香川県仲多度郡

入母屋造、檜皮葺で、萬治年間(1658-1660)の建築です。金毘羅大権現に奉仕する別当金光院が、諸儀式や参拝に訪れた人々との応接の場として用いた客殿でした。建物は、内部の五間に描かれた円山応挙による「鶴の間」「虎の間」「七賢の間」「山水の間」の障壁画とともに、重要文化財に指定されています。円山応挙の障壁画はすべて、応挙晩年にあたる天明から寛政年間にかけての秀作であり、三井家から資金援助を得て京都で制作したといわれています。また、明治の歴史画家邨田丹陵も二間の障壁画を担当しており、表玄関には森寛斎の障壁画があります。

「表書院」の見どころ
表書院にある部屋の襖絵は円山応挙が描いたものです。「鶴の間」「虎の間」は応挙の全盛期である天明7年(1787年)に描かれたものであり、「七賢の間」「山水の間」は寛政6年(1794年)の応挙の晩年のころの作品です。「山水の間」の「瀑布古松図」は応挙の山水画の中でも、大作といわれています。
所在地 | 〒766-8501 香川県仲多度郡琴平町892-1 金刀比羅宮社務所 |
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TEL | 0877-75-2121 |
Webサイト | http://www.konpira.or.jp/museum/shoin/drawing-room_2015.html |
観覧料 | 一般800円、高・大生400円、中学生以下無料 |
割引券 ご利用特典 |
2割引(例:大人800円が640円) ※入館料はそれぞれ必要です ※割引券についてはこちらをご覧ください。 |
休館日 | 無休(企画展などのため予告なく休館することがあります) |
開館時間 | 8:30~17:00(入場は16:30まで) |
アクセス | 【お車でお越しの場合】 瀬戸中央自動車道坂出ICより約30分 高松自動車道善通寺ICより約15分 【公共交通機関でお越しの場合】 「参道入口」まで、JR琴平駅下車徒歩20分、琴電琴平駅下車徒歩約15分 【駐車場】 許可車両以外、車両は境内に入れません。町営駐車場などをご利用ください。 |