道路の管理にいろいろな車輌を使っています
しまなみ海道で点検に使用した、普段あまりお目にかかれない車輌を紹介します。
【橋梁点検車】
今回紹介する車輌の中では、比較的多く見かけるタイプの車輌で、トラックに足場を架装した、はしご車のようなものです。
この足場に乗り込み、橋梁の下側や横側に近づいて点検します。
【路面性状調査車】
走行しながら、道路の路面部分を表面から観察し、舗装の健康状態を点検する車輌です。
レーザーやテレビカメラを装備しており、路面の凸凹やひび割れを記録していきます。
【トンネル点検車】
走行しながら、トンネル壁面のひび割れ状況をカメラで撮影します。
また、トンネル形状を自動計測できるレーザーも搭載しています。
【空洞調査車】
走行しながら、車輌から電磁波を出して、路面の内部状況を調査します。
通常は土工部の道路下に空洞がないかを調査することが多いですが、今回の点検では橋梁の床面や舗装内部に異常がないかを確認するために使用しました。
これらの点検を行う際には、お客様にご不便をおかけしますが、安全快適な道路を保つために必要なことなので、ご理解をお願いします。
http://www.jb-honshi.co.jp/corp_index/company/cm/pr1.html
「シェイクアウトえひめ」に参加しました
昨年に引き続き、えひめ防災週間(12月17日~23日)に合わせて、12月19日に愛媛県内で一斉に行われる地震発生時の安全確保訓練「シェイクアウトえひめ」に参加しました。
シェイクアウトの説明は、過去のブログに記載していますので、そちらをご覧ください。
(http://www.jb-honshi.co.jp/shimanami/blog/?m=20160104)
しまなみ今治管理センターでは、当日午前11:00に管内一斉放送を行い、約1分間、地震発生時の安全確保訓練を行いました。
写真は地震発生時に机の下に隠れ、折りたたみヘルメット(※)を着用している様子です。
(※)折りたたみヘルメットの設置
しまなみ今治管理センターでは、地震発生時の身を守るための手段として、各執務机の下に折りたたみヘルメットを設置しています。
この折りたたみヘルメットは簡単に組み立てることができ、普段は折りたたまれた状態で保管が可能なため、常時や地震発生時に机の下に隠れる時にも邪魔になりません。
また、しまなみ今治管理センターでは、地震発生時にけがをする恐れのある危険な場所をハザードとして図面に可視化し、社員等へ周知する作業を進めています。そして、このハザードを解消するために必要な地震対策を合わせて実施して、安全な職場環境づくりも進めています。
話は変わりますが、災害対策の基本は「自助・共助・公助」であり、これらを的確に組み合わせることで災害被害を軽減できると言われています。
まず「自助」。すなわち「自分の命は自分で守る」ということです。地震に関して言えば、建物の耐震補強、家具等の転倒防止対策や備蓄等といったことが基本となります。当センターで設置している折りたたみヘルメットもこの自助に当たります。
次に「共助」。例えば高齢者だけの世帯など自分達だけでの力では備えを行うことができない場合もあります。家族、企業や地域自主防災組織等で協力して備えを行うとともに、いざというときのために防災訓練等を通して、防災コミュニティを形成していくことが重要となります。
最後に「公助」。これは行政による救助、支援のことを言います。基本のハード対策・ソフト対策は、行政の業務として行われるものですが、地域の現状に沿った細かな対策を実施するためには、地域住民等の協力が不可欠となります。
また、阪神淡路大震災を契機として生まれた「防災士」という資格もあります。これは「自助・共助・公助」を原則として、地域や社会といった様々な場面で主体的な行動を期待される防災リーダーであり、日本防災士機構が認証した人のことを言います。
※日本防災士機構(http://bousaisi.jp/)
防災士認証登録者数(全国):119,400人(2016年11月現在)
(都道府県別): 8,536人(第2位 愛媛県)
これから対策をされる方は、まずは自身の身の回りから少しずつ始めていきましょう。
橋のてっぺんでピカピカ白く光っているのは何ですか?
お客様からこんな質問を受けたので、ここでも回答したいと思います。
「しまなみ海道を車で通るとき、気になっていることがあります。
橋のてっぺんで、なにやらカメラのフラッシュ(ストロボ)のようなものが白くピカピカ点いたり消えたりしているのは何ですか?」
来島海峡大橋の写真を見ると、塔頂の両端と塔の半分ぐらいの高さで、なるほど何か白く光っているのが確認できますね。(点滅しています。)
実は本当にカメラのフラッシュを大きくしたものなんですよ。
見た目はこんな感じ・・・巨大フラッシュでしょ
カメラのフラッシュも長大橋の灯具も発光部にキセノンランプを使っています。
コンデンサに蓄えられた電気を一気に流すことで、高電圧を瞬時にかけて、ビカーッ!と、まばゆい光を発しているんです。
ちなみに長大橋の灯具は光度20000~200000カンデラ、まさに「フラッシュ」
白色の光は、長大橋梁と同じく瀬戸内海の多島美にマッチしていると思いませんか?
航空障害灯というもので、「地表又は水面から60m以上の高さの物件に設置しなければならない。」と航空法で定められています。
上空を通過する飛行機などに橋の存在を示し注意喚起することで航行の安全を守っているのです。
神無月と霜月のある日、しまなみ海道の大三島橋と大島大橋の航空障害灯を更新したのですが、気づいた人はいるでしょうか?
新しい航空障害灯はキセノンランプではなく、新製品のLEDランプを採用しています。
キセノンランプでもLEDランプでも性能(光り方)は同じなので、更新されたことは、パッと見た感じでは、ほとんど気づかないでしょうね。
もし気づいた人がいるなら特殊能力の持ち主ですから自慢していいですよ。
光り方はそのままですが、ランプがLEDに変わったことで、いくつかメリットはあったんですよ。
①キセノンランプの時は、球切れによるランプ交換を毎年していました。(交換作業が結構大変)
LEDランプだと、次回灯具を更新予定の20年後まで球替え無しでいいようになりました。(安くて楽ちん)
②消費電力も小さくなり電気代が減ったのでエコです。地球に優しいです。
③灯具の形状を比べてみると箱形から円柱形に変わったことが分かりますね。
以前はカメラのフラッシュのように灯具の前面(120度)だけに発光していたものが、灯具の周り全体(360度)に発光するようになりました。
これにより灯具の数を半分に減らすことができたので、更新工事の費用も大幅に削減できたのです。
技術の進歩ってスゴイですね。
話はかわりますが、大三島橋の写真で、道路部分の側面に赤・白・緑色のランプが点灯しているのがお分かりでしょうか?(写真では分かりませんが、大島大橋や来島海峡大橋にもあります。)
これらの灯火は、橋梁灯と呼ばれるもので、橋の下を通過する船舶に対して航路や可航水域を示す、航路標識法で定める光波標識の一つです。
橋梁灯は現在シールドビームランプを使用していますが、将来灯具更新の時にはLEDランプに変わっていく予定です。
こうして長大橋を見ていくと、長大橋は島と島とを道路で安全快適に繋げているだけでなく、空と海の安全にも貢献していることで、維持管理をしている我々もその価値を再認識でき勉強になりました。
私たちの仕事を動画で紹介しています。
http://www.jb-honshi.co.jp/corp_index/company/cm/pr1.html
多々羅大橋の桁内移動車
今回は、点検で使用する乗り物について紹介します。
新尾道大橋、多々羅大橋、来島海峡大橋の箱桁内はとても狭く、移動するだけでも大変です。
そのため、バッテリー駆動の桁内移動車を設置しています。
こちらの写真は、多々羅大橋の桁内移動車です。
アクセルレバーを傾けて走行速度を調整するだけなので、とても簡単に運転できます。
走行速度は最大で5km/h出すことができます。早歩きくらいのスピードです。
ご紹介した桁内移動車を効率的に活用し、今後もお客様に安全・安心・快適を届けるため、また200年以上の長期にわたり利用される橋を目指して、万全な維持管理に努めます。
箱桁内のレール上を車輪で走行している動画はこちら
私たちの仕事を動画で紹介しています。
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上空180mからの景色はいかがですか?
今年も来島海峡大橋の主ケーブルの温湿度測定を実施しました。
昨年の記事はこちら(http://www.jb-honshi.co.jp/shimanami/blog/?p=313)
吊橋の主ケーブルを錆びさせないように、ケーブルの中に乾燥空気を送り込む、「ケーブル送気乾燥システム」は、JB本四高速が開発した技術で、本四架橋だけでなく、国内、海外の大規模な吊橋の主ケーブルでも採用されています。
主ケーブル内の温度と湿度は、代表的な区間で自動計測によりモニタリングをしていますが、1年に1度、ケーブルの隅々まで乾燥空気が行き渡っているのかを確認するために、全ての主ケーブル上を歩いて、温度と湿度の計測を直接行っています。
主ケーブル上を歩くときは、ハンドロープという手摺りのロープに安全帯(命綱)を掛けます。支柱を超える時に掛け替えを行わなければならないため、安全帯が1本だと、掛け替えの時に安全帯が全くかかっていないタイミングができてしまいます。
それを防ぐために、左右両方のハンドロープに安全帯を掛ける、2本掛けのタイプを用いています。
写真は「ハーネス」というタイプの器具で、背中に2本安全帯がついています。
今年は、ウエアラブルカメラをヘルメットに装着して、温湿度の計測状況の動画を撮影しました。
点検員の目線で見るケーブル上からの景色は如何ですか?
主ケーブル上の移動は、気持ちよさそうに見えるかもしれませんが、急勾配のケーブル上で物の落下に細心の注意を払う必要があり、精神的にも肉体的にも厳しい作業です。
JB本四高速では、200年以上の長期にわたり利用される橋をめざして、様々な箇所の点検、補修を行っています。
私たちの仕事を動画で紹介しています。
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