わたるとサイクリング紀行(その2)
わたるとサイクリング紀行(その1)からの続編です。
さぬき浜街道をさらに西に行き丸亀市に入ると、「うちわの港ミュージアム」があります。
ここでは、丸亀うちわの歴史を伝えるさまざまなうちわ、うちわづくりの模型人形、貴重な
文献などを展示しています。
「うちわの港ミュージアム」すぐ近くのさぬき浜街道から南を向くと、丸亀城が見えます。
丸亀城に向かって進みJRの高架を過ぎると、JR丸亀駅があります。坂出駅からでは長いなと思う方は、
丸亀駅スタートでも楽しめると思います。また、坂出から丸亀まで、坂もほとんどなく自転車でスイスイ
進めます。
丸亀駅からすぐ南に行くと丸亀城があります。石垣の名城と言われる丸亀城は、現存十二天守の
一つです。
立派な石垣です。何故かわたるも負けじと張り合います。
今度は、丸亀市から東に行くと、再び宇多津町に入ります。宇多津は古くから湊町として栄えてきました。
町並みは、臨海公園付近とは全く違う佇まいがあります。
旧街道の道しるべです。
宇多津町から坂出市内に戻ってきました。このまま坂出駅に向かいます。今回は、約21㎞の行程と
なりました。輪行で坂出駅、宇多津駅、丸亀駅でJRを上手に利用すれば、もっと短くすることが
できます。わたるとサイクリング紀行は次回も続く?
わたるとサイクリング紀行(その1)
今日は、サイクリングで瀬戸大橋近辺の観光施設を散策したいと思います。
わたると折りたたみ自転車で、JR坂出駅まで来ました。
折りたたみ自転車を出して、そのままさぬき浜街道に出たいと思います。
さぬき浜街道から番の州工業地帯を通って、瀬戸大橋記念公園まで来ました。
ここには、瀬戸大橋記念館(入館料無料)があります。
瀬戸大橋建設工事の架橋技術を動く模型や映像などにより、 わかりやすく紹介しています。
瀬戸大橋記念公園には、東山魁夷せとうち美術館もあります。
東山魁夷画伯提案のライトグレー色の瀬戸大橋が眼前に広がり、万葉のロマン漂う歴史的遺産や、
瀬戸内海の美しい自然に囲まれ、心の癒しや憩いの場となる美術館ですと紹介されており、一見の
価値ありです。
瀬戸大橋記念公園から番の州工業地帯に戻り、今度はさぬき浜街道を西に進むと、宇多津町に入り、
道の駅「宇多津臨海公園」に行ってみます。
ここは、元々塩田跡地ということもあり、海水を砂の上にまいて塩をこし取る入浜式塩田を再現して
います。
ここから、瀬戸大橋の全景が見えます。瀬戸大橋記念館で建設のことを知ったせいか、いつもよりも
雄大に見えるような気がします。
その2に続く…
瀬戸大橋一時通行止めを実施し夜間工事を行いました!
いつも、瀬戸大橋をご利用いただき、誠にありがとうございます。
今回の一時通行止めは、路面防護工を櫃石島橋3P(香川県側の塔)から岩黒島橋2P(岡山県側の塔)へ移設する作業で、この路面防護工は斜張橋の塔の塗替塗装で使用する作業基地です。
一時通行止めは、2019年3月10日の0:00、2:00、4:00からそれぞれ50分間で実施しました。
移設作業は、滞りなく終了しました。
一時通行止め時、お客様には大変ご迷惑をお掛けしました。
引き続き、櫃石島橋及び岩黒島橋付近の上下線約1kmの範囲で、昼夜連続の追越車線規制を実施しておりますので、走行時には十分注意していただきますようお願いいたします。
これからも安全第一に作業を行ないますので、工事へのご理解とご協力をお願いいたします。
斜張橋スプリング沓点検の紹介
櫃石島橋と岩黒島橋には、地震による橋桁の振動を抑える役割を担っている耐震固定装置が橋桁両端の橋脚にそれぞれ2基、両橋で8基設置されています。
耐震固定装置の構造は、振動を抑制するスプリング沓と、スプリング沓と橋桁をつなぐ三角リンク及びエンドリンクにより構成されています。
このスプリング沓の中には、「皿ばね」と呼ばれる制振機構と一緒にタービン油10KLが入れられていて、オイルバスと呼ばれる金属を油の中にいれて錆から守る方法が採用されています。【2017年に日本ばね学会の「ばね技術遺産」に認定されました。】
このタービン油の量は法律に定められた指定数量を超えるため、スプリング沓の構造物は法的には危険物貯蔵所の扱いとなっています。
そのためスプリング沓については、法令に基づき該当する危険物取扱者の有資格者で、6ヶ月以上危険物取扱いの実務経験を有する者を危険物保安監督者として定めています。
坂出管理センターではこの監督者の下、1年に2回の定期点検を行いオイルの量等について点検するなど、適切に管理しています。
桁内面作業車の紹介
橋の点検や補修作業には接近できる足場が必要となります。
自動車が走行する道路の裏面に接近するには直下に列車が走行しており、
ひときわ接近が難しくなっています。
ここでは、道路と鉄道の併用橋となっている
瀬戸大橋の橋桁内部の維持管理に使用する【桁内面作業車】を紹介します。
【桁内面作業車】は、橋梁補修用作業車の中でも
列車が走る橋桁の内側を維持管理するので【桁内面作業車】と呼んでいます。
瀬戸大橋には、30台設置されており、電動型と手動型があります。
ここでは、電動型について紹介します。
この電動型の桁内面作業車は、クレーンの適用を受けており、台車を吊り上げて移動することができます。
【桁内面作業車】は、横行台車・昇降台車・移設台車の3つの台車の総称です。
◆横行台車:横行レールの上を橋の幅方向に平行に走行できる台車です。
内部に昇降台車を装備しています。
◆昇降台車:横行台車の中を走行と昇降ができます。
道路の裏面に接近できます。
◆移設台車:横行台車を移動させる台車です。
横行台車を吊り上げ、橋桁の中を走行できます。
橋桁の下から見上げると横行台車と移設台車がこのように見えます。
ステップ 1 桁内面作業車の進入
桁内面作業車は、小組トラスと呼ばれる三角形の部分を通過して
目的地へ進入します。
先頭に見えてる部分が運転席です。
小組トラスを通過する桁内面作業車を反対方向から見た写真です。
ステップ 2 横行台車を横行レール上に設置
横行台車をレール上に吊り降ろします。
移設台車と分離した横行台車を昇降台車を目的地まで橋の幅方向に移動します。
ステップ 3 昇降台車で道路の裏面に接近
昇降台車の手摺りは、常には折りたたんだ状態です。
四方の手摺りを組み立てます。
手摺りを組み立てて昇降台車の完成です。
昇降台車は、横行台車内を走行させことができます。
また、任意の位置で昇降して道路の裏面に接近して保全作業をします。
櫃石島高架橋(トラス部)で支承交換工事を行いました
この橋梁(橋長:約100m、重さ:約4千トン)は、4基の鋼製支承で支えられており、自動車と鉄道が走る橋梁の支承交換工事としては、過去最大の工事になります。
工事は、最初に四国側の支承2基のそばに4基のジャッキを置き、橋桁を支承位置で3mm持ち上げて、既設の鋼製支承をゴム支承に交換しました。四国側の支承交換完了後、本州側の2基も同様に交換を実施しました。なお、橋桁を持ち上げる作業は、列車走行の安全性から夜間の列車が運行していない時間帯に実施しています。
交換したゴム支承が、地震時に地上から橋桁に伝わる揺れを免震(低減)するため、橋梁全体の耐震性能が向上しました。
瀬戸大橋(海峡部)の耐震補強工事は、平成26年から順次進めており、平成32年度末の完成を目指し、引き続き工事を進めて参ります。
軌陸車を用いた夜間点検を実施しました
瀬戸大橋は道路と鉄道の二階構造となっています。
二階にあたる道路桁が鋼桁部分は、塗装塗替なども考慮して、点検や補修のための専用作業車が道路桁下面に設置されています。一方、塗替塗装の必要がないコンクリート桁部分には専用作業車が設置されていません。
点検作業は、鋼桁下面部分は専用作業車をもちいて日中に行っていますが、コンクリート桁下面部分は列車が運行されない夜間に一階にあたる鉄道桁上面から行う必要があるため、軌陸車という特殊車両をJR四国様にお借りして実施しています。
この軌陸車は、道路上はタイヤにより、鉄道上は鉄輪により走行できる特殊車両であり、写真のように鉄道階のレール上を移動することで、限られた時間内に速やかに橋桁裏側に近接して点検することができます。
なお、点検は毎年順次実施していますが、今年度の点検は櫃石島高架橋の一部において、4~8月の13日間(概ねAM1時~4時)で実施し、無事完了しています。
瀬戸大橋開通30周年記念 瀬戸内宝探しイベント「流星群からの旅人」開催中
瀬戸大橋開通30周年記念としまして、10月6日から瀬戸内宝探しイベント「流星群からの旅人」を開催しています。
本四高速道路のSA・PA等で配布している冊子(宝の地図)に記された場所(与島PA、瀬戸大橋記念公園、鷲羽山展望台、豊浜SA(上下)、吉備SA(上下)、淡路SA(上下)、来島海峡SAの計7箇所)に行き、宝の地図を手がかりに宝箱を探し出すイベントです。
宝箱の中には「流星群からの旅人」(かわいい妖精)とキーワードが隠れています。このキーワードと必要事項を記入してご応募いただくと、応募者の中から抽選で岡山県、香川県の特産品やわたるのぬいぐるみを総勢151名の方にプレゼントします。
平成31年1月末まで開催していますので、ご家族やお友達と、宝探しに出かけてみてはいかがですか。
宝箱だけでなく、瀬戸内の魅力や絶景ポイントなどを見つけることが出来るかも。
※詳細につきましては下記ホームページでご確認ください。
瀨戸大橋開通30周年記念イベント 瀨戸大橋スカイツアー(秋)の開催について
例年、春と秋に開催している瀨戸大橋スカイツアーを、今年は瀨戸大橋開通30周年記念イベントとして従来の4日間を6日間に拡大して開催しました。
開催日は、10月19日(金)~10月21日(日)、10月26日(金)~10月28日(日)で計900名(1日150名)のお客様にご参加いただきました。
昨年秋のスカイツアーは、台風の影響で残念ながら中止となりましたが、今年は天候に恵まれ無事に開催することができました。
このツアーは、毎回多数の応募をいただいており、今年は日数が増えたにもかかわらず10.4倍の応募をいただきました。たくさんのご応募本当にありがとうございました。
ツアーの流れですが、参加者の方は、まず、受付後にヘルメット・軍手の着用、落下防止対策としてメガネ・スマホ等へのストラップ等の準備を行っていただきます。その後、案内担当の当社社員が、行程及び注意事項を説明した後に北備讃瀨戸大橋の塔頂175mに向けて出発します。
(瀨戸大橋スカイツアー受付)
(当社社員による説明の様子)
(いざ北備讃瀬戸大橋塔頂へ出発)
(道路・鉄道併用橋の鉄道階の管理路を塔頂に向かって進みます。)
(北備讃瀨戸大橋へ いざ2Pへ塔頂!!)
お客様には、北備讃瀬戸大橋・塔頂175mからの瀨戸大橋の雄大な景色と瀬戸内海の多島美の絶景を堪能していただきました。
この後、全員で集合写真を撮影し、最後に受付で北備讃瀨戸大橋2P塔頂達成の認定証をお客様にお渡しいたしました。
陸上自衛隊との合同訓練を実施しました
平成30年10月14日(日)に南海トラフ地震を想定した陸上自衛隊との合同訓練を実施しました。
訓練は、地震により道路に段差ができて四国への支援車両が通行できないため、陸上自衛隊が緊急復旧を行うという設定で情報連絡や緊急復旧作業を行いました。
情報連絡についてはJB本四高速から陸上自衛隊への道路被害情報の提供、緊急復旧作業については陸上自衛隊が段差ができている箇所に土のうを並べ、その上に鉄板を置いて車両が通れるようにしました。
南海トラフ地震が発生した場合、四国は甚大な被害が想定されています。瀬戸中央道は、四国への支援のための重要な道路であることから、今後も関係機関と連携した備えを行って行きます。

訓練開催

段差箇所への土のう設置

段差箇所への鉄板設置

支援車両の走行

支援車両の走行