新居浜太鼓祭り
10月16日から18日までの3日間、愛媛県新居浜市では新居浜太鼓祭りが秋晴れの下、盛大に行われました。新居浜では、それぞれの地区ごとに太鼓台が集まり各地区独自の行事が行われますが、その中でも上部地区では秋祭りにも子供太鼓が運行され、17日に行われた山根グランド統一寄せでは、大人太鼓にも負けないぐらいの10台もの子供太鼓が出場し、元気な演技を繰り広げました。子供のころから太鼓台に触れ、根っからの太鼓台好きへと成長した新居浜っ子が、全国にもその名が轟く勇壮華麗な新居浜太鼓祭りを支えています。
ぜひ四国においでになり、新居浜をはじめ、四国各地の熱過ぎる秋祭りを体感してください。
大山祇神社抜穂祭
10月19日アップの当ブログ(大三島 大山祇神社産須奈大祭)で、ほんの少しだけふれていました大山祇神社抜穂祭(ぬいぼさい)が、秋晴れのなか10月21日(旧暦9月9日)に行われました。
抜穂祭は新穀祭とも呼ばれる収穫祭で、目に見えない稲の精霊と一力山(力士)が相撲をとる一人角力(ひとりずもう)等が奉納されます。
まず初めに斎田祭場の御桟敷殿に三基の神輿が神幸され、可愛い早乙女姿の女の子がたわわに実った稲を収穫し奉納したあと、一人角力が奉納されました。
一人角力は、稲の精霊と一力山が3本勝負を行い、稲の精霊が勝つとその年は豊作になるとされています。緊迫したなかで、稲の精霊と一力山が全身全霊で戦い、2勝1敗で稲の精霊が見事に勝利し、大歓声のなか今年も大豊作が約束されました。
観客のなかには、本州側、四国側から遠路はるばるこの抜穂祭にあわせて観光される方々や、プロ顔負けのカメラマン達と大変な賑わいぶりでした。
また、大山祗神社の裏手の奥の院への参道に、『生樹の御門』(いききのごもん)という、樹齢3000年にもなる愛媛県の天然記念物の大楠の木があります。その根元の空洞をくぐると不老長寿のご利益があると言われ、パワースポットとなっています。
抜穂祭と同様、春には御田植祭(旧暦5月5日、来年は6月9日)が開催されますので、みなさまも一度しまなみ海道を渡って、『神の島大三島』のパワースポットに立ち寄ってみてはいかがですか。