「福は内、鬼も内」今治市菊間町「遍照院」の節分大祭
2月3日、菊間の厄除け大師「遍照院」にて催された、節分大祭に行ってきました。
遍照院は、真言宗の御開祖である弘法大師が42歳の御時(おおんとき)、四国御巡錫(ごじゅんしゃく)の折に、自らの42歳の厄除けと末代緒人(もろびと)厄除けの為に御自身の御尊像をきざみ、もってここに本尊として安置し、厄除けの秘法を残したと伝えられるお寺です。
ここの豆まきは、鬼瓦の産地ということで「福は内、鬼は外」ではなく「福は内、鬼も内」と言うそうです。
寺内には、たくさんの露店が出店されておりました。
その中にわらじを売っているのを発見。
ここでは、『お焚き上げ(厄除けわらじ)』という、草履を履いて参拝し、草履に厄をたくしてそれを脱ぐことによって厄を脱ぐという言い伝えがあり、参拝後にお焚き上げ処にて焼いて帰ることで厄を落とすことができるそうです。
まず、手水舎(てみずや)で身を清め神様に参拝し、無病息災家庭円満でありますようにと験担ぎに、厄除けのお守りと厄除け饅頭を購入しました。(厄年ではありませんが…)
お昼過ぎからは、特別厄除護摩大祈祷がとり行われ、寺内に太鼓の音が響き渡る中、大勢の方々が厄除祈祷を受けておられました。
その後、地元の還暦(61歳)の方々による、餅まき豆まきが賑やかに行われ、何度か流れていた「スリにご用心」のアナウンスのこともすっかり忘れ、久しぶりの餅まきに興奮しつつも厄除けの為にと、少しではありますが豆とお餅をどうにかゲットすることができ、夕食の恵方巻きとともに美味しくいただきました。
また、地元の42歳厄年男性による『鬼瓦みこし』が奉納されました。愛媛県伝統的特産品に指定されている菊間瓦の迫力ある巨大な鬼瓦を勇ましく担いでいる姿を見ているだけで、厄もすっかり退散できたように感じました。
なんだかいいことがありそうです♪
菊間瓦についてはこちらをどうぞhttp://kawara.bp-ehime.or.jp/contents/syurui.htm