四国霊場八十八ヶ所今治地区六ヵ寺めぐり
心地よい秋晴れに誘われ四国霊場八十八カ所のうち、今治エリアにある第54番延命寺から第59番国分寺まで六ヵ寺を歩いて尋ねてみました。
第54番延命寺は、屋根の改修工事のため残念ながら本堂を見ることはできませんでした。
山門入口に「この門は、元、今治城々門の一つで(途中略)その建造年代は不明であるが、明治三・四年に今治城を取り壊した時、当山へ譲り受けたものである。」と説明書きがありました。
第54番延命寺から約1時間で、第55番南光坊に到着しました。四国八十八ヶ所霊場会の公式ホームページには「四国霊場のうち「坊」がつく寺院はこの南光坊だけである。」また、「太平洋戦争最末期の昭和20年8月、空襲により大師堂と金比羅堂を残して罹災し、現在の本堂は昭和56年秋、山門は平成10年に再建されている。」とあります。
第55番南光坊から約1時間で、第56番泰山寺に到着しました。
第56番泰山寺から、映画「ボクは坊さん」の舞台になった第57番栄福寺に約1時間で到着しました。
お寺の裏山に登ると映画「ボクは坊さん」に登場したベンチがあります。ここで、長老とお坊さんが座って今治市内を眺めたシーンは、とても味わい深いものでした。ちなみに、映画では丸太のベンチでしたが、竹のベンチに変わっていました。
仙遊寺に向かう途中、参道から来島海峡大橋の眺めです。参道の脇にお地蔵さんが建っていますが、上りで数えた数と下りで数えた数が違うという話を聞いていましたので数えてみました。結果は?皆さん確かめてください。
出会った歩き遍路の方は、この山門をくぐって仙遊寺に向かわれましたが、今回は車道を歩いて行きました。
歩くには、急な参道でしたが、第57番栄福寺から約1時間で第58番仙遊寺到着です。紅葉には少し早かったのですが、とても趣のあるお寺でした。先があるので休憩もそこそこに出発です。
第59番国分寺に向かう途中、仙遊寺の宿坊が見えました。
第58番仙遊寺から約2時間で第59番国分寺に到着しました。
途中、道に迷いながら約6時間の6ヵ寺巡りでした。
このブログがUPされる頃には紅葉がみごろとなっていると思います。お出かけしてみては如何でしょうか。
鈍川の わらイノシシ
今治市玉川町に巨大なわらイノシシが登場という新聞記事に誘われて玉川町に行ってみました。
近くには鈍川温泉、鈍川渓谷もあり秋の行楽に持ってこいの場所です。
そろそろ紅葉の季節かと期待して今治市内から目的地へ行く道を一旦外れて鈍川温泉の奥にある鈍川渓谷に向かいます。
今治ICから20分程度来ただけなのにすっかり山奥のような景色です。
道路の脇に苔生した東屋があるのを見かけ、車を止めて階段を降りてみます。
川の近くに行くと小さな滝と渓流の心地よい水の音が響きます。
水はとても綺麗で澄んでおり夏にも再訪したい場所です。
渓谷沿いの道を先に進むとふれあいの森「森林館」という林業の道具類、様々な樹種のサンプルや森に住む動物の剥製を展示している施設があります。キャンプ場もあり休憩施設となっています。
森林館に車を置いてふれあいの森の散歩道に行ってみます。水源の森橋を渡るともみじの道と名付けられた渓谷の散歩道があります。紅葉には少し時期が早かったので赤くなった葉は少なかったのですが、もみじがあちこちにあるのを確認し、11月末に再訪することにし引き上げることにしました。
道のあちこちにのぼりが立ててあり、11月22日にある第2回「ツールド玉川」のコースであることをアピールしています。自転車で登るにはかなりの勾配があるコースです。
11月29日には鈍川グルメマラソンもあり、アスリートの方々は要注目でしょう。道が細いところがあるので、紅葉見物は各種大会での道路の規制情報を確認して日時を選んでいくのが良さそうです。
橋を管理する会社の社員の習性から道々にある吊橋や上路式吊床板橋という珍しい形式の橋を鑑賞しつつ山を下りました。
来た道を戻る途中に鈍川温泉に寄ってみます。
「鈍川温泉すっぴん美人の足湯」が賑わっていたのでお邪魔しました。
ちょっと恥ずかしいのですがすっぴん美人の方々と混浴させていただきました。
鈍川温泉の泉質は低張性アルカリ性冷鉱泉でいろんな痛みに効くようです。
足を湯につけていると全身があったまってきます。
今日は温泉は足湯だけにして先を目指します。
目的地であるわらイノシシがあるのは旧鈍川小学校の近くのたんぼです。
ここでちょっと寄り道して旧鈍川小学校の校庭を見学します。
ここには有形文化財に登録されている「二宮金次郎像の台座」があるのです。
昭和11年に校長先生の呼びかけで先生と生徒が玉川から石を集めて積み上げて
作ったというユニークなものです。
小学校の横の角を曲がるとわらイノシシが見えてきました。
わらイノシシは鈍川わらアートプロジェクトの作品で「笑シシ親子」という題名で昨年に続き2回目とのこと。
親シシは高さ約4メートル、長さ約8メートル 近くで見ると圧倒的な迫力があります。
アートプロジェクトだけあって鑑賞の注意書きの看板もおしゃれ。
地元の産品の販売と募金箱があったので来年も開催されることを期待して少し買い物と募金をさせていただきました。
わらイノシシは来年1月まで展示し、その後「とんど祭り」で焼いて息災を祈るということです。
今回の経路はこんな感じです。
新居浜太鼓祭り
10月16日から18日までの3日間、愛媛県新居浜市では新居浜太鼓祭りが秋晴れの下、盛大に行われました。新居浜では、それぞれの地区ごとに太鼓台が集まり各地区独自の行事が行われますが、その中でも上部地区では秋祭りにも子供太鼓が運行され、17日に行われた山根グランド統一寄せでは、大人太鼓にも負けないぐらいの10台もの子供太鼓が出場し、元気な演技を繰り広げました。子供のころから太鼓台に触れ、根っからの太鼓台好きへと成長した新居浜っ子が、全国にもその名が轟く勇壮華麗な新居浜太鼓祭りを支えています。
ぜひ四国においでになり、新居浜をはじめ、四国各地の熱過ぎる秋祭りを体感してください。
大山祇神社抜穂祭
10月19日アップの当ブログ(大三島 大山祇神社産須奈大祭)で、ほんの少しだけふれていました大山祇神社抜穂祭(ぬいぼさい)が、秋晴れのなか10月21日(旧暦9月9日)に行われました。
抜穂祭は新穀祭とも呼ばれる収穫祭で、目に見えない稲の精霊と一力山(力士)が相撲をとる一人角力(ひとりずもう)等が奉納されます。
まず初めに斎田祭場の御桟敷殿に三基の神輿が神幸され、可愛い早乙女姿の女の子がたわわに実った稲を収穫し奉納したあと、一人角力が奉納されました。
一人角力は、稲の精霊と一力山が3本勝負を行い、稲の精霊が勝つとその年は豊作になるとされています。緊迫したなかで、稲の精霊と一力山が全身全霊で戦い、2勝1敗で稲の精霊が見事に勝利し、大歓声のなか今年も大豊作が約束されました。
観客のなかには、本州側、四国側から遠路はるばるこの抜穂祭にあわせて観光される方々や、プロ顔負けのカメラマン達と大変な賑わいぶりでした。
また、大山祗神社の裏手の奥の院への参道に、『生樹の御門』(いききのごもん)という、樹齢3000年にもなる愛媛県の天然記念物の大楠の木があります。その根元の空洞をくぐると不老長寿のご利益があると言われ、パワースポットとなっています。
抜穂祭と同様、春には御田植祭(旧暦5月5日、来年は6月9日)が開催されますので、みなさまも一度しまなみ海道を渡って、『神の島大三島』のパワースポットに立ち寄ってみてはいかがですか。
今治市菊間町 お供馬の走り込み(菊間祭)
10月18日(日)、今治市菊間町、加茂神社の菊間祭で「お供馬の走り込み」が行われました。「お供馬の走り込み」は、室町時代からの伝統行事で、愛媛県指定無形民俗文化財に指定され、砂ぼこりを巻き上げて疾走する馬と、馬を操る「乗子(のりこ)」と呼ばれる5歳から15歳までの少年が、「ホイヤ-」の掛け声も高らかに、お祭り用の装飾具をつけた馬に、はちまき、たすき掛けでまたがり、神社前の参道を一気に駆け上がっていきます。
またこの祭りでは、御神輿、獅子舞と継獅子、子狐2匹のコンビ踊りや愛媛県南予地方の祭りの山車として有名な「牛鬼」なども登場し、お祭りの雰囲気を盛り上げていました。











































