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コース1
岡山県岡山市 〜 愛媛県今治市  
【移動距離】145km / 【移動時間】約2時間

 林原美術館  >   今治市河野美術館

個人コレクターの審美眼が生んだ名品揃いの美術館をめぐる

大名家の伝来品や優れた東洋古美術の宝庫

林原美術館

林原美術館
岡山城内堀の西隣に堂々と構える長屋門をくぐれば、林原美術館です。岡山を代表する実業家・林原一郎は文化への造詣が深く、いずれ美術館を作ろうと東洋古美術を精力的に収集。岡山藩主池田家の大名道具も一括して引き受けました。
林原美術館のコレクションはこの2つを柱にしていて、国宝3件、重要文化財26件を含む名品の宝庫です。桃山時代の華やかな能装束をはじめ、国内で唯一現存を確認されている完本の「平家物語絵巻」などの絵画、国宝の「太刀 銘 吉房」といった刀剣や刀装具など、時間を忘れて見入ってしまいます。さらに最近確認された「石谷家文書」も戦国時代の研究に欠かせないものとして注目を集めています。展示室で開かれるコンサートなどのイベントも盛りだくさんで、何度訪れても感動が色あせることはありません。
※展示物はテーマごとに入れ替えております。
  施設DATA
住所 〒700-0823 岡山県岡山市北区丸の内2-7-15
TEL 086-223-1733
開館時間 10時〜17時(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、展示替期間(不定期)
料金 企画展:一般500円、高校生300円、中学生以下無料
特別展・特別企画展:料金はその都度異なります。
その他 URL:http://www.hayashibara-museumofart.jp/
林原美術館のイメージ写真
中庭には珍しい茅葺き屋根の茶室もある
林原美術館のイメージ写真
池田家の歴代藩主は能楽をこよなく愛し、貴重な能装束や能面が多数残る
林原美術館のイメージ写真
岡山城二の丸の対面所跡にあり、戦災で焼け残った長屋門が美術館に風格を与えている
日本の多彩な美や文化に触れられる贅沢な空間

今治市河野美術館

今治市河野美術館
見るほどに味わいが深まる書、一瞬で画の世界に引き込まれる屏風…。 今治市の中心地にある河野美術館を巡れば、コレクションの素晴らしさと多彩さに魅了されます。
その数は一万点余りにのぼり、平安時代から現代にいたる画人、俳人、茶人、武将、政治家が遺した掛軸、屏風、古文書、原稿などが展示替えしながら披露されています。
松尾芭蕉、小林一茶、北原白秋、山田耕筰といった著名人の書、茶席に掛ける禅語の書、源氏物語の写本、土佐派や狩野派の屏風など、見ごたえたっぷり。加えて掛軸の形状の違いや、屏風の表具の美を楽しめるなど展示に工夫が盛り込まれ、観る面白さが倍増します。これらの作品を長年かけて収集した実業家の故 河野信一氏は、文化の振興を願い、出身地の今治市に寄贈しました。東京の河野邸にあった茶室も移築され、美を愛でながら豊かな気持ちに浸れます。
  施設DATA
住所 〒794-0042 愛媛県今治市旭町1-4-8
TEL 0898-23-3810
開館時間 9時〜17時
休館日 月曜日(祝日の場合は原則翌日)、12月29日~翌年1月3日
料金 大人 300円、大学生150円、高校生以下または18歳未満無料
その他 URL:http://museum.city.imabari.ehime.jp/kono/
今治市河野美術館のイメージ写真
1968年に「河野信一記念文化館」として開館。1988年に改築され、現代美術も展示できるようになった
今治市河野美術館のイメージ写真
千利休が豊臣秀吉をねぎらうために建てたという京都山崎の妙喜庵・待庵をそのまま写し建てたもの。ここで茶会も開かれる。
今治市河野美術館のイメージ写真

Access

【移動距離】145km / 【移動時間】約2時間
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