HOME > 美術館めぐり・モデルコース > モデルコース 8

コース8
香川県高松市 〜 高知県安芸郡  
【移動距離】174km / 【移動時間】約3時間20分

 四国村(四国民家博物館)  >   北川村「モネの庭」マルモッタン

心なごむ自然の中のミュージアム

四国各地の古民家が集結、日本の原風景に出会える

四国村(四国民家博物館)

四国村(四国民家博物館)
屋島の山麓にある四国村は、広い敷地に四国各地から移築された江戸から大正期の民家や伝統産業にまつわる建造物などが復元され、懐かしさに浸れる場所。3分の2サイズの「かずら橋」を渡れば、茅葺きの「小豆島農村歌舞伎舞台」や民家が現れます。山間部にあった「旧河野家住宅」はいろりや竹のすのこの床、土間に楮をむす窯があるのが特徴。太平洋の断崖下にあった漁師の家「旧吉野家住宅」には強風を防ぐ石垣があり、どの民家にも知恵が見られ感動します。珍しいのは円形の「砂糖しめ小屋」。サトウキビ搾汁のため牛が回って石臼を引いたことからその形になったとか。
 途中、安藤忠雄設計の「四国村ギャラリー」があり、モネやピカソ、オリエント美術などを堪能できるのも魅力。疲れたら古代ハスが咲く「染が滝」で一休み。豊かな自然の中で植物や虫と触れ合えるのも楽しみです。
  施設DATA
住所 〒761-0112 香川県高松市屋島中町91
TEL 087-843-3111
開館時間 8:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 年中無休
料金 一般1,000円、高校生600円、小・中学生400円
その他 URL:http://www.shikokumura.or.jp
四国村(四国民家博物館)のイメージ写真
小豆島農村歌舞伎舞台
四国村(四国民家博物館)のイメージ写真
四国に現存する円形の砂糖しめ小屋は四国村にある2棟のみ。柱には牛でこすられた跡が残る
四国村(四国民家博物館)のイメージ写真
敷地内にある建物のほとんどが国・県・市に指定、登録されている貴重な文化財
四国村(四国民家博物館)のイメージ写真
染が滝
四国村(四国民家博物館)のイメージ写真
四国村の夏の名物「古代ハス」。正午頃には花を閉じてしまうので見頃は午前中
四国村(四国民家博物館)のイメージ写真
こじんまりしたスペースの中に素晴らしい作品が並ぶ四国村ギャラリー
モネがつくり、作品に描いた、世界に2つしかない庭

北川村「モネの庭」マルモッタン

北川村「モネの庭」マルモッタン
光と色彩の画家クロード・モネ。半生を過ごしたフランス北部のジヴェルニーの自宅には、作品のモチーフとするために自ら造った庭があり、そこで数多くの名作を生み出しました。その庭の精神を高知の自然の中に再現したのが、北川村「モネの庭」マルモッタンです。
3つの庭からなり、代表作「睡蓮」の風景に出会えるのは「水の庭」。色とりどりの睡蓮や藤棚のある太鼓橋、木々の緑が水鏡に映り、息をのむような美しさです。モネが咲かせることができなかった熱帯性の青い睡蓮も温暖な気候の下で花開き、夢見た風景を眺められます。モネが決めた配色で花々が色彩のハーモニーを奏でているのは「花の庭」。「光の庭」では地中海を描いた作品からイメージをふくらませた風景が広がっています。見る場所や時間によって光や色彩が異なる表情を見せ、モネが愛した世界にどっぷり浸れます。
  施設DATA
住所 〒781-6441 高知県安芸郡北川村野友甲1100
TEL 0887-32-1233
開館時間 9:00~17:00(最終入園時間 16:30)
休館日 火曜日(祝日の場合は営業)、12/26~1/1、冬期にメンテナンス休園あり
料金 高校生以上700円、小・中学生300円
その他 URL:http://www.kjmonet.jp/
北川村「モネの庭」マルモッタンのイメージ写真
週一回花がらつみや葉を間引きし、輝くような水鏡や睡蓮の形を整える。浮世絵に影響を受けたモネは太鼓橋など日本のイメージを取り入れた
北川村「モネの庭」マルモッタンのイメージ写真
高知の山などを借景に地中海の乾いた風景を創出した光の庭
北川村「モネの庭」マルモッタンのイメージ写真
白・赤・黄・ピンクの睡蓮に、6月下旬から10月頃までモネが夢見た青い睡蓮が加わる。花は午後には閉じるので午前中の来園がおすすめ
北川村「モネの庭」マルモッタンのイメージ写真
北川村の熱意がモネ財団の心を動かし、本家の庭園管理責任者の監修・指導の下で庭づくりを進めた
北川村「モネの庭」マルモッタンのイメージ写真
モネグッズやガーデニンググッズが豊富に揃うショップ。ギャラリーではモネの名画の復製や園内の写真などを展示

Access

【移動距離】174km / 【移動時間】約3時間20分
ルートマップ