しまなみ海道を守っています。(パトロール編)
しまなみ海道を走行中に黄色のパトロールカーを皆さまも1度は見たことがあるのではないでしょうか。
この黄色のパトロールカーの中には、交通管理隊といってお客様の安全を守る仕事をしている社員が乗り込んでいます。
交通管理隊は24時間365日、しまなみ海道を巡回して道路・交通・気象等の状況に関する情報を収集し、お客様へ「安全・安心・快適」を提供するように努めています。
また、落下物、故障車、交通事故などの異常事態発生時には現場に急行し、交通規制、交通整理ならびに後続車両への注意喚起など、二次災害の防止にも努めています。
道路上での作業は非常に危険が伴い、常に状況は変化しています。あらゆる状況に備え、お客様の安全を守り、道路の安全かつ円滑な交通を確保するためには、迅速かつ適正に交通規制を実施しなければなりません。そのため、現場では監視員と作業員に役割を分担し、お互いに常に連携をとりながら、安全を最優先に作業をしています。
ここからは、様々な現場での事象を想定しての日々の訓練の様子を紹介します。
○路上障害物回収訓練
しまなみ海道では年間約1200件の路上障害物を回収しています。路上障害物にも様々な物があり、現場では、迅速かつ適切に回収する必要があります。
○規制訓練
事故や故障車などの路上トラブルが発生した際に、現場で安全かつ適正に交通規制を実施するため、警笛等を用いて常に連携をとりながら、あらゆる事象に即座に対応できるよう、作業手順や規制方法を確認しながら訓練をしています。
○旗振り訓練
通行車の方には注意を喚起、排除業者(JAF)などには誘導と、現場の安全を守るために旗振りをおこないますが、しっかり認識してもうために「ゆっくり、大きく、わかりやすく」旗を振る必要があります。
そのほかにも、しまなみ海道では対面通行区間が多く、橋梁部には原付道、自転車・歩行者道も備えています。毎日の巡回では、両方の道路を隊員2名の眼で常に異常がないか確認しています。
また、因島大橋では原付道、自転車・歩行者道が橋梁部の下にあり、原付バイクでの道路巡回を実施し異常がないか確認しています。
(因島大橋原付道道路巡回)
最後になりましたが、真夏になり、エアコンの使用量増加による車両の故障(オーバーヒートなど)が発生しやすくなります。トラブルの大半は出発前に基本的な点検をおこなうことで未然に防ぐことができます。しまなみ海道を安全・快適に走行していただくためにも事前の点検をお忘れなく。
万が一故障してしまった場合でも、交通管理隊が現場に急行しますので、慌てず、落ち着いて安全な場所へ避難し、道路緊急ダイヤル「♯9910」などを活用してください。
これからも、お客様への「安全・安心・快適」を提供できるよう日々業務に努めていきますのでよろしくお願いします。