吹田市 村岡さん(女性)
訪問日:2009年8月22日小磯美術館を訪れたときのこと、警備員さんに、「おじょうさんですか?」と話しかけられました。
折りしも、目の前には「二人の少女」の絵があり、私ども夫婦は娘二人を連れておりました。「この絵のモデルは、小磯さんのおじょうさんなんですよ」と、すべての漢字にルビのふられた子ども用鑑賞ガイドを手渡してくださいました。
教えてもらえたことで、それまで神様みたいな存在だった画伯が、私の中で、同じ地平に立つPTA仲間ほどに親しく思われました。「こっちの写真より、アトリエのほうがハンサムですよ」警備員さんの言葉につられて、部屋を再現した場所へ向かいました。
書籍の並んだ棚や洋風な明るい室内を眺め、こういう環境で名画が描かれたのか、と大変興味深かったです。子ども用鑑賞チラシがあるところも、警備員さんの対応や建物の造りも、みなとても好印象で、またふらりと訪れたくなる美術館でした。