来島海峡大橋の夕日
今年の8月に、桐谷美玲さんと山崎賢人さんが出演したTVドラマ「好きな人がいること」の舞台となったしまなみ海道で、来島海峡大橋が撮影スポットとなったシーンがありました。
一つは亀老山展望公園からと、もう一つは大島の海岸線からのシーンです。
テレビの1シーンを頼りに、その海岸線を調べると、ちょうど防波堤がステージのように突き出した部分を確認し、日没前に一眼レフカメラとコンパクトカメラ持参で現地へ夕日撮影に望みました。最初は夕日と来島海峡大橋のみの撮影となる予定でしたが、途中、2組のカップルが近づいてきました。「ここよ、ここよ」という声がして、ひょっとしたらドラマを見て訪れたのかと聞いてみたら、案の定ドラマのロケ地巡りということでした。
そこで、急遽ドラマの1シーンのように撮影したいとカップルでのモデルをお願いしたところ、こころよく引き受けていただきました。
ドラマのシーンのようなアングルでの撮影は場所的にも時期的にも無理でしたが、なかなかの写真が撮れたと思います。なお、撮影の際は、くれぐれも交通安全には気をつけてお願いします。
来島海峡大橋建設に貢献したパン屋さん
1993年1月(今から23年前)に来島海峡第二大橋の基礎となる5Pケーソンが設置されました。ケーソンとは、橋の土台となる大きな型枠のことです。設置場所は、来島海峡の中水道。最大潮流は10ノット。しかも、航路には潮の流れに乗った船舶が四六時中行き交う海の難所中の難所です。この難工事に挑む、当時の社員の発想が、日常生活の中でのあることがきっかけで見事工事を成功に導いたことを「今治工事事務所史」よりご紹介します。
その、発想の原点は、地元のパン屋さんにありました。そのきっかけが写真のドーナツです。
以下、今治工事事務所史の文中からの抜粋です。
・ケーソン下部にガイドリングを取り付け、あらかじめ設置現場に取り付けたガイド杭を利用して、限られた時間内で沈設する工法を採用。
・現地条件が厳しく、ガイド杭とガイドリングの摩擦抵抗でスムーズに沈設できない懸念があった。
ここで問題解決のきっかけとなったのが、朝ご飯を買いに通勤途中によったパン屋さんで売っていた「ドーナツ」でした。ドーナツの内側は曲面です。ガイド杭の表面も鋼管杭なので当然曲面です。曲面と曲面の接点は当然点接触になり接触面積が減るので、摩擦抵抗も軽減できます。
来島海峡大橋の建設に貢献したパン屋さんは、今治市内にある「こがねパン」です。昭和28年創業で、今も商売繁盛のようです。
中山川の芋炊きに行ってきました
毎年8月中旬から10月下旬にかけて、愛媛県内各地の河原や公園で芋炊きが盛んに行われます。
芋炊きとは、屋外で芋を炊き、秋の月見を兼ねて、それを肴に大勢で宴会をすることです。
四国で芋炊きを行うのは愛媛県だけであり、愛媛県の秋の風物詩と言えます。
愛媛の芋炊きの元祖といえば、大洲の芋炊きとされ、その歴史は藩政時代までさかのぼります。
農民が芋を河原に持ち寄り、出汁で炊き食べながら、相談事をする素朴な親睦融和の習慣から始まったとされ、300年の伝統があると言われています。
大洲市肱川の河川敷で行われる芋炊きは、非常に規模が大きく、知っている方もいるのではないでしょうか。
先日、今治市内から最も近い、西条市中山川河川敷の芋炊きに行ってきました。
芋炊きに使われる芋は里芋がよく用いられており、一緒に鶏肉やネギ、コンニャク等様々な食材を入れます。
鍋の味ですが、薄めの出汁で里芋を初めとして多くの食材が入っており、何杯食べても飽きのこない味でした。また、食材の持ち込みが出来るため、自分好みの鍋を楽しむこともできます。
5人分の鍋があっという間に空になってしまいました。
当日は芋炊きの最盛期(9月~10月)であったことから、会場は多くのお客さんで賑わっていました。
芋炊きは、河川敷の橋の下で鍋を囲む形で行われており、会場はとても暑いように思われますが、当日は残暑を感じさせない涼しい風が吹いていたため、鍋の温もりでちょうどいい感じでした。
皆様も愛媛県に来られた際には、是非芋炊きに参加してみてはいかがでしょうか。
中山川の芋炊きに関する詳細はこちらから
http://www.iyokannet.jp/front/spot/detail/place_id/3074
大洲市肱川の芋炊きに関する詳細はこちらから
http://iyokannet.jp/front/spot/detail/place_id/523/
石の島の有名寿司店で、ランチをいただきました
神戸からお客さんが来たので、来島海峡大橋をドライブして、対岸大島の有名寿司店までランチを食べに行きました。
訪れたのは、「喜多寿司」さん。しまなみ海道でも有数の有名寿司店です。宮窪港を見下ろす高台に、大島石をふんだんに使った豪奢な佇まいを見せています。
ランチのメニューの中でも一番人気は、「喜多御膳」だそうで、新鮮なお刺身、にぎり寿司、ほたてグラタンやローストビーフに茶碗蒸しなどがセットされています。
新鮮な地物のお刺身は、サザエや蛸も入っています。いろんな味が楽しめて、お腹いっぱいになりました。
別の機会に食べた上にぎり寿司は、こちら。ネタが大きくて食べ応えありです。
蒸し穴子はとろとろ、鯛はこりこり、ウニの甘いこと。また、鯛の兜が入った、潮汁も豪快そのもので、大満足でした。
まだ、食べたことはないのですが、ウニ丼や海鮮うに飯なども美味らしいです。宮窪のウニは、知る人ぞ知る名物で、流れが速い「宮窪瀨戸」近くで取れるそうです。
さすがに石の島だけあって、石切場があちらこちらに見えます。ただ、残念ながら、ここからしまなみ海道の長大橋は見えません。石切場のある山の右手には、カレイ山展望台があり、そこに行けば、伯方大島大橋がばっちり見えます。
カレイ山展望台からの景色は、コチラ
http://www.jb-honshi.co.jp/miniiko/nishiseto/kareiyama/
橋を眺めながら朝食をいただきました
夏休み期間中のある日、来島海峡大橋を間近に眺められる「サンライズ糸山」を訪れ、朝食をいただきました。「サンライズ糸山」は、レンタサイクルステーションを併設した、サイクリストのための宿泊施設で、室内に自転車の持ち込みも可能です。
その中に、来島海峡サービスエリアのフードコートと同じ「(株)瀬戸内しまなみリーディング」が営業している「風のレストラン」があり、宿泊者や観光客へ、食事の提供をしています。
当日は、宿泊はしていませんが、一般客にも朝食の提供をしてもらえるので、ちょっと優雅に雄大な橋と海峡を眺めながら、食事をしてきました。
朝食のメニューは、和食が「島宿の朝ごはん」、洋食が「しまなみのモーニングプレート」各1種類で、定食になっています。売りは、瀬戸内の魚、地産米のごはん、みかん卵など地産地消に拘っているそうです。
値段は571円(税抜き、フリードリンク別171円)で、市内ホテルの朝食と比較しても、ロケーションを考えれば、リーズナブルではないかと思います。
ランチやディナーも地産地消に拘ったメニューを提供しているようなので、訪れてみてはいかがでしょうか?