ときめき水都市探訪(愛媛県西条市)~その1 散策編~
こんにちは 「わたる」です。
キャンペーンで忙しい合間をぬって、「しまなみ海道」がある今治市のお隣、西条市に行ってきました。
西条市は、石鎚山の麓にある町として有名ですが、その石鎚山からの伏流水が豊富に湧き出る名水の町として売り出しています。
SAIJO WAKU(湧く)MAPを手に町中のわき水(地下水の自噴井)を探して、歩いてみました。
うちぬきというのは、西条市のホームページによると
『旧西条市内には、広範囲に地下水の自噴井があり、これらは「うちぬき」と呼ばれており、その数は約2,000本といわれております。 その昔、人力により鉄棒を地面に打ち込み、その中へくり抜いた竹を入れ、自噴する水(地下水)を確保しました。この工法は、江戸時代の中頃から昭和20年頃まで受け継がれてきました。
現在は、鉄パイプの先端を加工し、根元に孔を開けたものをコンプレッサーによるエアーハンマーを使用して、地下水層まで打ち込み、地下水を取水しています。
「うちぬき」の一日の自噴量は約9万m3におよび、四季を通じて温度変化の少ない水は生活用水、農業用水、工業用水に広く利用されています。この「うちぬき」は、名水百選に選定されております。』
市役所を過ぎて、西条藩陣屋跡のお堀のところに「五百亀記念館」という展示館がありましたので入ってみました。当地のご出身の彫刻家「伊藤五百亀(いとう いおき)」氏の顕彰施設のようです。入館料は、何と無料でした。館内は、人物の彫刻がメインの展示でしたが、どの人物も生き生きとすぐにも動きそうな作品で、どの人物も顔が上向きで、前向きな感情が表現されているように感じました。
帰って調べてみると
彫刻家 故伊藤五百亀氏は、西条市黒瀬出身。大正7年生まれ。多摩帝国美術学校(現多摩美術大学)で学び、昭和49年「うたかたの譜」で文部大臣賞、昭和57年「渚」で日本芸術院賞を受賞される。
平成4年3月に亡くなられるまでの間、日展審査員や日本彫塑会監事なども務められ、美術界の発展に寄与、平成3年には西条市功労賞を受賞された方です。
西条市内各所には、これまでに寄贈いただいた作品や原型から起こしたブロンズ像が設置され、五百亀氏の真摯で誠実な人柄を反映した、伸びやかで重厚な作品に直接触れることができます。
確かに、市内のあちらこちらに彫刻がありました。
西条の皆さんは、豊富できれいなおいしい水に恵まれてうらやましいです。
~その2 ぐるめ編~ へ続く