伯方島料金所で防犯訓練を行いました
12月9日(水)、しまなみ海道伯方島料金所において、愛媛県警察伯方警察署にご指導いただき、防犯訓練を行いました。
この訓練は、年末は強盗事件が増加する傾向にあることから、料金所に関係する従事者の防犯意識の向上と事件発生時に適切な対応がとれるようにするためのものです。
訓練内容は、強盗に扮した伯方警察署の警察官2名が、一般客を装って料金所の窓口に現れ、料金所の収受員に事務室の窓口で道を尋ねるところから始まります。
収受員が、なかなか事務室の外に出ないため、しびれを切らした強盗は、「車をインターの脇に駐車したが大丈夫か見てくれ」と言って、まんまと収受員を事務室外へ連れだし、拳銃を突きつけました。そして、事務室内に残っている他の収受員にドアを開けさせ、料金所の責任者に現金を要求します。
強盗は、現金を奪い取った後に、拳銃で脅して、収受員達全員を壁に手をつかせた後に料金所の裏口から車で逃走しますが、この間、わずかに3分しかかかっておりません。
残された収受員達はすぐさま、緊急通報ボタンを押して警察へ通報する者、強盗の後を追って、カラーボール(色付きの液体が入った容器)を強盗めがけて投げつける者と、それぞれあらかじめ、決められた役割を果たします。
数分後、通報を受けた伯方署の警察官2名が料金所に駆けつけ、犯人の特徴や犯行の状況について、収受員達から事情聴取を行いました。
実地訓練の後、伯方警察署の方から訓練の講評と防犯指導があり、「まずは人命第一。その上で、犯人の身体的特徴を覚えることなどが重要である。」旨の講話がありました。
いつも驚かされるのは、犯人役の警察官の演技が見事で、見ている者も息を飲み、自らも脅されているような錯覚に陥り、身動きができない程の迫力満点の演技でした。
この後、料金所の駐車場にて、犯人に見立てたカラ-コ-ンめがけて、カラーボール(練習用)を投げる投擲訓練を行いました。
本四高速では、防犯意識の向上といざいう時の対応が、迅速にできるよう、このような防犯訓練を、毎年、実施しています。