JB本四高速は、カザフスタン共和国に建設されている吊橋の維持管理に関して、独立行政法人国際協力機構(以下「JICA」と略します)の案件に参画することになりました。
【業務概要】
- JICA案件名
- :イルティシュ川橋梁維持管理支援(有償資金協力専門家)(総括/橋梁(吊橋))(橋梁(舗装))(橋梁(塗装))
- JICAからの受注者
- :株式会社IHIインフラシステム(以下「IIS社」と略します)
- 履行期間
- :2012年3月8日~2012年8年24日
- 業務内容
- :イルティシュ川橋梁の維持管理について、現地の橋梁技術者とともに現状把握を行い、技術的な観点からの助言・指導及び研修、補修計画の立案を行い、技術者の維持管理能力を強化することを目的として、3名の専門家を派遣する。このうち、JB本四高速は、橋梁(舗装)を担当します。
【イルティシュ川橋梁(Irtish River Bridge)】
- 架橋地点
- :カザフスタン共和国の北東、東カザフスタン州セメイ市(旧称:セミパラチンスク市)
- 橋梁形式
- :単径間吊橋
- 橋長
- :1,086m
- 中央径間長
- :750m
- 特徴
- :本橋は、日本の円借款により、2001年10月に完成。石川島播磨重工業株式会社(当時。現、株式会社IHI)が建設工事を担当。往復6車線を有する一箱桁形式の吊橋。最高・最低気温差が極めて大きい、厳しい自然環境下に立地。
【経緯】
平成24年1月25日、JICAより本案件が一般公示された後、プロポーザルの提出にあたり、IIS社より、吊橋の維持管理に豊富な経験・実績を有する弊社に、本案件への参画要請がありました。JICAとIIS社の契約成立後、JB本四高速はIIS社より技術支援業務として受注。
JB本四高速は、平成19年度以降、JICAより、海外技術者の本邦研修業務を多数受注していますが、技術支援業務には初めての参画となります。

図-1 イルティシュ川橋梁 一般図

写真-1 イルティシュ川橋梁 全景

写真-2 イルティシュ川橋梁 塔頂より(対岸がセメイ市)