HOME > せとうち美術館サミット > 第7回せとうち美術館サミット特別講演

せとうち美術館サミット活動記録

第7回せとうち美術館サミット特別講演

「せとうち美術館サミット」は、『せとうち美術館ネットワーク』参加施設の代表者及びアドバイザーである学識経験者が、新規事業や美術館が日頃から取り組んでいる美術教育普及等について意見交換を行う定時総会です。

平成27年度の「せとうち美術館サミット」を岡山市内で開催いたしました。

サミットでは、『せとうち美術館ネットワーク』の事業報告を行ったあと、参加施設を代表し、明石市立文化博物館より、平成27年夏に実施した「橋を渡って親子でアート鑑賞」について事例紹介をいただくなど、活発な意見交換を行いました。またアドバイザーからは、「せとうち美術館ネットワーク事業」の改善点などについてご提言をいただくなど、非常に意義のあるサミットになりました。


「せとうち美術館サミット」の様子

また、サミットの開催にあわせて、特別講演会も毎回開催しています。 今回もサミット開催日と同日の平成27年12月6日(日)に、岡山県立美術館において、せとうち美術館ネットワーク特別講演会を開催しました。

特別講演会には、当ネットワークが取り組んでいる美術教育普及をPRするため、教育関係者をはじめとして一般の方々にも参加を呼びかけ、ネットワーク参加美術館等の代表者、アドバイザーの学識経験者を含め、約120名に聴講していただきました。

今回の講演講師は、川崎市岡本太郎美術館 学芸担当課長 仲野 泰生氏と、横浜国立大学 教育人間科学部教授 渡辺 邦夫氏のお二方をお招きし、美術教育普及などの内容で、それぞれご講演いただきました。

『岡本太郎美術館のこれまでとこれから-美術館の可能性をめぐって』

川崎市岡本太郎美術館 学芸担当課長 仲野 泰生氏からは、『岡本太郎美術館のこれまでとこれから-美術館の可能性をめぐって-』と題し、川崎市岡本太郎美術館の誕生までの秘話や、今まで知られていなかった岡本太郎のフランス留学時代の足跡を明らかにした取り組みをご紹介いただきました。また、岡本太郎没後も、新しいアーティストを育成する美術館として「TARO賞」を創設するなど、アーティストに活動の場を提供する取り組みもご紹介していただきました。

>>当日の配付資料

『~Design デザインの喜び「美を創造する為の美」~』

横浜国立大学 教育人間科学部教授 渡辺 邦夫 氏からは、『~Design デザインの喜び「美を創造する為の美」~』と題し、「デザインとは何か」や「横浜市交通局の環境デザインバス「海バス」」の制作秘話などをご紹介していただきました。また、混色の作り方など色彩の基礎が学習できる絵の具[ARTEO](アルテオ)をご自身で開発されるなど、美術教育普及にも取り組んでおられる事例もご紹介いただきました。

>>当日の配布資料

>>当日の講演資料


特別講演会の様子


特別講演会の様子