「こんな自然に恵まれたのどかな場所に綺麗で作品にも恵まれた美術館があったのか！」と驚きました。神戸からの単身赴任で愛媛県に暮らしていた時の出来事でした。尾道からしまなみ海道経由の帰りに立ち寄った今治市中心街の河野美術館の受付。「玉川の美術館は良いですよ・・・少し田舎ですが時間があればどうぞ」計画外で躊躇しながらも教えられたとおりに道を行くと、どんどん田舎になり、田畑と古民家が広がる日本のふるさとの風景、途中不安になりだした頃に看板を見つけて、ほっとひと安心。近くには(鈍川)温泉まであるとか・・・恐る恐る入館すると、これまた一転、都会的な美術館、受付の女性も親切で「どうぞごゆっくりしていってください」週末ながら入館者は他2名、静かでゆったりと鑑賞できました。1階奥には周辺景色が一望できる大パノラマ席と美術雑誌も用意されており、都会の喧騒から離れて癒される贅沢な時間を過ごさせてもらいました。