2008 年 2 月 のアーカイブ

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–JB本四高速のエンジニアが維持管理技術の向上に協力しています。–

ケニア国では、道路の維持管理技術を向上させるためのプロジェクトが進行しています。プロジェクトは三年計画で策定され、今年は、その最終年度、仕上げの年に当たります。ケニアの道路はこれまで適切に維持管理されなかったため、日常生活や物資の輸送に多大な支障が出ています。たとえば、下の写真のように、道路の排水設備に投棄されたゴミがつまって池のようになっていたり、舗装が甚だしく損傷したりしている様子はそこら中で見かけられます。


さて、本プロジェクトの目的は、小規模な損傷に対する迅速な補修方法や点検・評価・補修計画の作成といった維持管理全般の流れを習得してもらうことです。プロジェクトチームのメンバー(写真)をはじめケニアの方々は、”ハクナマタタ(問題ない)”の精神で”ポレポレ(ゆっくり)”な仕事ぶりですが、大変熱心なメンバーもいます。プロジェクトでは、写真のように、技術向上のための具体的な指導を行っています。

これから、ケニア国の紹介も含め、技術協力の様子を連載いたしますので、お楽しみに!それでは、トゥタオナナ・テナ、クワ・ヘリ(また会いましょう、さようなら)

      今年4月5日に明石海峡大橋は開通10周年を迎えます。
      そこで、若手社員を対象に「橋の科学館」の橋のマイスター・
      *島田喜十郎先生によるご講演を頂きました。

橋の建設計画がまだ「夢の架け橋」であった頃から完成に至るまでの歴史。島田先生は、故原口神戸市長を慕い、神戸市の技官となり、明石海峡大橋の架橋構想の働きを間近に見てこられました。当時の架橋構想には、原口市長の熱い思いや神戸港の開発構想も背景にあり、社員が経験していない時代のお話を聞くことが出来ました。


わたるも、架橋の歴史を風化させずに語り継いでいきたいと思います。
島田先生には、金曜日に橋の科学館で会えるよ☆

*島田先生は、神戸市の橋梁専門家としてポートアイランドに架かる神戸大橋の
計画から建設、また明石海峡大橋の計画・設計に携われ、本四公団でもご活躍
されました。

長大橋技術センターから、長大橋NEWSレターの32号が発行されました!!


長大橋NEWSレターとは、JB本四高速で開発している長大橋の維持管理技術や国内外の長大橋プロジェクトなどを紹介する情報小紙で、無料で発行しています。現在、日本国内だけでなく、世界24ヶ国の技術者・研究者等へ印刷版を送っています。また、当HPからpdfファイル版をダウンロードすることも可能です。

今号では、9月21日のわたる便りで紹介しました、平戸大橋へのさび対策工事についてもう少し技術的な内容を取り上げています。その他、広島県で建設されている吊橋(豊島大橋)やJB本四高速の社員が参加した国際会議、および今年5月にJB本四高速主催で高松にて開催いたします国際会議について紹介しています。

内容に興味をもたれた方はこちらへどうぞ。創刊号からのバックナンバーも見ることができます!!

 

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