尾道いんのしま除虫菊まつり
5月3日、前回ブログで紹介した因島アメニティ公園まつりをあとにして、尾道いんのしま除虫菊まつりの会場に向かいます。

会場の因島フラワーセンター
この日は、いんのしマルシェも開催されており、こちらの駐車場もいっぱいで、今年のゴールデンウィークの尾道の人出はすごかったのではないでしょうか。
いんのしマルシェは以前にも紹介( https://www.jb-honshi.co.jp/shimanami/blog/?p=3350 )していますが、今年で6回目となるようで、しまなみ海道沿線からいろんなお店が集まってきていました。
会場のフラワーセンターは花壇や温室がありいろいろな花を楽しむことができ大変のどかなところです。
今日のお祭りの主役である白くて可憐な除虫菊の花もあちこちで見かけます。
除虫菊という名前ですが、花には蝶がとまっており普通の花に見えます。
因島ではかつて除虫菊の栽培が盛んであり、尾道市に合併する前の因島市の市民の花であったことなどからこのお祭りが行われているようで、フラワーセンター内には歴史についての展示がありました。
お祭りの企画で昭和の除虫菊古写真展「除虫菊の里・因島」もあり、除虫菊が咲き誇る畑とその背景に建設中の因島大橋が写っている写真もありました。
この日は除虫菊花つみ体験、除虫菊のタッジーマッジー作りや除虫菊を使った線香手作り体験も行われていて、思い思いの形に整えて乾燥中の線香も見られました。
渦巻き型蚊取り線香全盛の時代には因島重井町が日本一の栽培地で、5月の開花時には島全体に美しい純白の除虫菊が咲く印象深い風景が見られたようです。
化学物質の製品にかわっていくことでそれらの栽培地もなくなり、現在は除虫菊は伝承・保存と観光目的で一部の畑で栽培を継続しているとのことです。
いんのしま除虫菊MAPが配布されていたので、せっかくなので因島大橋が見える除虫菊畑にも行ってみることにしました。
フラワーセンターから白滝山を登っていき、さらに先まで行ったところに除虫菊畑がありました。除虫菊の見頃は4月下旬から5月中旬ですが、この日はまだ満開には少し早かったようで一面真っ白な花とはいきませんでしたが、以前から気になっていた撮影スポットを確認できたので満足でした。
帰り道の途中の一本松というところに「因島除虫菊の父 村上勘兵衛翁の碑」がありましたのでここにも立ち寄ってみました。
フラワーセンターの展示では、昭和15年に因島での除虫菊栽培が350ヘクタールもあり最高面積だった、とありました。村上勘兵衛翁は、昭和4年に因島重井の村長となり因島に県農事試験場除虫菊試験地を誘致し、因島の除虫菊の栽培を普及促進させた方です。
尾道での除虫菊栽培の歴史を偲ぶものは、因島だけでなく向島の除虫菊神社や尾道千光寺公園の石碑などにも見られます。満開の除虫菊畑の写真などと合わせて、またの機会に紹介ができたらと思います。
因島アメニティ公園まつり
しまなみ海道大浜PAで、5月3日、4日開催の因島アメニティ公園まつりと尾道いんのしま除虫菊まつりのチラシをみかけたのでゴールデンウィークに行ってみました。
5月3日、まず始めにアメニティ公園に向かいました。因島アメニティ公園は砂浜もある広場で気持ちの良い場所です。公園内には大きな恐竜もいます。
砂浜にむかうと海水浴シーズンかと思うほどの人だかりです。なにやら青いシートでできたプールの周りに行列ができています。体験イベントの「魚のつかみどり」が開催されていたようですが、受付の看板をみると「9:30~先着150名」の横に「当日券は終了しました」とあり、残念ながら参加できませんでした。
あらためてチラシを見るとタイ・ハギ・ヒラメ等のつかみどり。対象者は幼児・小学生、参加料700円(1人2匹まで)、事前予約1日200名とありました。もともと大人は参加できなかったようです。
海では「体験小早」も行われていました。
因島では夏に行われる水軍まつりなどで、かつて村上水軍が使っていた伝令船「小早(こはや)」を再現した船を使ったレースが行われています。
この小早を体験させてもらえるようです。
砂浜を見ると次に出かけていく船と順番を待つ人々がいました。
沖の方からは小早船の櫓をこぐ合図の太鼓の音が聞こえてきます。船には因島村上海賊の「まるじょう」ののぼりが掲げられており、体験ですが、それらしい雰囲気がでています。
青空市などいろいろ楽しそうでしたが、はっさくんに挨拶をして次の目的地の除虫菊まつりの会場に向かいました。(除虫菊まつりの様子は次回紹介します。)
瀬戸内しまなみ海道開通20周年記念イベントin来島海峡SAのお知らせ
瀬戸内しまなみ海道は、2019年5月1日に開通20周年を迎えました。これを記念して、6月1日(土)と2日(日)の2日間来島海峡サービスエリアにおいて、記念イベントを行いますのでお知らせします。
ステージイベントでは、地元の皆様に多数ご参加いただき、お客様と一緒に盛り上がっていきたいと思いますので、是非お越しください。
○ステージイベントスケジュール
なお、今回は愛媛県内の観光協会による観光PRブースや、JAF(一般社団法人日本自動車連盟)愛媛支部による子供免許証の発行も予定されています。(6月1日(土)、2日(日)両日)
※観光協会参加団体
6月1日(土) 10時~15時予定
愛媛県観光物産協会、今治地方観光協会、新居浜市観光協会
上島町観光協会、久万高原町観光協会
6月2日(日) 10時~15時予定
今治地方観光協会、西条市観光物産協会、東温市観光協会
また、6月1日(土)10時から15時の間、JAF(一般社団法人日本自動車連盟)愛媛支部の協力によりシートベルトコンビンサーを使用し、時速5kmの衝突体験ができます。
この体験をしていただくことでシートベルトの重要性や安全運転への理解を深めていただければと思います。
○シートベルトコンビンサー(時速5kmの衝突体験車)
その他両日とも10時から先着100名様に交通安全に関するチラシ、本四架橋開通による経済効果についてのお知らせや粗品を配布する予定です。
来島海峡サービスエリアは、瀬戸内の魚が水中を回遊している様子を再現したデジタル映像コーナー「しまなみ・かいゆうトピア」や、無料でご利用いただけるマッサージ機(3機)、畳でくつろいでいただける休憩コーナー、24時間利用可能なベビールームなどを新設し、今年3月にリニューアルオープンしました。リニューアルオープン後は、多くのお客様からご好評いただいておりますが、この機会に是非新しく生まれ変わった来島海峡サービスエリアで楽しいひとときをお過ごしください。
しまなみ海道フォトコンテスト入賞作品展示のお知らせ
伊予銀行さまのご協力により、「しまなみ海道フォトコンテスト」の入賞作品並びに本四架橋がもたらす経済効果について、伊予銀行 日吉支店(今治市日吉町)に展示させていただきましたのでお知らせします。
5月20日(月)より6月7日(金)まで展示予定ですので、伊予銀行 日吉支店にお越しの際は是非ご覧ください。
また、次の支店でも展示を予定しております。
○ 伊予銀行 中浜支店 6月10日(月)から6月28日(金)まで予定
○ 伊予銀行 今治支店 9月上旬予定
因島のマリンバイオセンター水族館
随分前から気になっていた因島にあるマリンバイオセンターの水族館( http://web.fukuyama-u.ac.jp/life/marine_bio_center/htmls/suizokukan.html )に行ってきました。
因島大橋の近くの海が見える場所にある水族館で、福山大学内海生物研究所の施設です。
平日のみ一般開放しているということなので、なかなか見学する機会がありませんでしたが、最近Webサイトの開館日カレンダーで開館情報を見つけたので、10連休の間に行ってみることにしました。訪れた5月の休日、天気も良く水族館の駐車場からは因島大橋の主塔も見えました。
開館より少し早めに着いたのですが、家族連れの方達が何組も待っていました。ちょっとした人気スポットのようです。
大水槽では瀬戸内の魚が飼育されており、しまなみ海道周辺の美しい海の様子を想像することができます。このあたりの海で釣りをするとこんな大きな真鯛が釣れるのだろうととても気になりました。
タッチングプールは研究所周辺に生息しているヒトデやウニ、ナマコなどの生きものに触ることができる学習教材として家族連れにも人気でした。
また、瀬戸内海以外の海の生きものなども展示されていて、時期により入替えされているようです。
この水族館は福山大学の海洋生物科学科の学生さんの研究・学習の一環として展示されているらしく、水生生物の飼育技術の向上、健康管理や防疫、展示・解説手法の開発などに取り組んでいるとのことです。水族館学芸員の研修の場でもあるとのことなので、各地の水族館にはマリンバイオパークで技術を学んだ学芸員の方もいるかもしれません。
水族館の裏からは海と因島大橋を見ることができました。
因島に立ち寄った際には美しい海を眺めるとともに、海に住む魚を見にマリンバイオセンターの水族館もおすすめです。
福山大学マリンバイオセンター水族館
【開館時間】 10:00~16:00
【入館料金】 無料
【休館日】 日曜日、祝日、お盆、年末年始