橋のみえる丘ギャラリー(淡路SA上り)
淡路サービスエリア(上り)の、「橋のみえる丘ギャラリー」では、「橋のみえる丘絵画賞」の入賞作品を展示しています。
現在展示している作品は、「瀬戸内と旅」をイメージして描かれた、第6回橋のみえる丘絵画賞の入賞作品5点です。
淡路サービスエリアにお越しの際は、橋のみえる丘ギャラリーで、瀬戸内海の魅力あふれる作品の競演をお楽しみください。
橋のみえる丘ギャラリー
第6回 橋のみえる丘絵画賞
審査員 | 大阪芸術大学教授 泉谷 淑夫氏 |
鳴門教育大学名誉教授 山木 朝彦氏 | |
主催者側役員2名 | |
応募点数 | 48点 |
審査員を代表して大阪藝術大学泉谷教授からの総評
今回は全体的に応募作品のレベルが高く、充実した作品が多かったため、審査は激戦となった。それなのに5点しか選べないのは何とも心苦しいし、応募者に申し訳ない気持ちでいっぱいである。最終的に入賞作と入賞候補作を分けたものは、主題の明確さ、発想の新鮮さ、画面の間作りであったように思われる。一生懸命描きこむだけでは、密度は増しても息苦しくなってしまう。野球の投球術でよく言われるような「緩急」が、やはり絵画の画面作りでも求められるのである。それにしてもこのコンクール、6回目を迎えての充実ぶりは、今後の展開をますます楽しみにさせるものである。
入賞作品
入賞候補作
惜しくも入賞を逃したものの、入賞作に引けをとらない出来であった入賞候補作を紹介します。
審査員 | 大阪芸術大学教授 泉谷 淑夫氏 |
鳴門教育大学大学院教授 山木 朝彦氏 | |
主催者側役員2名 | |
応募点数 | 43点 |
審査員からの総評
今回はコロナ騒動の中の募集にも関わらず、43点という応募があったことに、まず感謝したいと思います。また応募作の内容も充実していましたので、審査は厳しいものとなりました。テーマをどう捉えるかによって出来上がる作品も様々ですが、やはり大切なのは個性。テーマをいかに自分に引き寄せて解釈し、いかに自分らしい描き方で作品にしていくかが問われます。そういう意味で今回の入賞作5点は、いずれも個性豊かで造形作品としての力強さを備えていました。また入賞候補作も評価は紙一重で、入賞作に引けを取らない出来であったと思います。
入賞作品
第5回記念賞 「橋が見えたよ」
入賞候補作
惜しくも入賞を逃したものの、入賞作に引けをとらない出来であったとして、入賞候補作を紹介します。
第4回 橋のみえる丘絵画賞※クリックで開閉します
審査員 | 大阪芸術大学教授 泉谷 淑夫氏 |
鳴門教育大学大学院教授 山木 朝彦氏 | |
主催者側役員2名 | |
応募点数 | 15点 |
審査員からの総評
前回の作品応募数急増から一転、今回は残念なことに以前の控えめな応募数となり、作品の質が心配されましたが、さすがに入賞した5点は、どれも個性と確かな技量に裏打ちされた力作ぞろいで、このコンクールのレベルが保たれたことは嬉しい限りです。橋のみえる丘絵画賞は、1年間屋外展示の5点のみ入賞、しかも入賞賞金が公平に各10万円というユニークなコンクールです。瀬戸内海という美しい自然とそこに架かる力強い人工の橋、そして両者がつくる絶妙のバランス。この類稀な環境への思いを絵筆に託して、ぜひこのコンクールにチャレンジしてみてください。力作をお待ちしています。
入賞作品
第3回 橋のみえる丘絵画賞※クリックで開閉します
審査員 | 大阪芸術大学教授 泉谷 淑夫氏 |
鳴門教育大学大学院教授 山木 朝彦氏 | |
主催者側役員2名 | |
応募点数 | 70点 |
審査員からの総評
今回は応募点数が大幅に伸びた関係で力作・秀作が多く、それだけ審査は激戦となった。一次審査で15点までに絞ったが、入賞候補作はどれも魅力を持っていて、甲乙つけがたい内容であった。そんな中、最終的に残った5点はすべて複数の審査員が推した作品なので、入賞にふさわしいと判断された。審査後に入賞作家の年齢を調べると、高校生や大学生を含む若い人ばかりで、最近「元気がない」と言われたりもする若い人たちのポテンシャルを公平な審査で証明することができ、これも今回の収穫であった。
入賞作品
入賞候補作
第2回 橋のみえる丘絵画賞※クリックで開閉します
審査員 | 岡山大学大学院教授 泉谷 淑夫氏 |
鳴門教育大学大学院教授 山木 朝彦氏 | |
主催者側役員2名 | |
応募点数 | 17点 |
審査員からの総評
このコンクールは多様な表現傾向を受け入れています。選考基準も技術の巧拙だけではありません。「島をつなぐ橋」や「瀬戸内海」というモチーフから、どれくらい感性豊かな作品を生み出せるか、作者の思いが的確に画面に表れているかを評価しています。その結果、今年も内容的にも技法的にも個性豊かな作品が選ばれました。これら5点の作品が持つメッセージが、「人と海」「人と橋」の関係を、多くの人に考えさせる契機となってくれることを願います。
入賞作品
第1回 橋のみえる丘絵画賞※クリックで開閉します
審査員 | 岡山大学大学院教授 泉谷 淑夫氏 |
鳴門教育大学大学院教授 山木 朝彦氏 | |
主催者側役員2名 | |
応募点数 | 17点 |
審査員からの総評
入賞者5名が、それぞれのアプローチで明石海峡大橋と海の魅力を表現しています。
絵を描くことで大事なことは、独自の視点を持つことです。その視点から描くことで、描かれたものが新鮮に見えて、魅力が生まれます。
それぞれがそれを感じさせてくれるすばらしい作品だと思います。
入賞作品