島しょ部の魅力を発信(御食事処 ちどり)
生口島にある「御食事処 ちどり」に行ってきました。こちらのお店は、耕三寺のすぐ近くにあるお店で生口島の特産品の蛸とレモンを使った名物料理を食べることができる食堂です。
よくTVの取材がきているお店で気になっており、「ちどり」さんのHP(http://chidori-onomichi.com/index.html)に載っている特盛蛸天卵とじという、普通サイズより蛸天が約2倍、ご飯がお茶碗4杯弱という山盛りの丼を目当てに、お腹をすかそうと今治から自転車で「ちどり」さんまで行きましたが、到着してみるとあまりお腹がすいていなくて、特盛りを食べられるか不安になり直前で普通サイズにしましたが、蛸天がかみ応え十分で普通サイズでもお腹いっぱいになりました。
今度はお腹をすかして、特盛りにチャレンジしてみたいと思います。若い方やサイクリストに人気とHPに書いているので皆さんもぜひチャレンジしてみて下さい。
石鎚山から来島海峡大橋は見えるか!?
秋も終わりに近い11月の半ば、石鎚山登山に挑戦しました。しまなみ海道からは少し離れた南に約40km、西日本最高峰の霊峰石鎚山が我々を待ち構えていました。
石鎚山への登山ルートはいくつかありますが、今回はもっともメジャーである、北側からの「成就ルート」をとることにしました。しまなみ海道の四国側起点である今治からは、国道196号、11号を経由して、伊予氷見のあたりから山道を登っていきます。ロープウェイの起点である下谷駅は標高455m。そこからロープウェイで一気に標高1300mの成就駅まで駆け上がります。この辺りでは紅葉もまだなんとか残っていて、ロープウェイが斜面を登るにつれ、川をはさんだ反対側の斜面にほのかに色づくパノラマが広がりました。
成就駅から少し登ると、石鎚神社中宮成就社に着きます。神社は、石鎚山山頂の方向が開いていて、そこから山頂が見通せるようになっています。雲ひとつない空。山頂からの眺めに期待が高まります。まずは神社でお参りをして、ここからが本当の登山のスタートとなります。
成就社をすぎると一旦100mほど下ります。しばらくすると八丁分岐という場所で下りが終わり、ここから山頂まではずっと登りとなります。階段などは結構整備されているものの、ひたすら登りで結構きついです。八丁分岐から300mほど登ると、夜明峠(よあかしとうげ)という平坦な場所に出ます。ここには笹が群生しており、絨毯を敷いたように綺麗です。また、石鎚山山頂を見渡すことができる、絶好のスポットとなっています。あれ、雲が少し見えてきたかな?

夜明峠
石鎚山は急峻な鎖場があることでも有名です。自分の実力を確認する「試しの鎖」に始まり、「一の鎖」、「ニの鎖」、「三の鎖」と進むにつれて難易度が上がります。「一の鎖」は高さ33mで比較的緩やかです。一方「ニの鎖」、「三の鎖」は高さがそれぞれ65m、68mと高いのに加えて、場所によっては岩肌に足をかけるところが無く、鎖を連結する輪っかの小さな空間につま先をかけ、あとは腕の力に頼る他ないという、結構難易度の高いものです。ところどころ少し休めるような小段がありますが、もちろん手摺などはなく真下を見ると足がすくみます。しかし、これらの鎖場を登り切った時の達成感は半端なく、久しぶりに子供の頃に感じた冒険の後の高揚感が蘇ってきました。もちろん、迂回路もありますので、自信のない方はそちらも使えます。

一の鎖

三の鎖
「三の鎖」を登り切ると山頂より少し手前の「弥山」に出ます。石鎚山の山頂はここから200mほど南東に行った「天狗岳」ですが、道のりが険しいので、登山をここまでとする人が多いようです。実際、弥山には石鎚神社の頂上社や山小屋があります。弥山まできて驚いたのが風の強さです。それまでは石鎚山が壁となって南側からの風を遮ってくれていたのですが、弥山ではそれがなく、南からの風を直接受けることになります。弥山から南東を向くと天狗岳が見えるのですが、この二点を結ぶ尾根を境界として南側から真っ白い雲が山肌に打ちつけ、反対の北側は比較的晴天という、とても不思議な光景となりました。写真は、右(南)から左(北)へ流れる雲の切れた瞬間に撮影した天狗岳ですが、もうすでに南側からの雲があたり一帯に広がっているのがわかると思います。結局、午後から雲が多くなり、はるか北にもモヤがかかっていたので山頂から来島海峡大橋を見ることはできませんでした。

天狗岳
そして、石鎚山の本当の山頂である天狗岳は、弥山からあと200mの位置です。この200mの切り立った尾根を行けば天狗岳にたどり着きます。南からの風が強く、この時間帯に天狗岳へ向かう人はいなかったのですが、せっかくなので行けるところまで行くことにしました。弥山から短い鎖を伝い降りて尾根上に出ます。そこからは右も左も急傾斜の岩場です。狭い幅のスペースを用心しながら歩いて進みました。しかし天狗岳へ至る最後のポイントは手摺もない岩肌を登って行くことになります。突風など吹いたらひとたまりもない、と思い山頂の少し手前で残念ながら引き返すことにしました。
石鎚山は、鎖場などに代表される急峻な岩場や切り立った尾根などが冒険心を掻き立てる一方で、高度によって様相が変わる植生や迫力ある岩肌などのスペクタクルな風景も素晴らしく、全ての世代にアピールする魅力的な登山コースであると思いました。惜しむらくは、山頂から来島海峡大橋が見られなかったこと。また日を改めてチャレンジしたいです。
やまなみ街道を通って、世羅町へ!【秋のローズフェスタ】
「秋のダリアとガーデンマム祭」を楽しんだ世羅高原農場を後にして次は、そらの花畑 世羅高原花の森へ向かいます。
(「秋のダリアとガーデンマム祭」→https://www.jb-honshi.co.jp/shimanami/blog/?p=9006)
世羅高原農場を出たら、ローズフェスタの案内板を目印に進みます。
この案内板が要所、要所に出ていたので迷わず行くことができました。
世羅高原農場からは10分ほどでした。
そらの花畑 世羅高原花の森は、標高540mと世羅町で最も高いところにあり、国内でも有数の規模を誇るバラ園(メインはイングリッシュローズ)です。
「秋のローズフェスタ」は、9月21日から11月10日まで開催されています。
標高が高いせいか、空を近くに感じます。園内はカラフルなバラが咲き誇り、そらの花畑と言われるのもよくわかります。
イングリッシュローズは、1960年代からイギリスの育種家デビット・オースチン氏により作り出されたバラの総称です。オールドローズのクラシカルな花形と香り、モダンローズの多彩な色と四季咲き性を併せ持っています。
イングリッシュローズの品種は約200近くもあるそうで、そのうちの約100品種を世羅高原花の森で見ることができます。
来場者の方々はバラに囲まれたベンチでゆっくりくつろいだり、入場可のペットを連れて散歩をしたり、バラをバックに写真を撮ったりとそれぞれの時間を楽しまれていました。
園内はバラの良い香りに包まれていて、香りにも目にも癒やされます。
途中、園内のカフェで休憩です。
3色の層が綺麗な花の森ローズソーダです。バラの花びらも浮かんでなんともロマンチック。黄色の瀬戸内レモンのシロップとピンクのバラの甘いエッセンスが合う少し甘酸っぱくて爽やかなソーダでした。
バニラソフトクリームにバラのエッセンスをトッピング。バラの華やかな香りが口中に広がります。
丸いフォルムが美しく、花びらも多いことから優雅な雰囲気もあり、すっかりイングリッシュローズのファンになりました。
世羅高原花の森は2シーズン開園されており、秋だけではなく、初夏も楽しむことができるそうなので、今度は是非、初夏のバラを見に行きたいです。
いまばりあかりARTプロジェクトin来島海峡SA
今年4月から5月にかけて展開された「いまばりあかりARTプロジェクト」が再び来島海峡SAで始まりました。
このプロジェクトは、(一社)今治地方観光協会が主催するイベントで、今治市内他しまなみ海道沿線で展開されており、今治市の放置竹林の竹を利用し、今治地方観光協会の方々の他、今治市内で開催された「ワ-クショップ」で製作された「あかりのART」の展示イベントです。
(一社)今治地方観光協会HP http://www.oideya.gr.jp/akariart/より
イルミネーションのようにきらびやかではありませんが、日本の原風景をイメージさせる心癒されるあかりです。
2018年7月、西日本各地で「豪雨災害」が起こり、今治地方も大きな被害を受けました。
いまばりあかりARTプロジェクトは、西日本の災害からの復興の願いと市民の人たちにとっての癒しのあかりでありたい、というプロジェクト主催者の願いが込められています。
しまなみ海道を訪れる、県内外からの観光客誘致のための機会を創りつつ、近年全国的に問題になっている放置竹林の竹を伐採し、健全な竹林、里山を復活させたいという思いもこめられています。
来島海峡SAでの開催にあたり、JBしまなみ今治管理センター、JBHS来島営業センター社員も設置作業に加わり無事に開催にこぎつけました。
点灯期間は、令和元年10月18日(金)~令和元年12月1日(日)までの間で、毎日18時~24時まで点灯しています。
来島海峡の夜景や来島海峡大橋のライトアップとともに光のARTをごゆっくりご覧下さい。
カレイ山での音楽を聴きながらの観月会
カレイ山展望公園で、お月見をしながら音楽鑑賞ができるイベントがあるということで、ちょっと見に行ってみました。イベントは18時半からでしたが、暗くなる前の展望公園からの眺めを見たかったので、1時間くらい前に現地に到着しました。少し曇っていましたが、眼下に大島大橋と多々羅大橋の塔の一部を見ることができました。
カレイ山展望公園のカレーはすぐに売り切れてしまうことで有名(https://www.jb-honshi.co.jp/shimanami/blog/?m=20190926)ですが、このイベントでも30食限定でハーフサイズでの提供とのことでした。明るいうちにまずは風景をしっかり見ておこうと、展望台で過ごしてからイベント会場に降りてみると、出店で売られていたカレーはほぼ終わりかけで、なんとか最後から2皿目をいただくことができました。噂に違わぬ本格的な味で、ハーフながら大変おいしくいただきました。
ライブは能島水軍太鼓保存会の演奏から始まりました。息の合った、ダイナミックな動きを伴う演奏でとても惹きつけられました。太鼓演奏は、ライブの途中でもう一度ありましたが、演奏者の鬼気迫る表情とかけ声に圧倒されてしまいました。
和太鼓が終わると、ラテンバンド「兵藤満&ハッピーオーシャンズ」の演奏が始まりました。秋の夜に、少しもの悲しいギターの調べがマッチして、心に染み入る感じでした。ライブ開始時には雲が出て月は見えなかったのですが、ラテンバンドの演奏が進んでいくと雲間からきれいな満月が顔を出しました。舞台は月が昇る北側を背にしていたので、演奏者の背後に満月がかかるという絶好の演出となっていました。
その後、ラテン歌手や、さらには演歌歌手も加わって、会場は大いに盛り上がりました。