海から見よう瀬戸田花火大会2019
今年も瀬戸田サンセットビーチの花火大会を船から見るイベント「2019 Summer Cruising Party 瀬戸内しまなみ、夏の音楽船!」があるというので申し込んで参加しました。
昨年の様子は( https://www.jb-honshi.co.jp/shimanami/blog/?p=7845 )に。
クルーズの船が尾道港から花火会場の瀬戸田サンセットビーチまでしまなみ海道の島々の間を通り航行する間、ライブやダンス、夕暮れ時の風景を眺めて楽しむというイベントです。
そしてフィナーレは花火大会です。
2日前に台風10号が広島県を通過し心配しましたが、台風一過、この日は快晴の空、風も穏やかで絶好のクルージング日和です。
集合場所に早くつきましたが、新尾道大橋の見える尾道水道を渡船フェリーが行き交う景色もいい感じです。
尾道港で受付を済ませ乗船時間を待っていると、昨年と同じく「青いレモンの島いわぎ」と書かれた大きなフェリーが近づいてきました。
随分前から楽しみにしていたので気が急きますが、行列の順番で乗船をします。
今回のクルーズもフェリーズの船上ライブがあるということで来ています。
尾道の渡船を愛するフェリーズについてのこれまでの記事はこちら( https://www.jb-honshi.co.jp/shimanami/blog/?tag=ferrys )
今年もフェリーズの曲を作っているStraight & Palmer と一緒に登場です。フェリーの上でのフェリーズライブは景色も雰囲気も最高です。
曲目は船の上のバンドを歌うフェリーズマンボから始まり、尾道クルージング、瀬戸田の名所を歌うレモンファンタジー、アイランドロック、瀬戸内海はいいところといった、瀬戸内海、尾道の渡船、働く船、島々、釣りなどの歌を十数曲たっぷりと歌ってくれました。
船上では海からの風が心地よく吹いてきており、風に髪や衣装がなびき演出効果も抜群、潮風がとても似合うグループです。
夕暮れがせまり、フェリーズのステージの後はサンセットタイムです。
DJが夕日に合った雰囲気のよい曲をかけてくれます。
船内に来ているお店が食事と各種ドリンクを用意してくれていたので瀬戸田産レモン入りのジンジャーエールを試してみました。
ドリンクを片手に船べりでマジックアワーの海を眺めます。
船はすでに花火会場付近に来ており、多々羅大橋の幻想的な夜景も楽しめました。
日没後の時間は、Gen & Kamar with Akira Murakamiのしっとりとしたジャズとベリーダンスショーを楽しみます。ベリーダンスショーは去年と同様刺激が強くて残念ながら当ブログには写真は載せられません。
海上から花火を見ようという船が他にも何隻か来ており、特徴的なシルエットのガンツウも航行していました。
花火がはじまるとみんなが前方に集まります。甲板だけでなく、二階、三階もあるので思い思いの場所で楽しめます。船の上でゆったりと見る花火はちょっと特別なものです。
花火が終わると船は尾道港に戻ります。
5時間半ほどの船旅でしたが天気はよく、海もおだやか、風も気持ちよくライブも花火も楽しく時間が経つのが早かったです。心地よい余韻にひたり月明かりに照らされ生口島に帰っていくフェリーを尾道港から見送りました。来年も楽しみなイベントです。
第76回尾道みなと祭に行ってきました。
2019年4月27日、28日に行われた尾道みなと祭に行ってきました。今年は瀬戸内しまなみ海道開通20周年、尾道港開港850周年ということでいろいろな催しがありました。
駅前ステージ、ふるさとステージ、しまなみ交流館、駅前港湾緑地屋台村、本通り商店街パレード会場、海上自衛隊イベント、海岸通り「ええじゃんSANSA・がり踊り」コンテスト、神輿、クルーズ船と複数会場で2日間にわたる様々な催しで大勢の人が集まる賑やかなお祭りでした。
今年もお祭りの前に行われる祭典を見るために少し早めに会場にやって来ました。尾道水道を行き交う渡船には万国旗が飾られ、祭の賑わいを感じさせます。
駅前ステージには幼稚園児による開会セレモニーの準備がされていました。
しまなみ交流館では吹奏楽祭のリハーサルが行われています。
尾道みなと祭を始めるにあたり、尾道港の港湾修築に尽力された尾道寺社奉行 平山角左衛門(平山角左衛門の「角」の字は下が伸びた異体字です。)のお墓のある浄土寺法要と住吉神社境内にある平山霊神社での祭典が行われるので今回も見学をさせていただきました。
この神社には平山角左衛門の功績をたたえる碑があります。明治29年に建てられたもので漢文で書かれています。
会場も多く、見どころがたくさんあり、全部を見ることはできないのですが、まずは今回の目当てのふるさとステージへ向かいました。例年の場所が今年は尾道市役所新築工事中で使えないため、千光寺ロープウェイ乗り場に近い場所にステージが設けられていました。
今回もみなと祭に出演する尾道の渡船を愛するグループ、フェリーズのライブを見るためにみなと祭に来ています。尾道の渡船を歌う「尾道クルージング」「渡船フェリー」や、国産レモン発祥の地の生口島瀬戸田町を歌う「レモンファンタジー」やしまなみ海道をサイクリングするイメージの歌「ブルーラインGOGO」など定番となってきた曲を歌ってくれました。
歌の合間に通りすがりの観光客に手を振るなど、オープンで良い感じのライブでした。5月にニューアルバムが出るとのことでしたので、またチェックしていくことにします。
この会場では2日間ずっと演目があり、地元出身アーティストや地元の太鼓等盛り沢山でした。
他の会場の様子も見ようと海辺を歩いて行くと、みなと祭協賛イベントの尾道水道クルーズに普段尾道水道で見かけない海賊船?が来ているのが見えました。
駅前ステージでは姉妹都市イベントとして今治市と尾道市の郷土芸能の披露や、瀬戸内出身のSTU48のトークイベントがありました。
今年は瀬戸内しまなみ海道開通20周年ということで、本州四国連絡高速道路のキャラクター わたるも登場してしまなみ海道の歴史や現在の様子などを説明していました。
尾道みなと祭では、えいじゃんSANSA・がり踊りコンテストに企業、同好会、小中高校などが参加し一日中踊りの音楽が鳴り響いています。コンテスト会場にも行ってみました。
同じ曲で踊りを競っているので、各団体が振付けや衣装に工夫をこらしています。また踊りの応援には、ご当地キャラクターが来ていたりと、とても賑やかでした。因島からは「はっさくん」が来ていました。
お祭り2日目には、商店街でパレードがあり、御神輿が通るなどいっそう賑やかになっています。
お祭りの人混みを少し離れてみなと祭の主役である平山角左衛門の墓石を浄土寺に見学に行くことにしました。
平山角左衛門のお墓は国宝文化財の多宝塔の横にあるとのことでした。
お墓の横には平山角左衛門の功績を紹介する碑もありました。
「贈従五位平山角左衛門尚住は、尾道町奉行として着任するや港湾整備の必要を認めて寛保元年住吉浜を築調し港繁栄の基礎をたてた。町民は深くその功績をたたえ平山霊神社を祀り、大紀功碑を建立し毎年盛大な港祭りを催している。また昭和四十三年尾道名誉市民として千光寺山頂に顕彰碑を建てた。」と書かれています。
せっかくなので、千光寺山頂の顕彰碑も見に行ってみました。
山を登る途中にも「ええじゃんSANSA・がり」の曲が聞こえてきます。下を眺めるとお祭の会場や、尾道水道を行き交う渡船や造船所が見えます。祭の会場の音が山腹まで聞こえるぐらいに山、街、海、島がコンパクトに凝縮された箱庭的都市と言われているとおりの眺めです。
山頂の尾道市立美術館の近くに名誉市民の碑がありました。こちらの碑では平山角左衛門について「藝州藩士 元文五年尾道町奉行となり 港湾修築に心を用い 海面を埋立てて住吉浜を開き さらに港内浚渫 荷揚場新設など かずかずの業績をあげ 尾道港発展の基をかためた」と書かれていました。
850年を迎えた尾道港開港の1169年は平安時代。平山角左衛門が奉行となった元文五年(江戸時代)1740年頃の港の整備による発展はとても大きなものだったのでしょう。次にみなと祭に来る際には尾道の歴史についてもう少し学んでみようと思います。
「♡するレモンの島」で、せとだレモン祭。
2019年3月24日(日)生口島に第3回せとだレモン祭を見に行きました。
会場入り口には大きなレモンがあり、周りにたくさんの柑橘類が飾ってありました。
今日の祭りの主役は瀬戸田レモン。オープニングでは主催者をはじめ、尾道市長や尾道駅長など来賓の皆様もレモンに扮してご挨拶をされました。
せとだレモン祭実行委員会の川﨑実行委員長は両手にレモンを掲げ、レモン発祥の地からのさらなる発信拡大をしましょうと強く呼びかけられていました。
オープニングの次には新キャラクター募集でチャリチャリレモンを書いた方への表彰式、二代目レモン大使レモンザムライさんの任命式が行われました。レモンザムライさんは国産レモンの魅力に惹かれ、瀬戸田レモンを用いたレモンサワーの普及活動をされているとのことです。
式典に続いては和太鼓集団 島衆、島鼓美の演奏や、初代レモン大使葉月美姫さんとモンモンレモンちゃんによるダンス大会などがありました。
葉月美姫さんはレモンのカチューシャをつけ、イベントの司会などに大活躍されていました。
今回のレモン祭は、当ブログでも度々紹介しているフェリーズ( http://www.jb-honshi.co.jp/shimanami/blog/?tag=ferrys )の出演することが楽しみの一つで、音楽祭が行われるしおまち商店街に移動しました。
この日のフェリーズは Straight & Palmer with フェリーズとしてバンド編成で登場です。Straight & Palmer と一緒に出演する時はフェリーズも楽器のパートがあり二人だけで歌うときとはちょっと違った感じです。
レモン音楽祭ステージということもあるのか、一曲目に「レモンファンタジー」を歌ってくれました。歌詞にはベルカントホール、耕三寺、向上寺、しおまち商店街、亀の首、高根島、平山郁夫ミュージアム、ドルチェと会場近くの瀬戸田の名所が盛り込まれており生で聴くとたった今見た風景が頭に浮かび、まさにファンタジーな感じです。フェリーズをレモン祭に招待した方に感謝です。
曲目にはしまなみ海道サイクリングをイメージしたブルーラインGOGOもあり、会場の商店街の横をサイクリストが走って行くのを見ながら聞けるという偶然で特別な演出でした。
今回のレモン祭には、とにかくレモンがたくさん。いろいろ楽しむために会場でお得なチケットを買って、はちみつ漬けレモン、レモン餅や、セルフでのレモン絞りジュースなどいろんなものをおいしくいただきました。
レモンザムライさんのコーナーです。
レモンザムライさんについてインターネットで検索すると瀬戸田レモンの美味しさを広めるために東京でショップをはじめたとのこと。国産レモンは輸入品と違ってアフターハーベストを使っていないので完熟させると甘くなると紹介されています。
いままで知らずになんとなく皮まで食べられて嬉しいと思って瀬戸内のレモンを食べていましたが納得しました。
また、会場のお店には、カボチャくらい大きなレモンが飾ってあったり生のレモンを売るガチャガチャがあったりしました。
いろいろ飲食してみたので、この日1日のレモン摂取量はかなりのものになりました。
お腹も落ち着いたところでレモン祭のメイン会場に移動し、各種競技を観覧します。
半分にカットしたレモンを制限時間内に積み上げるレモンタワー競技
レモンまるかじり大会はレモン1個を早食いする競技で、見ているだけで口の中が酸っぱくなってきます。競技後に感想を聞かれても口が動かないのか一言もしゃべれない人が多く過酷な感じでしたが、最速記録20秒28という強者もいました。
ほかにも、巨大なレモンのオブジェを担ぐ、レモン担ぎタイムトライアルなどもありました。
それぞれキッズ部門と一般部門がありましたが、一般部門では岡山や東京など遠方から出場している方々もいて、今後の競技の発展がとても楽しみです。
レモンにちなんだおみやげも買って帰路につく途中、レモンが木に実っているところを見てから帰ることにしました。
多々羅大橋の見えるレモン谷に日本のレモン発祥の地の碑があります。場所は多々羅大橋への自転車歩行者道の入口付近です。
だいぶ収穫が済んでいるようでしたが、まだ収穫前の木々もあり多々羅大橋とレモンが一緒に写った写真も撮ることができました。
せとだレモン祭は、フェリーズのスケジュールで知り初めて見に行きましたが、レモン好きにはたまらない内容で、今後が楽しみなお祭りでした。
今後もしまなみ海道近辺で行われるいろいろな楽しいイベントを見に行き紹介をしたいと思います。
船からみよう打ち上げ花火、瀬戸田サンセットビーチ
夏は花火の季節。しまなみ海道の島々でも各地で花火大会が開かれました。
このうち、瀬戸田サンセットビーチの花火を船上から見ようというクルージングのイベント (Summer Cruising Party 2018) があったので行って来ました。
今回のイベントは花火だけではなくフェリーに乗って花火が上がる瀬戸田サンセットビーチまでの瀬戸内海の島々の間をクルージングしつつ音楽を楽しめるというものです。
乗船時間に尾道駅前の港で待っていると普段尾道で見ない大きなフェリーがやって来ました。船に描かれたレモンの絵と「青いレモンの島いわぎ」というペイントを見ると岩城島航路で活躍しているフェリーのようです。因島から乗船してきているお客さんもいるので船内ではDJが始まっているようで音楽とともに船が入港してきます。早くも楽しい気分になります。
尾道港の出港は17:00、花火が始まるのは20:30、それまではクルージングしながら各種音楽を楽しむ趣向です。
DJタイム、Liveにベリーダンス、フードやドリンクのマルシェ。いろいろあって花火までの時間も飽きさせません。
今回のイベントは当ブログでもたびたび紹介をしているフェリーズ( http://www.jb-honshi.co.jp/shimanami/blog/?tag=ferrys )の船上ライブがあるということで申し込みをして乗船しました。
Straight&Palmer with フェリーズのライブのステージは甲板上。以前高根島でのライブ( http://www.jb-honshi.co.jp/shimanami/blog/?p=3771 )に加わっていらっしゃったサックスの福西さんもゲスト出演しています。
瀬戸内海のロケーション、船上のステージ、快晴の天気、心地よい風、全てが最高です。航海が進むにつれて変化する背景の島々と夕暮れに近づいていく太陽や空が彩りを加える無限大の舞台装置。とても贅沢な演出でした。曲目にも「尾道クルージング」「瀬戸内海はいいところ」「レモンファンタジー」「渡船フェリー」「LOVE SHIP」といった今回のクルージングにぴったりのものがいくつもあります。フェリーの上でとても気持ちよさそうに歌うフェリーズの歌が聞けて観客の気持ちも高揚します。
フェリーの上でフェリーズが歌う映像をインターネットで見たときから直接見たかったライブをようやく体験することができました。
日没をむかえ魅惑的な風景をバックに岡山のジャズバンドKathが奏でるジャズのスタンダードナンバーも楽しみました。尺八、クラリネット、ギター、ピアノという異色の組み合わせです。
他にも、福山からのダンスチームの妖艶なベリーダンス(刺激的な踊りだったので写真を載せるのはちょっと控えました。)、DJタイムでの踊りなど花火が始まるまで楽しい音楽と踊りであっという間に時間が経ってしまいました。
長時間にわたるイベントで船内での食事も楽しみです。尾道、弓削、高根島からいろんなお店が来て船上マルシェをしていたのですが、この日は、クルーズを企画した高根パラディーゾのイノシシを使った料理をお目当てにきました。今回はメニューに「しまししドッグ」というしまししソーセージを使ったメニューがあったのでいただくことにしました。
しまなみ海道で増えてしまったイノシシを駆除するだけでなく美味しくいただくという生口島の猟ガールのとりくむジビエ商品を使ったホットドッグです。しまなみ海道の獣害問題についていろいろ考えつついただくのが良いかと思いつつ何も考える間もなくとにかく美味しくあっという間にたいらげました。生口島、高根島に行ったら是非食べてみてください。
このクルージングのメインイベントは瀬戸田の花火です。音楽にあわせて船の上でみる花火は浜でみる花火とは違った雰囲気でゆっくりと見ることができとても良いものでした。
今回の船旅での景色は尾道港、向島、岩子島、因島、生口島、高根島、大三島といろいろな島々の間を通り飽きることがありませんでした。
また、月夜に海から眺める多々羅大橋、生口橋や島で行われていた精霊流しの行灯が海上を流れてくる様子など、普段みることがない景色もとても素晴らしかったです。

多々羅大橋

生口橋
船は尾道港に23時20分に到着、17時の尾道港出港から長時間のクルーズでしたが非常に楽しいものでした。生口島に向けて帰って行くフェリーを見送りました。
島から海から楽しめるしまなみ海道、また面白いイベントがあればチェックしていってみたいと思います。
「しまなみ海道サイクリング」のページを新設しました。
瀬戸内しまなみ海道の自転車道を多くの方々に楽しんでいただけるように、JB本四高速のホームページ内に「しまなみ海道サイクリング」のページを新設しました。
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当ブログからは、次のリンクからアクセスできます。
( http://www.jb-honshi.co.jp/shimanamicycling/ )
「しまなみ海道サイクリング」のページでは、事前に知っておいていただきたい自転車歩行者道の利用法や走行時の注意点、自転車道マップ、島と島を結ぶ橋の紹介、お手軽なおすすめモデルコースなどを載せています。
空と海と島と橋をバックにブルーラインを走る自転車の動画には、当ブログでもたびたび紹介しているフェリーズ ( http://www.jb-honshi.co.jp/shimanami/blog/?tag=ferrys )にお願いして「ブルーラインGOGO」の曲を使用させていただきました。軽やかなメロディーと、しまなみ海道の島々を自転車で駆け抜ける歌をお楽しみ下さい。
トップページで使用している動画は、以下からもご覧いただけます。
先日のブログ(http://www.jb-honshi.co.jp/shimanami/blog/?p=6901)でもご紹介したとおり、自転車通行料金が期間限定で無料になる企画割引「しまなみサイクリングフリー」の実施期間も2019年3月31日まで延長となりました。
爽やかな海風を浴びながら、そして穏やかな瀬戸内の海や島々を眺めながらの海上サイクリング。四季が織りなす、それぞれに美しく表情を変える「瀬戸内しまなみ海道」を自転車で満喫してください。