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「シェイクアウトえひめ」に参加しました

昨年に引き続き、えひめ防災週間(12月17日~23日)に合わせて、12月19日に愛媛県内で一斉に行われる地震発生時の安全確保訓練「シェイクアウトえひめ」に参加しました。

 

シェイクアウトの説明は、過去のブログに記載していますので、そちらをご覧ください。

http://www.jb-honshi.co.jp/shimanami/blog/?m=20160104

 

しまなみ今治管理センターでは、当日午前11:00に管内一斉放送を行い、約1分間、地震発生時の安全確保訓練を行いました。

写真は地震発生時に机の下に隠れ、折りたたみヘルメット(※)を着用している様子です。

 

地震発生。机の下に隠れようとしています。

地震発生。机の下に隠れようとしています。

 

机の下に隠れて、落下物から身を守っています。

机の下に隠れて、落下物から身を守っています。

 

折りたたみヘルメットを着用。

折りたたみヘルメットを着用。

 

(※)折りたたみヘルメットの設置

しまなみ今治管理センターでは、地震発生時の身を守るための手段として、各執務机の下に折りたたみヘルメットを設置しています。

この折りたたみヘルメットは簡単に組み立てることができ、普段は折りたたまれた状態で保管が可能なため、常時や地震発生時に机の下に隠れる時にも邪魔になりません。

 

折りたたみ状況(左:折りたたみ時、右:着用時)

折りたたみ状況(左:折りたたみ時、右:着用時)

 

折りたたみヘルメットの設置状況

折りたたみヘルメットの設置状況

 

また、しまなみ今治管理センターでは、地震発生時にけがをする恐れのある危険な場所をハザードとして図面に可視化し、社員等へ周知する作業を進めています。そして、このハザードを解消するために必要な地震対策を合わせて実施して、安全な職場環境づくりも進めています。

 

話は変わりますが、災害対策の基本は「自助・共助・公助」であり、これらを的確に組み合わせることで災害被害を軽減できると言われています。

まず「自助」。すなわち「自分の命は自分で守る」ということです。地震に関して言えば、建物の耐震補強、家具等の転倒防止対策や備蓄等といったことが基本となります。当センターで設置している折りたたみヘルメットもこの自助に当たります。

次に「共助」。例えば高齢者だけの世帯など自分達だけでの力では備えを行うことができない場合もあります。家族、企業や地域自主防災組織等で協力して備えを行うとともに、いざというときのために防災訓練等を通して、防災コミュニティを形成していくことが重要となります。

最後に「公助」。これは行政による救助、支援のことを言います。基本のハード対策・ソフト対策は、行政の業務として行われるものですが、地域の現状に沿った細かな対策を実施するためには、地域住民等の協力が不可欠となります。

 

また、阪神淡路大震災を契機として生まれた「防災士」という資格もあります。これは「自助・共助・公助」を原則として、地域や社会といった様々な場面で主体的な行動を期待される防災リーダーであり、日本防災士機構が認証した人のことを言います。

※日本防災士機構(http://bousaisi.jp/

防災士認証登録者数(全国):119,400人(2016年11月現在)

(都道府県別):  8,536人(第2位 愛媛県)

 

 

これから対策をされる方は、まずは自身の身の回りから少しずつ始めていきましょう。

 

 

 

橋のてっぺんでピカピカ白く光っているのは何ですか?

お客様からこんな質問を受けたので、ここでも回答したいと思います。

 

「しまなみ海道を車で通るとき、気になっていることがあります。

橋のてっぺんで、なにやらカメラのフラッシュ(ストロボ)のようなものが白くピカピカ点いたり消えたりしているのは何ですか?」

 

来島海峡大橋の写真を見ると、塔頂の両端と塔の半分ぐらいの高さで、なるほど何か白く光っているのが確認できますね。(点滅しています。)

 

来島海峡第三大橋から来島海峡第一大橋を望む

来島海峡第三大橋から来島海峡第一大橋を望む

 

実は本当にカメラのフラッシュを大きくしたものなんですよ。

見た目はこんな感じ・・・巨大フラッシュでしょ

 

大三島橋アーチリブ上部の発光部

大三島橋アーチリブ上部の発光部

 

カメラのフラッシュも長大橋の灯具も発光部にキセノンランプを使っています。

 

コンデンサに蓄えられた電気を一気に流すことで、高電圧を瞬時にかけて、ビカーッ!と、まばゆい光を発しているんです。

 

ちなみに長大橋の灯具は光度20000~200000カンデラ、まさに「フラッシュ」

 

白色の光は、長大橋梁と同じく瀬戸内海の多島美にマッチしていると思いませんか?

 

 

航空障害灯というもので、「地表又は水面から60m以上の高さの物件に設置しなければならない。」と航空法で定められています。

上空を通過する飛行機などに橋の存在を示し注意喚起することで航行の安全を守っているのです。

 

神無月と霜月のある日、しまなみ海道の大三島橋と大島大橋の航空障害灯を更新したのですが、気づいた人はいるでしょうか?

 

大三島橋アーチリブ上部中央付近に航空障害灯の白い光が・・・

大三島橋アーチリブ上部中央付近に航空障害灯の白色光が・・・

 

大島大橋の塔鵰の両端に航空障害灯の白色光が・・・

大島大橋の塔頂の両端に航空障害灯の白色光が・・・

 

新しい航空障害灯はキセノンランプではなく、新製品のLEDランプを採用しています。

 

大三島橋アーチリブ上部の発光部がLEDランプに更新されました。

大三島橋アーチリブ上部の発光部をLEDランプに更新しました。

 

キセノンランプでもLEDランプでも性能(光り方)は同じなので、更新されたことは、パッと見た感じでは、ほとんど気づかないでしょうね。

もし気づいた人がいるなら特殊能力の持ち主ですから自慢していいですよ。

 

 

光り方はそのままですが、ランプがLEDに変わったことで、いくつかメリットはあったんですよ。

①キセノンランプの時は、球切れによるランプ交換を毎年していました。(交換作業が結構大変)

LEDランプだと、次回灯具を更新予定の20年後まで球替え無しでいいようになりました。(安くて楽ちん)

 

②消費電力も小さくなり電気代が減ったのでエコです。地球に優しいです。

 

③灯具の形状を比べてみると箱形から円柱形に変わったことが分かりますね。

 

以前はカメラのフラッシュのように灯具の前面(120度)だけに発光していたものが、灯具の周り全体(360度)に発光するようになりました。

 

これにより灯具の数を半分に減らすことができたので、更新工事の費用も大幅に削減できたのです。

 

技術の進歩ってスゴイですね。

 

 

 

話はかわりますが、大三島橋の写真で、道路部分の側面に赤・白・緑色のランプが点灯しているのがお分かりでしょうか?(写真では分かりませんが、大島大橋や来島海峡大橋にもあります。)

 

これらの灯火は、橋梁灯と呼ばれるもので、橋の下を通過する船舶に対して航路や可航水域を示す、航路標識法で定める光波標識の一つです。

 

橋梁灯は現在シールドビームランプを使用していますが、将来灯具更新の時にはLEDランプに変わっていく予定です。

 

 

こうして長大橋を見ていくと、長大橋は島と島とを道路で安全快適に繋げているだけでなく、空と海の安全にも貢献していることで、維持管理をしている我々もその価値を再認識でき勉強になりました。

 

 

私たちの仕事を動画で紹介しています。

 

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                                                                                                                                                                    http://www.jb-honshi.co.jp/corp_index/company/cm/pr1.html

 

 

 

 

 

多々羅大橋の桁内移動車

今回は、点検で使用する乗り物について紹介します。

新尾道大橋、多々羅大橋、来島海峡大橋の箱桁内はとても狭く、移動するだけでも大変です。

そのため、バッテリー駆動の桁内移動車を設置しています。

新尾道大橋

新尾道大橋

多々羅大橋

多々羅大橋

来島海峡大橋

来島海峡大橋

 

こちらの写真は、多々羅大橋の桁内移動車です。

桁内移動車

桁内移動車

アクセルレバーを傾けて走行速度を調整するだけなので、とても簡単に運転できます。

操作レバー

操作レバー

走行速度は最大で5km/h出すことができます。早歩きくらいのスピードです。

ご紹介した桁内移動車を効率的に活用し、今後もお客様に安全・安心・快適を届けるため、また200年以上の長期にわたり利用される橋を目指して、万全な維持管理に努めます。

 

箱桁内のレール上を車輪で走行している動画はこちら

 

 

私たちの仕事を動画で紹介しています。

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http://www.jb-honshi.co.jp/corp_index/company/cm/pr1.html

 

 

上空180mからの景色はいかがですか?

今年も来島海峡大橋の主ケーブルの温湿度測定を実施しました。

昨年の記事はこちら(http://www.jb-honshi.co.jp/shimanami/blog/?p=313

ブログ_吊橋メインケーブルの温湿度測定を実施しました.pdf - Adobe Acrobat

 

吊橋の主ケーブルを錆びさせないように、ケーブルの中に乾燥空気を送り込む、「ケーブル送気乾燥システム」は、JB本四高速が開発した技術で、本四架橋だけでなく、国内、海外の大規模な吊橋の主ケーブルでも採用されています。

主ケーブル内の温度と湿度は、代表的な区間で自動計測によりモニタリングをしていますが、1年に1度、ケーブルの隅々まで乾燥空気が行き渡っているのかを確認するために、全ての主ケーブル上を歩いて、温度と湿度の計測を直接行っています。

主ケーブル上を歩くときは、ハンドロープという手摺りのロープに安全帯(命綱)を掛けます。支柱を超える時に掛け替えを行わなければならないため、安全帯が1本だと、掛け替えの時に安全帯が全くかかっていないタイミングができてしまいます。

それを防ぐために、左右両方のハンドロープに安全帯を掛ける、2本掛けのタイプを用いています。

写真は「ハーネス」というタイプの器具で、背中に2本安全帯がついています。

 

ハーネスを装着したところ

ハーネスを装着したところ

 

両側のハンドロープにそれぞれの安全帯を取り付けます

両側のハンドロープにそれぞれの安全帯(フック)を掛けます

 

支柱を越えるところ 片側ずつ支柱を越えた位置のハンドロープに安全帯を取り付けます

支柱を越えるところ 片側ずつ支柱を越えた位置のハンドロープに安全帯(フック)を掛けかえます

 

今年は、ウエアラブルカメラをヘルメットに装着して、温湿度の計測状況の動画を撮影しました。

点検員の目線で見るケーブル上からの景色は如何ですか?

 

 

主ケーブル上の移動は、気持ちよさそうに見えるかもしれませんが、急勾配のケーブル上で物の落下に細心の注意を払う必要があり、精神的にも肉体的にも厳しい作業です。

JB本四高速では、200年以上の長期にわたり利用される橋をめざして、様々な箇所の点検、補修を行っています。

 

 

私たちの仕事を動画で紹介しています。

 

pr1_capture_21

http://www.jb-honshi.co.jp/corp_index/company/cm/pr1.html

 

向島IC~因島北IC間において、夜間片側交互通行規制を行います。

しまなみ海道の向島IC~因島北IC間において、舗装補修工事のため、夜間片側交互通行規制を行います。

お客様には、ご不便、ご迷惑をおかけしますが、工事へのご理解とご協力をお願いいたします。

◯夜間片側交互通行規制区間 : 向島IC ~ 因島北IC間

◯規制期間 : 平成28年8月24日(水) ~ 10月31日(月)(土日祝日除く)

◯規制時間 : 各日 21:00 ~ 7:00(翌朝)

※規制場所の手前に、一旦停止箇所がありますのでご注意ください。また、停車時には、後方車両への注意喚起のハザードランプ点灯をお願いいたします。

夜間片側交互通行規制チラシ

夜間片側交互通行規制チラシ

 

 

 

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