており、目にも美味しい逸品です。
スパイスの効いた塩ダレスープにレモンの酸味がよく合い、食欲がなくなる暑い夏でもさっぱりと食べられます。
2品目は、「冷たい汁なし坦々麺」です。こちらは、今年の夏からの新メニューです。
冷たい麺にトッピングされた坦々麺用肉味噌、ピリ辛のガーリックオイル、キュウリ、ニラ等をしっかりとまぜてお召し上がりください。
辛さが足りない時は、テーブルに備え付けのラー油(花椒の実入り)をかけて調整することもできます。ピリっとした辛さがクセになるかも?しれません。
しまなみ海道をご利用の際には、冷たい麺で束の間の涼をご堪能ください。
また、冷たい麺以外にもオススメの新メニューなどが続々登場していますので、ぜひ瀬戸田PA(上り線)にお立ち寄りください。
しまなみ海道のSA・PA情報は、こちら
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