潮流調査
強潮流の三次元分布観測システムの開発
強潮流を測定するため、音波による三次元的な広域流速情報が収集可能な流向流速計と、衛星を用いた船位計測システムを組み合わせた観測システムを現地実験等により実用化しました。
観測で得られた情報は、安全で確実な施工設備や施工法の計画に役立てられました。
地盤調査
大水深、強潮流下の地盤から大口径の不攪乱試料を採取する技術を構築
海中基礎を安全でかつ合理的に設計するには、海底地盤の的確な把握が不可欠でした。
このため、大水深・強潮流下で作業ができる海上作業足場とケーシング保持技術の開発、新開発された大口径コアサンプリング技術の組み合わせにより、明石海峡の海底から乱れのない試料の採取に成功しました。
その結果、従来弱いとされていた地盤が意外に強い地盤であることを確認し、基礎を浅く設計することができました。