玉川ダムカレー
深まりゆく秋を堪能するために鈍川渓谷に再度訪れました。 今年は暖かい秋だったせいか紅葉も色づきがよくないようです。 紅葉の条件には寒暖差が必要なようですが、今年は暖かい日が続いて冬らしい冷え込みが来ていないので美しい紅葉になっていません。それでも鈍川温泉付近には綺麗に色づいた木々もあり、渓谷の川沿いの石伝いに散策し思っていたような風景に出会うことができました。
この山からの川は今治市の水源となっているようです。清流を見ていると、日々のおいしい水を供給してくれているのだと思えます。
実はブログで紹介する写真を撮るために三回目の訪問です。(写真は複数日のものが混ざっています) 鈍川温泉では日帰り温泉を楽しめる旅館や入浴施設があります。今回は鈍川せせらぎ交流館を紹介します。
お湯につかっていると体は芯から温まり、アルカリ性の泉質のせいか肌もつるつるすべすべになるようです。 また、露天風呂からは名前の通りせせらぎを見ることができます。 風呂上がりにお目当ての玉川ダムカレーを食べようと思ったところなんと1日限定10食なので、この日は売り切れでした。
鈍川温泉から足を伸ばし玉川ダム湖へ行ってみます。玉川ダムカレーは今治市の水道の水源である玉川ダム湖の輪郭をかたどった器で提供されているのです。名物の玉川ダムカレーのイメージを膨らますために道は細いのですがダム湖のまわりをぐるりと廻ってみました。
湖のまわりの山々から晩秋を感じます。 やはり、玉川ダムカレーを食べたくなり、限定でなくカレーを食べられるお店に行きました。
地元野菜の素揚げがたっぷり載っていておいしくいただきました。 食べるに従いカレーの貯水量?が減っていくのが表示されるという趣向があり楽しめます。
『文』と書かれているところはダムに水没した小学校の場所を示しているのでしょう。ダム湖畔に「龍岡小学校跡」という碑があるのを見たことがあります。
そう思うとご飯が盛ってあったところがダムの堤体のあたりのようです。 玉川ダムをかたどった器で食べる玉川ダムカレーは、各店舗がそれぞれ異なった地元食材を活用したメニューを提供していて、NPO法人玉川サイコーが玉川ダムカレースタンプラリーを企画しています。
これを集めるのはかなり大変そうです。限定提供数が少ない店、イベント時にのみ食べられる店、予約が必要な店、提供日が少ない店、昼時は混んでいて駐車場に入れない店等々で気軽には食べられません。 次は鹿や猪豚を利用した玉川ダムカレーも食べてみたいです。