来島海峡大橋「夕日ストライク」現地撮影会
瀬戸内しまなみ海道の来島海峡大橋は、世界初の三連吊橋として建設され、全長は約4kmであり、実は世界最大の吊橋である明石海峡大橋とほぼ同じ長さです。三つの吊橋が一直線につながっているため、それぞれの橋の主塔も遠近感をもって重なる人工的な造形美を提供しています。
その来島海峡大橋では、1年に2回だけ冬至(2018年は12月22日)前後およそ1か月の日に、橋の主塔の真ん中に沈みかける夕日が収まる様子を見ることが出来ます。
一年間の太陽が沈む方向は、日々変化していますので、太陽が沈む方向と橋の方角が一致して写真撮影ができる日を確認できるのが、下のグラフになります。
晴れて雲がなければ、来島海峡第一大橋の大島側2P主塔から今治側までの5本の主塔の真ん中にすっぽりと夕日が収まり、何ともいえない幻想的な景色を見ることができます。
今回は、5月に瀬戸内しまなみ海道が開通20周年を迎えることを記念して、11月と1月にそれぞれ2日間、「夕日ストライク」を狙って撮影会を実施しました。
11月は、報道機関の皆様をご案内して実施しましたが、1日目(11/21)は曇天、2日目(11/22)は晴れていたもののいよいよその瞬間、という時に雲がかかり、「夕日ストライク」を見ることはできませんでした。
1月は、今治地方観光協会のご協力により、カメラ愛好家の方々をご案内して撮影会を実施しました。
1日目(1/20)は天気が悪い予報だったため、撮影会は中止となりましたが、夕方に天気は回復したものの、西の空に雲が多く、「夕日ストライク」を見ることはできませんでした。
ちなみに当日、当社の社員が撮影した画像はこちらです。
直前までは少し期待は持てたのですが・・・
その瞬間は、夕日の下部が僅かに見えるに留まりました。
2日目(1/21)は晴天で、朝から期待が持てる1日となりました。
そしてその期待を裏切ることなく、これまで実施してきた撮影会で1、2を争うほどの素晴らしい「夕日ストライク」を見ることができました。
その時の画像がこちらです。
来島海峡第一大橋大島側主塔(2P)塔頂での撮影準備風景。
その瞬間を狙います。
まもなくその瞬間が訪れようとしています。
そして、主塔の枠をはみ出んばかりの「夕日ストライク」が決まりました。
「夕日ストライク」は、主塔の枠を野球のストライクゾーンに見立てて、丸い夕日(ボール)が収まる景色をとって、当社で名付けました。「ダイヤモンド富士」や「だるま夕日」のようにこの呼称が定着してくれればうれしく思います。
今回の「夕日ストライク」は、平成28年1月に見えて以来、3年ぶりにきれいに見ることができました。気まぐれなお天気に気をもみながら、次回の「夕日ストライク」を期待したいと思います。
なお、本四高速HPのフォトギャラリーのコーナーに、この「夕日ストライク」の写真があります。
→ https://www.jb-honshi.co.jp/customer_index/gallery/photo.html