• HOME
  • しまなみ海道とは
  • 観光情報
  • イベント情報
  • ブログ
HOME > ブログ

第76回尾道みなと祭に行ってきました。

2019年4月27日、28日に行われた尾道みなと祭に行ってきました。今年は瀬戸内しまなみ海道開通20周年、尾道港開港850周年ということでいろいろな催しがありました。

駅前ステージ、ふるさとステージ、しまなみ交流館、駅前港湾緑地屋台村、本通り商店街パレード会場、海上自衛隊イベント、海岸通り「ええじゃんSANSA・がり踊り」コンテスト、神輿、クルーズ船と複数会場で2日間にわたる様々な催しで大勢の人が集まる賑やかなお祭りでした。

 

今年もお祭りの前に行われる祭典を見るために少し早めに会場にやって来ました。尾道水道を行き交う渡船には万国旗が飾られ、祭の賑わいを感じさせます。

 

 

駅前ステージには幼稚園児による開会セレモニーの準備がされていました。

 

 

しまなみ交流館では吹奏楽祭のリハーサルが行われています。

 

 

尾道みなと祭を始めるにあたり、尾道港の港湾修築に尽力された尾道寺社奉行 平山角左衛門(平山角左衛門の「角」の字は下が伸びた異体字です。)のお墓のある浄土寺法要と住吉神社境内にある平山霊神社での祭典が行われるので今回も見学をさせていただきました。

 

 

この神社には平山角左衛門の功績をたたえる碑があります。明治29年に建てられたもので漢文で書かれています。

 

 

会場も多く、見どころがたくさんあり、全部を見ることはできないのですが、まずは今回の目当てのふるさとステージへ向かいました。例年の場所が今年は尾道市役所新築工事中で使えないため、千光寺ロープウェイ乗り場に近い場所にステージが設けられていました。

 

 

今回もみなと祭に出演する尾道の渡船を愛するグループ、フェリーズのライブを見るためにみなと祭に来ています。尾道の渡船を歌う「尾道クルージング」「渡船フェリー」や、国産レモン発祥の地の生口島瀬戸田町を歌う「レモンファンタジー」やしまなみ海道をサイクリングするイメージの歌「ブルーラインGOGO」など定番となってきた曲を歌ってくれました。

 

 

歌の合間に通りすがりの観光客に手を振るなど、オープンで良い感じのライブでした。5月にニューアルバムが出るとのことでしたので、またチェックしていくことにします。

 

 

この会場では2日間ずっと演目があり、地元出身アーティストや地元の太鼓等盛り沢山でした。

 

 

他の会場の様子も見ようと海辺を歩いて行くと、みなと祭協賛イベントの尾道水道クルーズに普段尾道水道で見かけない海賊船?が来ているのが見えました。

 

 

駅前ステージでは姉妹都市イベントとして今治市と尾道市の郷土芸能の披露や、瀬戸内出身のSTU48のトークイベントがありました。

 

 

今年は瀬戸内しまなみ海道開通20周年ということで、本州四国連絡高速道路のキャラクター わたるも登場してしまなみ海道の歴史や現在の様子などを説明していました。

 

 

尾道みなと祭では、えいじゃんSANSA・がり踊りコンテストに企業、同好会、小中高校などが参加し一日中踊りの音楽が鳴り響いています。コンテスト会場にも行ってみました。

 

 

同じ曲で踊りを競っているので、各団体が振付けや衣装に工夫をこらしています。また踊りの応援には、ご当地キャラクターが来ていたりと、とても賑やかでした。因島からは「はっさくん」が来ていました。

 

 

お祭り2日目には、商店街でパレードがあり、御神輿が通るなどいっそう賑やかになっています。

 

 

お祭りの人混みを少し離れてみなと祭の主役である平山角左衛門の墓石を浄土寺に見学に行くことにしました。

 

平山角左衛門のお墓は国宝文化財の多宝塔の横にあるとのことでした。

 

お墓の横には平山角左衛門の功績を紹介する碑もありました。

「贈従五位平山角左衛門尚住は、尾道町奉行として着任するや港湾整備の必要を認めて寛保元年住吉浜を築調し港繁栄の基礎をたてた。町民は深くその功績をたたえ平山霊神社を祀り、大紀功碑を建立し毎年盛大な港祭りを催している。また昭和四十三年尾道名誉市民として千光寺山頂に顕彰碑を建てた。」と書かれています。

 

せっかくなので、千光寺山頂の顕彰碑も見に行ってみました。

山を登る途中にも「ええじゃんSANSA・がり」の曲が聞こえてきます。下を眺めるとお祭の会場や、尾道水道を行き交う渡船や造船所が見えます。祭の会場の音が山腹まで聞こえるぐらいに山、街、海、島がコンパクトに凝縮された箱庭的都市と言われているとおりの眺めです。

 

 

山頂の尾道市立美術館の近くに名誉市民の碑がありました。こちらの碑では平山角左衛門について「藝州藩士 元文五年尾道町奉行となり 港湾修築に心を用い 海面を埋立てて住吉浜を開き さらに港内浚渫 荷揚場新設など かずかずの業績をあげ 尾道港発展の基をかためた」と書かれていました。

 

 

850年を迎えた尾道港開港の1169年は平安時代。平山角左衛門が奉行となった元文五年(江戸時代)1740年頃の港の整備による発展はとても大きなものだったのでしょう。次にみなと祭に来る際には尾道の歴史についてもう少し学んでみようと思います。

 

 

 

コメントは受け付けていません。