中山川の芋炊きに行ってきました
毎年8月中旬から10月下旬にかけて、愛媛県内各地の河原や公園で芋炊きが盛んに行われます。
芋炊きとは、屋外で芋を炊き、秋の月見を兼ねて、それを肴に大勢で宴会をすることです。
四国で芋炊きを行うのは愛媛県だけであり、愛媛県の秋の風物詩と言えます。
愛媛の芋炊きの元祖といえば、大洲の芋炊きとされ、その歴史は藩政時代までさかのぼります。
農民が芋を河原に持ち寄り、出汁で炊き食べながら、相談事をする素朴な親睦融和の習慣から始まったとされ、300年の伝統があると言われています。
大洲市肱川の河川敷で行われる芋炊きは、非常に規模が大きく、知っている方もいるのではないでしょうか。
先日、今治市内から最も近い、西条市中山川河川敷の芋炊きに行ってきました。
芋炊きに使われる芋は里芋がよく用いられており、一緒に鶏肉やネギ、コンニャク等様々な食材を入れます。
鍋の味ですが、薄めの出汁で里芋を初めとして多くの食材が入っており、何杯食べても飽きのこない味でした。また、食材の持ち込みが出来るため、自分好みの鍋を楽しむこともできます。
5人分の鍋があっという間に空になってしまいました。
当日は芋炊きの最盛期(9月~10月)であったことから、会場は多くのお客さんで賑わっていました。
芋炊きは、河川敷の橋の下で鍋を囲む形で行われており、会場はとても暑いように思われますが、当日は残暑を感じさせない涼しい風が吹いていたため、鍋の温もりでちょうどいい感じでした。
皆様も愛媛県に来られた際には、是非芋炊きに参加してみてはいかがでしょうか。
中山川の芋炊きに関する詳細はこちらから
http://www.iyokannet.jp/front/spot/detail/place_id/3074
大洲市肱川の芋炊きに関する詳細はこちらから
http://iyokannet.jp/front/spot/detail/place_id/523/