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上空180mからの景色はいかがですか?

今年も来島海峡大橋の主ケーブルの温湿度測定を実施しました。

昨年の記事はこちら(http://www.jb-honshi.co.jp/shimanami/blog/?p=313

ブログ_吊橋メインケーブルの温湿度測定を実施しました.pdf - Adobe Acrobat

 

吊橋の主ケーブルを錆びさせないように、ケーブルの中に乾燥空気を送り込む、「ケーブル送気乾燥システム」は、JB本四高速が開発した技術で、本四架橋だけでなく、国内、海外の大規模な吊橋の主ケーブルでも採用されています。

主ケーブル内の温度と湿度は、代表的な区間で自動計測によりモニタリングをしていますが、1年に1度、ケーブルの隅々まで乾燥空気が行き渡っているのかを確認するために、全ての主ケーブル上を歩いて、温度と湿度の計測を直接行っています。

主ケーブル上を歩くときは、ハンドロープという手摺りのロープに安全帯(命綱)を掛けます。支柱を超える時に掛け替えを行わなければならないため、安全帯が1本だと、掛け替えの時に安全帯が全くかかっていないタイミングができてしまいます。

それを防ぐために、左右両方のハンドロープに安全帯を掛ける、2本掛けのタイプを用いています。

写真は「ハーネス」というタイプの器具で、背中に2本安全帯がついています。

 

ハーネスを装着したところ

ハーネスを装着したところ

 

両側のハンドロープにそれぞれの安全帯を取り付けます

両側のハンドロープにそれぞれの安全帯(フック)を掛けます

 

支柱を越えるところ 片側ずつ支柱を越えた位置のハンドロープに安全帯を取り付けます

支柱を越えるところ 片側ずつ支柱を越えた位置のハンドロープに安全帯(フック)を掛けかえます

 

今年は、ウエアラブルカメラをヘルメットに装着して、温湿度の計測状況の動画を撮影しました。

点検員の目線で見るケーブル上からの景色は如何ですか?

 

 

主ケーブル上の移動は、気持ちよさそうに見えるかもしれませんが、急勾配のケーブル上で物の落下に細心の注意を払う必要があり、精神的にも肉体的にも厳しい作業です。

JB本四高速では、200年以上の長期にわたり利用される橋をめざして、様々な箇所の点検、補修を行っています。

 

 

私たちの仕事を動画で紹介しています。

 

pr1_capture_21

http://www.jb-honshi.co.jp/corp_index/company/cm/pr1.html

 

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