2017 年 12 月 のアーカイブ

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 11月下旬、「障がいをお持ちの方を対象としたサービスエリア等見学会」をしまなみ海道と淡路島で実施しました。
 この見学会は、障がいをお持ちの方からのご意見、ご要望等を伺い、より安全・安心・快適にご利用いただける施設作りに活かすことを目的に、企業の社会的責任(CSR)として、活動を行っているもので、今回で8回目となりました。

~しまなみ海道~
 しまなみ海道では、小春日和の11月21日(火)、大浜PA(下り)、平山郁夫美術館、村上水軍博物館及び瀬戸田PA(上り)をめぐりました。
 JB尾道ビルに集合した参加者9名は、バスに乗って出発。大浜PA(下り)では、店長に施設を説明いただきながら、お買い物を楽しまれ、次の目的地の生口島内の平山郁夫美術館へ移動。平山芸術の原風景を実感いただきました。
 昼食後、大島島内にある「日本遺産」に認定された「村上海賊のストーリー」村上水軍博物館へ。かつて能島を拠点に、瀬戸内の海を支配したという村上水軍にまつわる歴史を学びました。帰りは瀬戸田PA(上り)でお買い物と記念撮影。帰路のバス内では「皆さん本当に今日お知り合いになったのですか?!」とバスガイドさんに尋ねられるほど、とても和やかな雰囲気でJB尾道ビルにて解散しました。

売店商品などの説明を聞く参加者
売店商品などの説明を聞く参加者

村上水軍にまつわる説明を聞く参加者
村上水軍にまつわる説明を聞く参加者

~淡路島~
 しまなみ海道見学会から2日後の11月23日(木・祝日)、早朝まで降り続いた雨は止んだものの、肌寒い中、パルシェ香りの館、淡路ハイウェイオアシス及び淡路SA(下り)をめぐりました。
 午前9時、JB舞子ビルに集合した参加者21名は、バスに乗って出発。まず、淡路市にあるパルシェ香りの館にて、オリジナルお香作りを体験。その後は、淡路ハイウェイオアシスと淡路SA(下り)へ。SAでは、淡路営業センター所長からエリア内を説明、その後、観覧車乗車、SA内見学、お買い物などにお楽しみいただきました。帰りのバス内で、新米女性スタッフが挨拶をした際、参加者の方から「がんばれ!」「今日はありがとう!」などの温かいお言葉や拍手に包まれて、JB舞子ビルにて解散しました。

お香作り体験
お香作り体験

観覧車へご案内
観覧車へご案内

~おわりに~
 参加者へのアンケートから、「スロープ利用者は、遠回りして行かないと売店などの施設を利用できないのでトイレだけで帰ろうかと思ってしまう(瀬戸田PA上り)」「施設内に設置されているトイレやインフォメーションなどの案内の看板がわかりやすくて良かった(淡路SA下り)」など、貴重なご意見・ご感想をいただきました。
 皆様から頂戴したお声は、今後の施設づくりに活かしてまいります。

 平成29年11月18日(土)、「土木の日」にちなみ、「第10回橋梁模型コンテスト」と「土木の教室」が開催されました。
 両イベントとも、神戸市が主催するもので、橋梁模型コンテストは、本四高速ほか8団体が協賛となって、明石海峡大橋の神戸側の基礎のたもとにある展示施設「橋の科学館」にて行われました。
 橋梁模型コンテストは、高校、高専、大学から16チームが参加し、それぞれが予め製作した橋梁模型の審査が行われました。審査は、来場者の人気投票による一般審査、審査員による完成度、デザイン性などの審査のほか、本イベントの見どころでもある20キログラムの走行車両による載荷試験によって行われました。軽量度も審査の対象であるため、限られた材料でいかに強い構造にするかも設計・製作の技術を競うポイントとなっています。
 各チーム順に、工夫を凝らした点などをプレゼンテーションした後、審査員からの質問がありました。中には、厳しい質問もありましたが、そこは各チームとも想定の範囲内、さらりとかわし、いよいよ緊張の載荷試験に移りました。何事もなく車両が渡りきる橋梁、ミシミシと音を立てるも何とか壊れずに耐えた橋梁、残念ながら壊れてしまった橋梁など色々なことが起こりましたが、皆さん、やりきった感じの笑顔をみせていました。
 審査員からは、「従前に比べて無駄のない構造のものが目立った」とか「外観ではなく走行者の視点にたったデザイン」などといったコメントをされたように、年々、橋梁模型の出来栄えが良くなってきている様です。今回のイベントを通じて、さらに橋への興味が高くなったのであれば嬉しく思います。競争相手は、かなりの競合かもしれませんが、次回は是非、皆様も挑戦してみてはいかがでしょうか。ちなみに、優勝チームは、三年連続の受賞になります。最優秀賞、優秀賞の作品は、12月14日まで橋の科学館くつろぎのスペースに展示しています。
 一方の土木の教室は、小学校3年生以上の親子12組が参加し、「専門家による橋のはなし」や「マッチ棒でつくるトラス橋の模型づくり」が行われました。
 各親子とも、最近では身近に手にしないであろうマッチ棒と接着剤を使って、楽しそうにトラス橋といった三角を組み合わせた構造の橋を製作していました。将来、土木という仕事に携わった時に、今回のことを思い出してくれるでしょうか。
 そんな思いにふけっているうちに、あっという間にイベントは、終了時間を迎えました。

構造に工夫を凝らした橋梁
(構造に工夫を凝らした橋梁)

緊張の載荷試験
(緊張の載荷試験)

優勝した「night bridge」
(優勝した「night bridge」)

 

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